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One in the WORLD  作者: 黒鷹
第3章 武踏会
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第67話 盗賊退治 ①

盗賊団の先頭までいけなかった・・・。


カナ!左だ!!


「落ちちゃえ!!」


ミスリル製のグレートソードが大型の鷹型の魔獣を切り裂く。

後方ではルカの【ファイヤ・ボール】やシンジのクロスボルトの矢が飛び交う。

俺はというと大量にリンクしてくる魔獣を蹴り飛ばしているところだ。


いきなりでなんだがここはエリーシャ北にあるエリアの山岳地帯だ。

今月末に行われる大型バージョンアップの前に行われて定期メンテの際に追加されたらしいクエスト『盗賊団の壊滅依頼』を現在進行形で行っている。


リンクしやすい場所とか掲示板に書いてあったけどリンクなんて可愛い物じゃないぞ!


「あ~ん、なんか目に入る魔獣全部が襲ってくるのは何で~~!!」


そうなのだ、山岳部の真ん中あたりで突如の大リンク祭りの発生というわけだ。

というか数が多すぎる。

一体一体は何とかなるがこう休憩なしだとかなりきつい。

うちのギルドは全員回復魔法が使えるのでMPの心配はさほど気にしなくていいがこうも数が多いとどこかで事故りそうで怖い。


5秒だけ時間稼いでくれ!とりあえず空の敵だけでも半数は落とす!


「「「「了解!」」」」


母なる力を宿すものよ 命の源たる水よ その力わが手に集いて力となれ!!

古の誓約に従い 我に従いかの者達を蹴散らす力となれ!!

氷縛陣(フリーズ・クリスタル)


空中に巨大な氷の塊が出現しその瞬間爆散する。

氷の破片にあたった空の魔獣たちが一瞬のうちに凍りつき地面に落ち砕け散る。


「たった一発で2/3も落とした・・・。」


「すごい・・・これが動画にあった詠唱魔法・・・」


あっけにとられるみんな。


まぁ、今回のは爆散タイプだから地面で発生させる魔方陣タイプより威力弱まるけどな。

それより残り狩っちまって安全な場所に移動して休憩にしよう。


「はっ、はいわかりました!」


グラン君があわてて返事すると同時にほかのメンバーも戦闘を再開する。

10分ほどのその場で戦闘し残りの敵を殲滅した後上にある洞窟に駆け込んだ。


「とりあえずここは掲示板によると入り口は敵に襲われないセーフ・ポイントみたいになってる場所らしいです。」


で、この奥に盗賊の隠れ家があると?


「そういうことです。」


盗賊って毎回この魔獣の集団どうやって対処してるんだ?


「「「「「さあ?」」」」」


な、なぞの多い盗賊だな・・・おぃ・・・。


「呪文詠唱でああも威力が変わるとは・・・動画で見たとき以上に驚きました。」


正確には『詠唱』がかならずしも必要ではない、あくまでも俺個人のイメージ強化に詠唱を使ってるだけだよ。


「詠唱ってどこで教えてくれるの?」


いや、勝手に自分で作ってるだけ。

考えるの難しいと思ったらアニメなんかの同じような魔法の呪文でやるとイメージしやすいよ。


「なるほど・・・」


「なぁなぁランさん少し相談事が・・・」


どうしたシンジ君?


「ボルトや矢に特殊効果追加できないかな?他のゲームによくるじゃないですか、スリープボルトとか風の矢とか。」


あぁ、そういや「最後の幻想郷」シリーズのオンラインゲーム版では両方とも結構特殊効果のある矢が出てたね・・・確かあれは錬金術で作ってたからこっちでもできるのかな?

帰ったら研究してみるよ。

とりあえずさ・・・現実の毒矢のように薬つけたらそれなりに効果出るぞ、すでに俺も麻痺薬で実証済みだし。


「あっ、そっちの方法があったか、でも薬瓶持ち歩くのもなんだし一回一回つけるのも面倒だから研究のほうお願いします。」


了解、期待しないで待ってて(笑)


とりあえずみんな回復も終わったみたいだし中に入る?


「「「「「お~!」」」」」

この先書くと変なところで切ることになるので短めですか今回はここまでで。


05/06 誤字脱字修正

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