第2話回想~どの過ぎたいたずら~
続きです。
スサノヲが・・・・・彼が来てからどれだけの時が過ぎたのだろう、私の元には彼に対する苦情が国土全域から押し寄せていたのだ。
そう、彼はここに来てからというものやりたい放題にしていて他の神々はそんな彼をよく思っていなかった。
ある日は田の畔を壊して溝を埋めたり、時には御殿に糞を撒き散らしたり、彼は毎日のようにいたずらをして高天原の神々を困らせていた。
「アマテラス様、スサノヲをなんとかしてください、あやつのいたずらにはもう限界です!!そもそもここ高天原はアマテラス様の管轄、あやつに好き勝手させてはなりません!!」
高天原の神々はそう私に言い放った。私は心底困り果てた末、皆に言った。
「彼の行動は考えがあっての行動なのです、皆つらいでしょうが我慢してください。」
私がそういうと神々はしぶしぶ戻っていった。
どんなことをしようと彼は私の弟なのだ、そして誓約をしていることもあり庇わないわけにはいかない。私の心労は広がるばかりだった。
それからしばらくしてあの事件が起きたのだ。私の心労が限界に達し、この岩戸に引きこもる原因になったあの事件が。
私はいつものように神に奉げる衣を織るために機織の場へ行き、天の服織女とともに衣を織っていた。
その最中、皮を剥がされた馬が屋根から落ちてきたのだ。それに驚いた天の服織女に梭が刺さって死んでしまい、それが後にスサノヲによるいたずらだとわかったのだ。
私はひどく悲しみ、ひどく後悔をした。私がしっかりスサノヲに物事をはっきり言えてたら・・・・そう思うとどんどん自分を追い込むことだけを考えていた。
そして私は引きこもった。この天岩戸に。
どうもネコナベです。実はこの小説、あまり考えないで思いついたことをさっさと書いてるせいか製作時間、内容ともにたいしたことなかったりします。
最初のうちだし今後どうするか考えていけばいいんじゃね?とか思ってたりもします。生暖かくみまもってください^^;