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One in the WORLD  作者: 黒鷹
第1章 GW
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30/130

第28話 小さな冒険者

新しいキャラの登場です。

ランです・・・ただいま非常に困っています・・・。

初心者の草原で【一角兎】を狩って食材補給じゃと思っていたらアバター的には同じ年ぐらいの女の子にスカートというか腰布をつかまれて上目使いにお願いされています。


「ねぇ、だめ?」


くっ・・・子供に勝てるわけないじゃないか・・・運営も個人情報ばらすなよ・・・。


ことの発端は寝たきりの子供のこのゲームの参加だ。

18歳以上推奨のこのゲームに小学生を参加させるのもどうかと思うがようは寝たきりのままで忘れそうな体の筋肉の使い方をVRで思い出させるのが目的らしい。

それでも長年寝たきり生活、頭は覚えていても体が仮想現実とはいえうまく動かない。

そりゃそうだ、このゲームの説明書にも書いてあったが本来の自分と大きく違う体型だと体の感覚が狂ってうまく動かせないことがある。

俺はたまたま怒り狂ってヒートアップしているうちにこのアバターの動かし方に慣れたがやっぱり手足の長さが違うと戦闘時とまどうこともある。

ましてや彼女は彼女の話によると2年程寝たきりだという。

腰から下が動かないらしいがリハビリはうまくいってないらしい。

そこにこのVRの話があったということだ。


動かす感覚をつかむまで6日かかった。

その間に第一回目のバージョンアップがおこなわれあれよあれよという間に第二の町に到着者が現れた。

自分はようやくアバターを動かせるようになったばかりだというのにだ。

あせって狩をしようにもどうやればいいかわからない。

まわりは全部大人だし怖くて話せない。

そのときに同年代らしい俺があらわれたと。

しかも患者参加者には直接運営と話せる回線があるらしく俺の事を聞いたらしい。

中身は大人でも姿は同年代、というわけで捕獲、そして今に至るということらしい。


さてどうするか・・・というより断るという選択はどう考えてもないよな・・・というかできる訳ない。

とりあえずショートソードらしいの腰に差しているし前衛スキル編成だろう。

後衛スキルの練習兼ねていくか。


とりあえず夕方5時までならいいよ。

そう言いつつPT(パーティ)申請を彼女に送る。

名前は【ヒカリ】ちゃん。

スキル構成を確認して魔法関係全部ついてるのを確認してさらに【ヒカリ】ちゃんのスキル構成を聞く。

【剣】Lv.1・【鎧防御】Lv.1・【気合い】Lv.1だそうで・・・

うん、まごうなく典型的な【タンク】スキルだね。

理想は騎士だそうです。

正直、騎士といってもいろいろイメージあるけどこのぐらいの子供だと硬くて自己回復魔法もつかえて強いというイメージの【聖騎士】がイメージなんだろうな・・・。



何をするにしてもまずはスキルあげということで、とりあえず動かない【グリーンワーム】を狩ることにしましょう。

あぁ、そうそうヒカリちゃんにステータス欄を開いて【痛み】を50%になるようにセットしてもらった。

このゲーム、妙な所で現実的でものすごい痛みは感じないがその代わり殴られた程度の痛みは感じるようになってる。

正直子供にこんな痛み合わせたくないので半分にカットしてもらったのだ。

逆にこれを完全にOFFすると【感知】・【虫の報せ】などの感覚的なスキルがほぼ全滅して使えなくなる。

リアルすぎるだろうが運営さんよ・・・。

50%もカットしたら叩かれたという感じはするがさほど痛みはないから大丈夫だろう。


戦闘に入る前に【属性魔法】の『プロテクション』でダメージカット、そして同じく【属性魔法】の『スロー』でワームの攻撃スピードを落とし、さらに『パラライズ』でワームを麻痺させてからレッツゴー!


おーおー、1週間前の自分みたいだな。

まぁ、このあたりの敵は倒すよりスキルのレベルあげに専念したほうがいいから少々攻撃力の低い武器のほうがいい。

ダメージがたまれば『ヒール』をかけて回復と。


こんな感じでほぼ4時間ほど付き合った。

狩場は転々とスキルあがるごとに移動していき、初日ほど初心者の狩場でレベルあげしている人も少なくかなりよい効率であがった。

こうして【ヒカリ】ちゃんのスキルは【剣】Lv.16・【鎧防御】Lv.21・【気合い】Lv.8・・・俺より早いな、おぃ・・・。

まぁ、俺も【魔力】Lv.5・【属性魔法】Lv.6・【付加魔法】Lv.3になった【精霊魔法】?こんな初心者の場所で使えますか・・・俺のは威力がありすぎる・・・。


レベル上げが終わった後一度街に戻り獲得したアイテムを売ることに。

ただしこの際、よりお金を集めるために俺が使っているプレイヤー店舗を紹介した。

おかげで獲得したアイテムはNPC店舗で売るより1.6倍ほど高い3,500Gほどになりこのお金を使って装備を整えなおすことに。

非常に個人的には行きたくはないが初心者支援をかかげている『ファンファン武器防具店』に行くことに。

ヒカリちゃん本店のほうに入るといろいろ飾ってある服に興味津々。

まぁ、女の子の気持ちとしてわかるけど今はこっちね、ということでファンファンさんにヒカリちゃんを紹介。

もちろんそのときに【患者】であることを内緒で耳打ち。

がっ、ファンファンさんには患者情報はどうでもいいようで・・・

眼が光ってます!ものすごい光ってます!!

獲物を発見!ターゲーットON!自動追尾ON!!ですか!?

これはやばい・・・ヒカリちゃん抱えて逃げようとした矢先にファンファン店長の弟子たちに両腕を捕まえられ奥の部屋に・・・。


えっぐえっぐ・・・またファッションショーさせられた・・・今度はヒカリちゃんと一緒に・・・。

また店長のHP(ホームページ)にのせられる。

ヒカリちゃんは入院生活長かったので洋服の着せ替えなんて夢のまた夢だったらしく逆に喜んでいたが俺は・・・・・


俺は男なんだーーーーーーーーーー!!!


滝のように涙流しながら力の限り叫んでる俺がいました。


ちなみにヒカリちゃんモデル代として無料で俺と同じ壊れ性能装備一式プレゼントされた。

俺とは違うのはかわいいがきちんと鎧していること・・・。

俺とはずいぶん扱いが違うじゃん・・・・。


ついでにヒカリちゃん、ファンファンさんところの【かわいいは正義】ギルドに入ることに。

こののち彼女はギルドのマスコット的存在になる。


PS

夜、ヒカリちゃんのことがカナにばれたとたん「なぜうちに入れなかったの!」といってバスタードソード片手に街中追いかけられた俺がいました・・・。

現在の【ラン】のステータス


HP:452

MP:80


STR:61(+33) 

DEX:39(+8) 

VIT:46(+20) 

AGI:31(+7)

INT:30(+12)

MND:24 

CHR:72(+50)


近接攻撃:152(+62)

近接命中:82

魔法攻撃:70(+50)

物理防御力:113(+70)

物理回避力:72


メインスキル


【剣】Lv.16

【格闘】Lv.26

【回避】Lv.7

【受け流し】Lv.3

【感知】Lv.2


【魔力】Lv.5 (UP)

【精霊語】Lv.2

【精霊魔法】Lv.3

【属性魔法】Lv.6 (UP)

【付加魔法】Lv.3 (UP)



予備スキル


【隠蔽(ハイド)】Lv.6

【遠目】Lv.2

【盗む】Lv.2


【高速移動】Lv.1

【観察】Lv.4

【鑑定】Lv.2

【錬金術】Lv.27

【木工】Lv.9

【調理】Lv.5


その他:多数(未使用)


3/31 誤字脱字修正

4/06 誤字脱字修正

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