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One in the WORLD  作者: 黒鷹
第3章 武踏会
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第78話 パーティ戦本戦 ④

色々なところで地が出いるキャラが多いな・・・。

ところでランさんや・・・本当に君は人間か?

クガーーーーーー!!


今俺はリングを降りたすぐのところでカナにコブラツイストを極められています。

ア、アバラが・・・背骨が・・・折れる折れる折れる・・・。


「おねえは【味方殺しのカ○ジン】か~~!」


殺してない!むしろ回復させただろうが!


「問答無用!!」


アバラが、背骨が・・・な、中身が・・・出・・・る・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「やりすぎたかしら?」


力抜けてカナにぶら下がるようにランは気を失っていた。


「しかたないな・・・」


そのままランを片手で引きずって行き通路に退場するカナ。


『えっと、あの・・・試合開始しても良いですか?』


審判の声が会場にこだまする。

カナのコブラツイストは選手どころか観客一同の注目を浴びみんな顔を青くしていた。

主にランの冥福を祈りつつ・・・。




「本当にもう・・・あんな機能があるなら最初からいっておきなさいよ・・・お姉ちゃんがグラン君撃ったとき思いっきりあわてたわよ!」


通路の突き当たりに何故かモザイクのかかった塊がありそれが時々ピクピクと動いている。

あそこまでされて立ち直れるか俺としては非常に心配だ。

グランの顔が苦笑しつつも必死に言葉を捜していた。

もっともシンジはシューターとしてあの弓自身に興味があるようだが・・・。

必死にランさんに話しかけているが返事がない。

試合までに復活してくれると良いけど・・・。


第四試合も盛り上がってきたところでカナがランさんに声をかけた。


「また違う武器使うなら今から選んで能力をちゃんと皆に教えてよね!」


「うへ~~~い・・・・・」


カナの言葉にかろうじて聞こえるくらいの小さな声でランさんが答える。

大丈夫か?

モザイクの塊の前にたまにハルバートだの大太刀だのなんかロケットみたいなものなどが出ては消える。

あははは・・・全員後頭部に漫画汗・・・。

さてランさん次はどんな武器選びますかね。




「ヒ、ヒールしかもIIIの中級回復魔法を弓矢で撃ちだした・・・・。」


「あの子は本当になんでもありですわね・・・。」


ファンファンは苦笑交じりに驚く隣の幹部につぶやいた。


ファンファンも過去にヒールの魔法が使えない人用に【ヒール・ロッド】というのを売り出したことがある。

今でもそれなりに売れているものだ。

これは【ヒール】を5回まで使えるようになるロッド。

魔法を取ってないプレイヤーには飛ぶように売れている。

もっともランには以前「【ロッド】だと手に元々持っていた武器をはずして装備しなくちゃいけないから【指輪】にでもつけたほうが効果的では?」などといわれたことがある。

ただ私の店ではアクセサリーは扱ってなかったのでならランちゃんが作って売れば?なんて言ったことがあったがいまだに作ってないところを見ると【ヒール・ロッド】が売れなくなったら大変とか思って遠慮してくれているのかもしれない。

私にしてみたらあれは遊び装備だからきちんとしたものなら別に作ってもいいのだけどもね。


もっとも今回使っている【付加魔法】技術は確かに私も知りたいわね。

使うたびに武器に取り付けてある宝石らしいのが輝くからあれが秘密のひとつね。

聞いたら教えてくれるかしら?





うむ・・・・・・

次は何にしようかな・・・。


うむ・・・囮として武器はこの刀にして・・・回復アイテムとしてこのリング2つでいいか・・・。



両手武器:日本刀(大太刀):瑠璃霧(るりきり)

攻+65 STR+5 DEX+5



正直武器自体は普通の武器だ。

ゲーム内の刀の作り方と違い幕末の「水心子正秀が提唱した古刀の鍛錬法」なるものがネットに公開されていたためその通りに作ってみたものだ。

出来の具合は刀としては脅威のLv.8。

一応オリジナルレシピに登録してある。

それで、本命はこちら・・・



指装備:ルビーリング

防+2 MND+5 追加効果:属性魔法【ヒールII】(使用回数5/5)



これを2個準備した。

両方とも緊急用だが素直に言えば店売りして問題がないか試しておきたいのが本音だ。

最初からこれを出せよと言われそうだが、一応お遊び武器も試しておきたかったんだよ。

シンジ君には【アクア・アーチェリー】がヒットしたみたいだが・・・

で、次なぜこれを出すかというと・・・残っているのはうちを除けば全部シードなうえにトップクラスの攻略チームだ。

単体ならともかくチームだと絶対勝てない気がする。

というわけで今回が最後ということで本来の目的のものの実験ということです。


とりあえず謎のモザイク肉塊から復帰しなくては・・・。

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