第4話 運営に質問です
小さい女の子に変態は憑き物です。
むしろオプション化したがるやつがワラワラと(笑)
豚の生姜焼きに、厚焼き玉子、それにサラダと味噌汁とご飯で夕食完成。
伊達に一人暮らしが長い上に喫茶店経営しているわけじゃないと♪
あ~~・・・夕食できて喜んでるおっさんだと思うと逆に悲しくなってきた・・・嫁さんほしぃ~~!
とりあえずテレビつけてニュースつけて・・・いただきますと。
北の核実験に制裁問題、ついでに数年前の原発問題、世の中明るいニュース少ないね。
とりあえずごちそうさまと、食器はすぐ洗うのがコツ。
汚れも使った後だと比較的落ちやすいし後々残すとめんどくさくなるしな。
主に精神的に・・・。
風呂の準備をしてお湯が沸く間、ネットで攻略ページよんどくか・・・・・。
19時ちょっとすぎ、まだ約束の時間には早いがもう一度はいるか、攻略ページで読んだスキルためしたいしついでに中に入って運営に問いただしたいこともあるし・・・。
【ソリッド・ギア】を装着してとログイン開始!
オルテワ大陸に降りる前に・・・ちと運営の担当者をコール!!!
『はい、こちらはソリッド社ヘルプサービスです。』
えっと、【被験者】をすることになった工藤ですが担当者の方おられるでしょうか?確か本田さんという方でしたか。
『管理官の本田ですね少々お待ちください。』
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
『お待たせいたしました、管理官の本田です。なにか不具合があったでしょうか?』
不具合というよりこのアバターの容姿について説明を願いたい!!
『なにかおかしなことでもありましたか?一応テストはしていてこちらでは不具合は確認されておりませんが。』
いや、動作ではなくなんでこのアバターの姿が【子供】なのか聞きたい!このゲーム18才以上推奨なんでしょ?
・・・ケンケンガクガクゴウゴウ・・・
くそ・・・言い負かすことができなくてこの姿を了承させられちまった・・・。
まぁ、容姿はもういいです、あと初期スキルといわれているものが全部入っているのですがこれは通常3つだけ選んでほかはスキルポイント消費してNPCから教えてもらうのでは?
『そちらのほうは【被験者】になっていただいたサービスです、あとアイテムボックスには生産者の初期道具も全部サービスで入れてます。』
うん、それも確認しましたが、その初期アイテムなんで【耐久力】が【---】になっているのですか?
『それも特別サービスです、その【---】のアイテムは壊れることもありませんし無くすこともありません、当然のように他人に譲渡不可能ですので取られることもありません。こちらが難しいことお願いしていますのでこれくらいのサービスは当たり前です。』
はぁ、そうですか・・・
『ほかにご質問はございますでしょうか?』
・・・この容姿、大人に変えれない?
『無理です、不可能です、決定事項です、諦めてください』
おぃ、えらくきっぱりと否定言葉並べてくれるじゃんか・・・。
『ほかにご質問がないようでしたらここまでにいたします、それでは良いゲームライフを!』
気がつくと夕方落ちた冒険者用のレンタルルームにたっていた。
はぁ、結局この姿と付き合わないといけないわけか・・・。
しかたない、気分を切り替えて、さっき攻略サイトで調べたスキルをつけることにしよう。
【観察】
アイテム類を見つけることができる、レベルがあがればあがるほど高レベルアイテムを見つけることができるようになる。
【鑑定】
未確定アイテムの鑑定が出る。ただしアイテムのレベルより【鑑定】スキルレベルが低いと鑑定できない。
この2つがないとまともにアイテム収集できないらしい。
また一度鑑定したアイテムは【鑑定】スキルを外していても同じものは自動鑑定状態になりいちいち【鑑定】をセットして発動させる必要はないらしい。
一度時間もあるし南門の初心者エリアにいってアイテム探ししながらソロ狩してみるか。
レンタルルームから出て広場を歩いていると・・・
「金髪ロリっ娘がいたぞ!!!」
声とともにすごい足音が・・・
振り返ると後ろから大集団が・・。
しかも周りも反応して・・・。
「写真撮らせてくれ!!」
「ぜひともうちのギルドに!!」
「付き合ってくれ!!」
「むしろ俺と結婚してくれ!!」
「スカートのなかクンカクンカさせてくれ~~!!」
・・・・・・・
・・・・
・・
なんか変態が集団で来た!?
特に最後のやつ警察に自首して来い!!
食われそうなので全力で南門に逃げた!!!
俺は男だ~~~~~~!!!!!!!!!!!!!
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