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One in the WORLD  作者: 黒鷹
第2章 地下迷宮の謎
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第48話 魔獣使い

ランさん新しいスキルを得ます。

・・・なんかランさんの口調が変になった・・・(笑)


いつもと倍の長さになってしまった・・・。

本日は午前中からヒカリちゃん達とPTを組んでの食材狩りです。

ターゲットはあのチキン野郎こと【レッドチキン】です。

そう、あの男の天敵野郎です。

一応頭の装備だけは完全防御で髪は完全に隠す方向で全員してます。

男の子もそうですが女の子も髪は命でございますので念のため。


相変わらずチキン野郎の感知範囲は広いです。

感知したら即刻こちらに攻撃に来ますね。

ただあれからこちらも鍛えてあるのですよ!

少しだけど【観察】レベルもあがっていてチキン野郎より早く見つけられるのです。

そしてその僅かな差が我々には有利になるのです!


そういう訳で、主に我々の豊かな食生活のためにチキン共を狩りつくすのです!

「「「「「おー!」」」」」

「カシャ!」(小さい音で)


ん?

なんか聞こえたような気がしたが・・・まぁ、いいのです。

のりのいい子供達は大好きなのです。




ホシ君!右からチキンがくるのです!牽制!!

「おりゃー!」

ヒカリちゃんはそのままそのチキンをロージー君とナナリーちゃんで仕留めてしまうのです!

アイちゃんはホシ君の援護!

「「「「はい!」」」」」


ほんでもってお前は邪魔だから消えてなさい!

右回し蹴りを初動とした数発の蹴りで消えていく【レッドチキン】・・・かわいそかわいそなのです。


うんうん、みんな動きがすごく良いのです。

やっぱり狩を始める前に町でラジオ体操したのがよかったのです。

なにごとも体動かすときは準備体操するのが正しいのです。


だから邪魔しないでと言ってるでしょ!

ジャンピング往復ビンタで消えていく【レッドチキン】・・・聞き分けのない子はメっなのです。


はい、ヒカリちゃん達それ片付いたら即ホシ君たちに加勢です!

「「「はーい!」」」

「「カシャカシャ!」」(小さい音で)


やっぱり、なんかいますね・・・。

まぁ、邪魔しない限り今は見逃しておきましょう・・・「今は」ですが・・・。


途中途中で【ラフラシア草】を採取しながら次々襲ってくる【レッドチキン】を倒しつつたまには【エリーゼ】に後退して休憩を挟むことリアル3時間。


そろそろお昼なのでいったん落ちるのです。

次は13時にここに集合ということにするのですよ。


「「「「「はーい」」」」


門前で言うと皆、一度エリーゼの中に入ってログアウトすることに。


やっぱりついて来てるな・・・紳士(へんたい)なんだろうな・・・。

ざっと8人というところか・・・他にもいるかもしれないが・・・。


まぁ、いい・・・お昼もついてくるようなら対策考えよう・・・。




時間にして2時間ほどあるので車で食事しに行くことに。

場所はJRの駅付近商店街のそばにある自家製欧風カレー屋さん。

いつも人が並んでいるほどの大繁盛のお店。

お店が小さいせいでもあるのですが・・・。

しかし並んでも食べる価値があり!

もっともどんなに並んでいても客の回転がものすごく速いので15分もならばないですみます。

しかもここはライス大盛りが無料なんですよ!無料!

野菜がたっぷり溶け込んだカレーは絶品であります。

そして俺は定番のカツカレー大盛りでお願いして至福の時をすごしましとな。

車でなかったら絶対ビール頼んでた・・・。




なんとなくゲップしながら早めにログイン。


入ってきたのです!

って、ヒカリちゃん組率いるときは何でこの言葉遣いになるんだか・・・。

うん・・・なんとなくいろいろ諦めたほうが精神衛生上いいような気がしてきたのです。

というわけでヒカリちゃん組保護者のときはこの口調でいくのです!


さて、皆さんそろったのですね?

では恒例準備運動のラジオ体操第1ですの!


チャ~ンチャラチャラ・・・・・・


「「「「カシャカシャカシャ」」」」(小さい音で)


ふう~、ラジオ体操もまじめにすれば汗をかくのです。

水分を一旦補給してから食材補給作戦午後の部スタートです!


ヒカリちゃん、そこでひきつけて固定するのです!

他の皆はヒカリちゃんからターゲットを奪わないように攻撃!

ヒカリちゃん、【ヒール】も敵対心向上に役立ちますのでMP(マジックポイント)に余裕のあるときは自己回復するといいのです!


「はーい!」


だからお前は今来なくていいのです!

KY(くうきよめない)チキン野郎は退場なのです!

キックの鬼の沢村忠さんの必殺技『真空跳び膝蹴り』でチキン野郎のアゴを粉砕なのです!


・・・・・・・・・・・・・


ふむ・・・大分皆のスキルがあがったのか倒すスピードが早くなったせいで【観察】の感知範囲に敵がいなくなってしまったのです。

まさに沸き待ちですね。


子供達と軽く話していたら感知範囲に敵出現・・・スピードが速い?


草を分けて出現したのは【レッドチキン】とはまた違う巨大ニワトリ。

向こうが攻撃態勢に入ったのでこちらも迎撃体制に!

ただヒカリちゃん達では荷が重そうなのでターゲッターは私がすることに。


あなたの相手は私なのですよ!!


下段刈り蹴りのの左右三連発ででこちらに意識を向けさせる。

その隙に敵の名前確認・・・Killer Jonny Cockatrice(コカトリス)・・・げ・・・石化危険大?

というかこいつNM(ネームドモンスター)か?



【NM】


海外製のMMO経験者は『Named Monster(ネームドモンスター)』(名づけられたモンスター)と呼ぶ。

日本のMMO出身者は某最後の幻想郷シリーズのオンライン版で使われた『Notorious Monster(ノートリアスモンスター)』(悪名高きモンスター)と呼ぶ。



まずいです!

子供達は逃がしたほうがいいか???


「「「「「カシャカシャカシャ」」」」」(小さい音で)


最初はNMを撮影しているのかと思いましたがこちらが足上げるたびに前から音がしますね・・・。


あ、なんかコカさんもこの音イラっとくるようですね。

音がするたびに額に井形が浮かんでますし・・・。


あ~・・・コカさんや、とりあえず休戦してあの音の元を成敗しませんか?


「コケ!」


あっ、了承してくれたみたいです。

とりあえず精霊さんにお願いしてと・・・。


精霊さん、【隠蔽】してる馬鹿どもの足元に穴掘って落として首だけ出して埋め戻してくれませんか?


うん、大きく腕を使って丸印、やってくれるようです。


スボボボボボボボボボボボボッ!


おぉ、姿が現れましたね、なんと12人もいるのです。


「「「「なんだ~~~~???」」」」


さて紳士(へんたい)共に質問です。

なぜ足が上がったときばかり正面から音が聞こえるのですか?


「「「「「「・・・」」」」」」


全員そろって目をそらしやがったのです。


あ~、ヒカルちゃんたちや、このおじさんたちの頭装備をはずして横においてあげてください。


「「「「「は~い!」」」」」


うん、素直な子供達は私は大好きなのです。


紳士(へんたい)共はみんな頭の上に?をうかべてますね・・・

さぁ、オシオキタイムですよ!(怒)


コカさんや、この目の前の馬鹿共に趣味の毛抜きを私が許可するのですよ!


「コケ~~~♪」


おうおう、すごいさわやかな顔でコカさんが紳士(へんたい)共の頭髪を抜いて次々丸坊主にしていくのです。

ざま~です♪


「「「「「「ウギャーーーーーー!!!」」」」」」


紳士(へんたい)共の悲鳴が心地いいのです♪


あぁ、コカさんや毛抜きだけにしておいてください。

子供達がMPK(モンスタープレイヤーキル)したとけちつけられても困りますので。


「コカ~♪」


12個のツルッパゲの頭が地面から生えているのは壮観な眺めです。

子供達は大笑いして呼吸困難になりかけているのですよ。


「コカ~♪」


コカさんもやりとげた男の顔をしていますね。


「コッコカコカ~」


コカさん自分の尾羽を抜いて私にくれました。


ピコーン!


『【魔獣使い】のスキルを得ました!』


なんとまぁ、コカさん私の使役獣になってくれると?


「コカ~」


うなずくとコカさんの体が光消えました。


『使役魔獣: 【Killer Jonny Cockatrice】を得ました!』

どうやら名前を呼ぶと現れてくれるそうです。

これは得がたい味方を得ることができました。

うれしいですね~♪


では、そろそろ時間ですし私のお店のほうに帰って今日の食材でカラ揚げを作りましょう。

皆さんの分もいっぱい作りますからもって帰ってくださいね。


「「「「「は~い!」」」」」


うんうん、子供は元気なのが一番ですよ。


うん?禿げ共はどうするかって?

放置決定ですよ (にぱー♪)

作中のカレー店は前と同じ通り店の名前は書きませんが自在するお店です。

大阪のJR高槻駅北側にある商店街の通りを信号まで行くと左手にあります。

店が小さくて6~7席ぐらいしかないんですよカウターにしか席がない。

でも客の回転は速い上にものすごくおいしいです。

野菜をふんだんに煮込んだ自家製欧風カレーです。

大盛りは無料!

おいしいですよ~♪

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