表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

心見る事をここに試みた心ない者

作者: 立花葵

 私は世紀の大発明をしたのです。

 それは『心』を見る事が出来ます。


 紳士淑女の皆々様方、まず私は質問します。

『心』はどこにあると思いますか。


 なるほど。

 胸のあたりだと考える人が多いようです。

 素敵な恋愛や英雄譚で胸は高鳴りますし、時の止まった者が物言う事はありませんからね。

 頭にあると言う人もいるようです。

 きっと聡明な方なのでしょう。人の感情は脳が生み出す電気信号に過ぎません。それが『心』だと言うのも頷けます。


 ただ、どちらも正解であるとも言えますし、間違いだとも言えます。


 なぜか。

 一つ例を挙げてみますね。


 貴方が大切な人に贈り物を用意するとします。

 素敵な品物を準備する事でしょう。

 箱は上質な紙で包まれ、美しく飾り付けられるはずです。


 これは『心』のこもった温かい贈り物ではありませんか?

 そこには心臓も脳もありません。ですが我々は感じる事が出来るのです。

 ここには確かに『心』が存在すると。


 そろそろ『心』が少し理解出来たでしょうか。

 我々は『心』を見つけようとした時、その時に初めて『心』が見えるのです。


 御託はいいからさっさとその発明を見せてみろ?

 わかりました。

 このすぐ下に『心』はあります。



 ここ。



 どうです?見えました?

 馬鹿にしているのかですって?

 おや。

 私の『心』が見られてしまったようです。


 ですが、全てに『心』がこもっています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 最後の文がいいですね! 書いて下さりありがとうございました。
2020/02/06 18:09 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ