表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
北朝鮮攻撃作戦  作者: 石崎蒼次郎
6/6

日本海海戦の前夜

      

通信班の一人が艦橋に血相を変えて飛び込んできた。

「緊急電であります、たった今アメリカ軍のグローバルホークが北朝鮮の小型艦艇やく80隻を発見したとのことです。

予想では、明日の0030には日本領海に到達するとのことです。」

 桜井をはじめそこにいた参謀たちは驚きを隠せなかった。

なぜなら、いままでの数々の海戦において北朝鮮艦隊は戦力の70パーセントを消費したはずだったし、

北朝鮮本土の戦闘艦をかき集めたとしてもそこまで集まらないはずだからである。

 それに、本土防衛のための艦艇も必要だったためなお、艦艇はあつまらないはずである。

 しばしの沈黙の後、桜井はいった。

 「敵さんも大型にこだわるのをやめたようだな。たしかに小型艦は耐久性はないしかし、速度や旋回性能は我々のどの艦よりも上だ、今回はやっかいな戦いになりそうだな。」

 桜井の言葉は実に重かった。

 グローバルホークの情報によると大体がミサイル艦だ、たしかに対ミサイル装備は各艦にしているが

これだけの数だ全てを防ぐのは難しい。

 そのような不安を抱きながら作戦会議がはじまった。

 桜井は、北朝鮮のミサイル艦隊の侵入予想海域をさしながらいった。

 「0030よりこの海域で海戦を交えるだろう、そこで敵の性質から考えて各艦距離をとった状態で陣形をとる。そして、敵のミサイルを迎撃・回避しながら主砲で敵艦隊をせん滅する、尚今回は

 対空ミサイルを少し出雲でおろしミサイル迎撃装備をのせ海域に出向する。0000から、その間予想海域に移動しつつ各乗員に休憩を取らせる。」


 乗員たちはもしかしたら最後になるかもしれない食事をとった、もうすでに各艦長から厳しい戦いになると聞いていたため、遺書を書くものもいた。

 一方、扶桑艦橋では桜井がグローバルホークからの情報の報告書を読んでいた。

 予想通りに北朝鮮軍は予想海域に向かっていた。

 桜井は海戦中に集中力が途絶えるのをおそれ、指令室で仮眠をとった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ