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生きる。  作者: 泉 紅湊
2/8

教室

物は皆が興味を持つ。


当然競争が始まり幼稚園の先生がバスケットを園児の前の床に置いた瞬間から餌に飛びつくハイエナのように我先にと園児は物に飛びつく。


当然、貴人もその一人である。


しかし悲しいがな最初に手に取った園児が目当ての物を取ったのも束の間「寄こせ」と一言聞こえたが最後その子が取ったミニカーは既に手から姿を消している。


そうそのミニカーは今はもうクラス一の腕力のある男の中なのだから。


貴人も最初はこのオモチャ争奪戦に加わっていたのだが数日間ともこの男が皆が望む物をどんな形であれ手にしていることを目にして、あの叩かれ押し合う中に身を投じるのは気が進むものではなかった。


普通そんなことが続けば本来、先生が止めに入り皆んなで仲良く遊びましょうが一般的なのかもしれない。


しかし、朝の会議があるのか先生は作業の一つをこなすかのように9時ちょうどにバスケットを床に置くと我関せずと教室から出て行ってしまうのだ。


その際、教室内には

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