永遠にド底辺未満であり続ける無能作者の7人
小説界に本編の7人のようなクズはいないはずだ。
「貴様ら。なぜ呼び出されたか分かるか?」
作者である自分達が呼び出された理由。さっぱり分からない。もしかして、0ポイントの小説にポイントを付けてくれるとかかな!?
「俺が貴様らを呼び出した理由。それは貴様らが【永遠にド底辺未満であり続ける無能作者】だからだ!」
……は、はぁ!? 自分たちが【永遠にド底辺未満であり続ける無能作者】!? そんなわけ無い! 他の6人はそうかもしれないけど自分だけは絶体に違う!
「エルサキン。貴様は連載小説を複数書いていたようだな」
エルサキン。集まった7人のうちの1人だ。
「…そうだけど」
「はっきり言おう! 貴様は連載小説を頑張って作っている作者様を嘗めている!」
「はぁ?」
「理由は簡単だ。貴様は連載小説の第1話の地点でポイントが付いてなかったらその連載小説をエタったり、次話を適当に書いて完結させた。どう考えても頑張っている作者様を嘗めているではないか!」
「そ……それは……ポイントがないゴミを頑張って作るなんて時間の無駄だと思って……」
「そうか。そんな考えを持っていたとはな。貴様は作者失格だ! 消えろぉぉぉ!!」
「えっ!?」
次の瞬間、エルサキンの頭にたらいが落ちてきた。たらいの素晴らしい音と共にエルサキンは倒れた。
いたそー。だけど自業自得だな。折角の始めた連載をポイントが0ってだけでで切るなんて馬鹿だろ!
「エスタドン。貴様は連載小説のために膨大なプロットを用意していたようだな」
エスタドン。集まった7人のうちの1人だ。
「その通りです!」
「返事は良いな。だがはっきり言おう! 貴様はエルサキンよりも悪い!」
「なんだと!? 僕がエルサキンよりも悪い奴なわけないだろ!」
「いや、貴様はエルサキンよりも悪い。理由は簡単だ。貴様は折角膨大なプロットを作ったのに自身に文章力が絶望的に無い事を知って、プロットな書いた事を適当に使ってゴミレベルの連載小説を作った! これは頑張っている作者様への冒涜だ!!」
「っ!? ……プロットに書いた事を全て…」
「全て使いたかっただと? それであんなゴミを作ってはなんの意味も無いだろう!!」
「だ、だって文章力が!」
「ならば一般小説やライトノベルを読んで学べばよかった! そもそも! 一般小説やライトノベルを買わずともネットの小説を読めば学べたはずだ! だが貴様はそれをしなかった」
「…よ、読めば……よかった……」
「分かったようだな。ならば失せろぉぉぉ!!」
「そんなっ!?」
次の瞬間、エスタドンの頭に熱湯が落ちてきた。熱湯がかかってエスタドンは跳ね回っていた。
あつそー。でも自業自得だな。プロット作ったんならちゃんとした小説執筆しろっての!
「ゼルネムン。貴様は連載小説と短編小説を結構な数作ったようだな」
ゼルネムン。集まった7人の1人だ。
「そうですが?」
「そんな貴様にはっきり言おう! 貴様はエルサキンとエスタドンよりも悪い!」
「なにぃ!? ふざけるな! 俺がこいつらより悪いなんてあり得ない! すぐに取り消せ!!」
「それはできない。貴様はエルサキンとエスタドンよりも悪い。いや、この中で2番目に悪い!」
「違う違う!! 俺はたくさんの小説を作った! 一番良い作者だ!」
「貴様が何度抗おうと貴様がこの中で2番目に悪い事に変わりはない。理由は簡単だ。貴様は自身の0ポイントの小説を容赦なく削除した。ポイントを得られなかった小説はゴミクズということで削除した! 0ポイントの小説に作品としての価値は無いと言っているような物だ!」
「……仕方ないだろ。だって…あんなゴミクズ残してても目障りなだけなんだから。嫌な感じしかしなくて気持ち悪いし」
「ほう。そんな考えを持っていたか。0ポイントなのを作品のせいにしている。やはり貴様は底辺で頑張る作者様の敵、いや、全作者様の敵だ! 滅してやろう!!」
「ざけんな!! 俺は悪くない! 悪いのは作品とポイントを付けてくれな――」
ゼルネムンの発言を途中で遮るように、冷水がゼルネムンの頭に落ちてきた。ゼルネムンはキチガイみたいな声を上げて発狂していた。
うわぁ冷たそー。まぁ自業自得だけど。自分の非を認めないあたり、あいつクズだわ!
「ホスラフン。貴様はヤンデレヒロインの小説を作ったようだな」
ホスラフン。集まった7人のうちの1人だ。
「そうっすね」
「はっきり言おう! 貴様が作ったヤンデレヒロインは単調すぎる!」
「……どこが?」
「主人公が他の女と関わりを持っている事を知ったとたん不機嫌になるのはまだ分かる。だが、ヤンデレヒロインが複数いるのに全員揃いも揃って同じタイミングで不機嫌になるヒロインばかり! ヤンデレの事をほとんど理解していないと見える!」
「……あのなぁ。理想的なヤンデレヒロインを書くのって難しいんだぞ?」
「そんなしょうもない言い訳などいらん! 魅力の無いヤンデレなどただのキチガイに過ぎない! 頭の悪い貴様を壊してやろう!!」
「は? この馬鹿3人みたいにお仕置きすんの? ふざけ――」
ホスラフンの発言を遮るように、激臭空気砲がホスラフンの頭に落ちてきた。ホスラフンを酷い変顔になって倒れた。
臭そー。まぁヤンデレじゃなくてキチガイ書いた地点であぁなっても無理無いわ!
「スモルツン。貴様はとびっきりのクズが主人公の小説を作ったようだな」
スモルツン。集まった7人のうちの1人だ。
「うん」
「はっきり言っておく。この主人公はそこまでクズではない! クズなのは貴様だ!」
「え? 何言ってんの。馬鹿じゃないの? こっちのどこがクズなんだ?」
「自覚も無いか。この主人公は貴様自身だろ?」
「……は? そんなわけないだろ! こっちはこんなクズじゃない!」
「いや、クズだ。貴様は女性から好意のアプローチに対してキチガイレベルの罵倒をした。女性の心をズタズタにするほどの罵倒をした!」
「は? 気持ち悪いんだから罵倒して何が悪い」
「そんな考えを持っていても自分はクズじゃないと言うのか?」
「クズじゃない。馬鹿な女にも理解できるように罵倒しただけ。当然の事をしたまでだ」
「貴様は作者様どころか全ての女性の敵だ。落ちろ!!」
「馬鹿な女に気持ち悪い事を言われた事の無いお前らには分か――」
スモルツンの発言を遮るように、エロ本がスモルツンの頭に落ちてきた。スモルツンはエロ本を読んでスモルツンの汚物を元気にした。
キモッ!! クズじゃなくてゴミクズやろあいつ!
「バアテルン。貴様はクソゴミを作ったようだな」
バアテルン。集まった7人のうちの1人だ。
「はいはい作りました。とびっきりのクソゴミ作りましたぁ」
「自覚があるところは他のクズ共よりマシと言ったところか。貴様は大体の読者様が何を求めているかも考えず、流行に乗ろうとした小説を作った。しかし、ポイントは無く、PVも一桁止まりとなってから時間の無駄ということで書いていた続きの部分を消した。そう、完全にエタったのだ」
「そうですよ。あんなクソゴミを作り続けるなんて絶対無理」
「だが、1話の地点ではポイントはほとんどの場合付かないもの。PVだって少ないものだ。だが、貴様は1話の地点でポイントが無い、PVが少ないということで執筆をやめた。エルサキンと全く変わらない」
「はいはいそうですよ。このクズと同じですよぉ」
「貴様も作者失格だ! 殺してやろう!!」
「あっそ」
次の瞬間、バアテルンの頭に変なの(アニメとかでよくある壊滅的に料理ができないキャラが作ったスープ的な物)が落ちてきた。変なのがかかってバアテルンはゲロを吐いた。
きたねー。うわ! くっさ! はよどっか行け!
「最後に、カウテルン。貴様はこの中で1番悪い作者だ!」
カウテルン。集まった7人のうちの1人。自分のユーザーネームである。
「……え? えぇっ!? ちょっと待ってくれ!! じ、自分が1番悪い!!?」
「貴様。ゼルネムンがこの中で2番目に悪い作者という事で1番悪いのは誰なのかと考えなかったのか?」
「あっ!! ……それが…自分」
「そうだ」
「理由を聞かせてくれよ!! なんで自分がこの中で1番悪い作者なのかを!」
「貴様の作者様を嘗めた行為はこの6人とは尋常じゃないからだ」
「はい!? 具体的に言ってくれ!!」
「貴様は自作をクソゴミというのをなろうで投稿した上Twitterにツイートした! そしてボロカス言ったあげく、自作をゴミ箱に捨てるかのように削除した! さらに! ポイントやPVの数の少なさで連載小説をエタった! さらにさらに! 小説を書く上であらゆる知識不足がありながら自分は有望なのだとイキりまくる始末! そう! 貴様は全ての人間にとって大事な努力というものをゴミのように扱った! 貴様は作者様どころか全人類の敵! 全人類の忌むべき存在! 異端者! 邪魔者! 大災厄!」
「…………」
「死ね。死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「……うわぁぁぁぁぁぁ!! 嫌だ! 嫌だぁぁぁぁ!! こんな奴らみたいになりたくない!! なりたくない!! なりた――」
自分の発言を遮るように、ヤクザみたいな男達が現れ、自分を集団リンチにした。殴られ蹴られを繰り返され、自分は気絶した。
……自分は悪くない。悪く……ない。
「【永遠にド底辺未満であり続ける無能作者】。貴様らに作者の資格は無い」
読んでいただきありがとうございました。
この7人に該当しない作者様になってください。