第88話 新人入会
ちょっと構想の練り直し中です。
「エルメダスです、よろしくお願いします。」
「ミッターマイヤー、よろしく!」
「エリカです、よろしくお願いします」
「クウネルアソブといいます。」
ミッターマイヤーさんて帝国軍の?
「やっぱり判りますか?」
えぇ、俺もあの世代ですので。(笑)
本日新規プレイヤー中4名が闘猫旅団に入ってきた。
4人ともカナの大学の友人らしい。
それで今日はどうするんだ?
カナに聞くと少し考え込んで答えた。
「お姉ちゃんは昼間はヒカリちゃん達といつものようにパーティ組むでしょ?」
あぁ、それで新しい街まで進出してみようと思う。
今回はエリアボスがいないらしいからな。
「だから午前中に残りのメンバーで4人達をエリアボス戦につれていくわ。エリーゼにいけるようになっているとスキル上げ楽だしね。」
了解。
カナ達も新しい武器があるから楽に越えられるだろう。
そうだ、今日の夕方までやってみてやりたい戦闘スキルが決まったら教えてくれ。
それにあわせた装備を明日にでも作るから。
「いいんですか?」
エルメダスの問いに俺は答える。
かまわんよ、今回のバージョンアップで設置された遺跡都市は結構厄介らしくてな・・・。
戦力は多いほどいいんだ。
カナもそのあたり睨んでいきなりボス連れて行くんだろうから。
カナ、彼らの操作訓練兼ねてある程度は草原で慣れてから行けよ?
「わかっているわ、お姉ちゃんもほうも情報よろしくね、ミルシャに行くだけでなんか苦労しているみたいだし。」
そりゃ、MPの回復が追いつかないんだろう。
「え?」
俺まだ店も再開してないしギルドショップにも出してないから。
「うわ・・・お姉ちゃん怒らせるとたち悪いね・・・」
元からいるメンバーはドン引き、新しいメンバーは頭の上に?を浮かべている。
「あんな・・・今MP回復する薬を売っているのはランさんだけなんだ。他の人も、もしかしたら作れる人はいるかもしれないんだが少なくとも販売しているのは今のとこランさんだけ。」
「なぜ売るのやめているの?」
「先週なんだが、ちょっとしたイベントがあってそこでランさんがとんでもない性能の自作の武器防具を見せたんだよ、そしたら自分の分も作ってくれって感じで店にたくさんの人が押しかけてきたんだ。」
「そうそう、でもランさんの店はアイテムショップだから武器や防具の製作依頼は受けてませんといったら大暴動・・・結局落ち着くまでということでランさん店閉めちゃったのよ。」
「それでランさんの店やここのギルドショップでしか手に入らないMPポーションが一切手に入らなくなったというわけ、しかもランさん怒っちゃってさギルドショップの商品も全部引いちゃったから今は売っているところないのですよ。」
「公式掲示板でも問題になったけどなにより押しかけて作らないという商品を無理やり作らせようとさせた人たちが悪いという流れになってね、今回の件で職人達を下に見てたプレイヤーも職人達を怒らせたらどうなるか理解したみたい。」
「このゲームは職人達の作る製品で成り立っているところがある。NPC店の製品だけじゃ絶対対応できない作りなんだ。ましてや高性能品欲しければプレイヤーの職人に作ってもらうしかない。これは消耗品もそうなんだ、一部の職人がオリジナルで作ったものが便利なものだとそれがなくなるだけで攻略にまで影響が出る。」
「今回は現在唯一のMPポーションが作れるランさんを怒らせたおかげでMPポーションが市場から消えてバージョンアップの新エリアに対応できなくなっているんだ。」
はい、元からいるメンバーのご説明でした。
もっとも他の人もそろそろ作れてもおかしくないと思うんだがな・・・。
他の錬金術師もしかしてつぶしてしまったか?
いやいや・・・通常のポーションやハイポーションは他の職人も作っているんだからね・・・。
なんでMPポーションだけ・・・・???
まぁ、いい・・・俺はヒカリちゃんたちのところに行ってくるよ。
冒険者ギルドの前でヒカリちゃん達5人と合流。
(ここからいつものようにver3ヒカリちゃんPT用口調に変更)
では、まずグランドクエストを受けてくるとしますのです。
「「「「は~い!」」」」
カウンターのお姉さんに話しかけるとグランドミッションが開始されました。
ピンポーン
『【グランドミッション第2章第1部 過去からの伝言】が発生しました!』
はいはいミッション発生と・・・してお姉さんの要求はと・・・
「最近王国定期便が盗賊達に襲われていてね・・・君達が以前解決してくれたんだけど負傷者が多くてこちらに人が回せないらしいのそれで悪いんだけど「遺跡都市ミルシャ」の冒険者ギルドまでこの手紙届けてほしいんだ・・・頼めるかな?」
はい、いいですよ。
【大事なもの:冒険者ギルドの手紙】を手に入れた。
ついでに途中の道で出るというモンスターの討伐依頼を3つほどヒカリちゃんたちにもうけてもらい出発することに。
ちなみにまわりの視線が痛いです・・・。
いかにも・・・売ってくれ~と言いたいそうな・・・。
えぇ、作りませんよ?MPポーションはしばらく我慢しなさい。
ちなみにみんなの見ている前でヒカリちゃん達にそれぞれMPポーション50本ずつトレードしました。
はい、一種の見せつけです。
それでは、まずモンスターの巣窟の山越えから逝くのです!・・・ちがった・・・行くのです!
少し書きながら気に食わないところが多いので第4章全部書き直しをしています。
しばらくの間、更新日数が飛び飛びになります。
05/31 誤字脱字修正




