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One in the WORLD  作者: 黒鷹
第1章 GW
28/130

第26話 料理はじめました

味覚があればよりおいしいのを求めるのが日本人です。

飽食日本人の食い意地なめんなよ!

このゲームでいくつか我慢ならないことがあるがその最大のものは『味覚』があるということ。

正直これがもっと鈍かったりしたらこれらの問題は起きなかったのですよ。

えぇ、NPCから買った飯はどれを食べてもうまくない。


飽食日本育ちをなめんなよ!

よほど絶望的な味音痴でもない限り基本日本人はうまい物好きだ。

しかも宗教上の縛りとか薄いからよほどのものでない限り日本で食べられないものはかなり少ない。

そんな日本育ちにこの『食事』はいかがなものかと・・・。

プレイヤー品も買ったが正直味はいまひとつどころかいまふたつぐらいだ。

うん、NPC品とさして代わりがない。

これでよく飽食育ちの日本人がクレーム言わないものだ。


う~ん、ミカリ味のポーションとかできるのだからできそうなもんだけどな・・・。

これは、あれか・・・運営が俺に挑戦状たたきつけていると理解してよいのか?

なにしろ運営会社のトップがあの新藤辰巳(しんどうたつみ)だからありえるか・・・。

・・・よし!その挑戦状このラン様が受けてやろうではないか!

もっとも【調理】スキルまだLv.1だけんどね♪


というわけで国営【調理ギルド】で大量の調味料&香辛料調達してきました。

ついでにプレイヤー店に行って無理を承知で鍋とフライパン・包丁のセットを注文。

いや~、店主のロバルトさん本職は武器防具の製作なのに面白がって快く引き受けてくれました。

少し時間がかかるとのことなのでその間にNPCの店やPCの店を回って他に使えそうな道具や調味料や食材をゲットしてきてギルドホームの自分の部屋に確保。

まだギルドホームにはキッチンセットが設置されていないので自分の【初心者用調理セット】と【初心者用野外簡易調理セット】で対応することにした。

とりあえず、その前に【木工】スキルで机2つと椅子と棚を製作。

ついでに木製のお椀やボールも数種類作りました。

さて、そろそろお店に行ってみるか・・・。


ロバルトさんよい笑顔をしています。

かなり渾身の作ができたのこと。


武器 短刀:野菜切り包丁 攻+2 DEX+6

武器 短刀:肉切り包丁 攻+4 STR+6 DEX+4 AGI-10

武器 短刀:万能包丁 攻+2 STR+2 DEX+6


おぉ~い、包丁が武器扱いになってるよ!(笑)


他にフライパン×2個・鍋各種(大・中・小)×1セットを作ってもらいお礼を言いつつ代金を払うと「うまいもんできたらぜひ食わしてくれ」といって代金割り引いてくれた。

いや~、頼りになるけど変態のどこぞのドワーフ親父より俺としてはこっちのほうがいいや。

できたら持ってくると約束してギルドホームに帰還。


これだけはしかたないから【ファンファン武器防具店】で買ったエプロンを【制服一式(ただしランドセル除く)】のうえから装備して、レッツクッキング♪


腰装備:エプロン 防+1 DEX+10  追加効果:自動修復


あいかわらず、無駄に高性能・・・いや高性能のほうが成功率高いからいいけどさ・・・。


まずは【ウサギの肉】から。

リアルで野ウサギの肉食べたこと歩けどあれって鶏肉みたいだったよな・・・。

とりあえず塩・コショウで普通に焼いてみた。


【野ウサギのステーキLv.3】

プレイヤー生産品 (生産者:ラン)

【一角兎】のステーキ

満腹度+30


う~ん、いまひとつ・・・

なんか普通の鶏肉の焼いたものって感じ。

とりあえず肉を柔らかくするのに牛乳に2時間程つけておくか血抜きにもなるし。

それと玉ねぎをおろしたやつにも同じくらい漬け込んでおくか。


その間にリアルの調理法で試してみるか。

まずは包丁で徹底的にスジ切り。

ほんでもって片面に塩・胡椒を満遍なく刷り込む!

そしてまずは油を引いて薄切りにしたニンニクをよく色が付くまでいためる。

次にニンニクを取り出しそのままの油でステーキ肉を投入。

強火で肉の表面に肉汁が浮くまで焼く。

浮いてきたらひっくり返して強火のままで焼きすぐさま赤ワイン投入!(日本酒でもよし)

火がつかなかったら火をつけてフランペする。

すぐ火が消えるのでそしたら火からはなし濡れタオルの上にフライパンをおく。

あとは皿にもれば完成。


まぁ、ソース付いてないがこんなものだろう。

店で作るときとほぼ同じように作ったし・・・。


【野ウサギのステーキLv.5】

プレイヤー生産品 (生産者:ラン)

ニンニクの効いた【一角兎】のステーキ

満腹度+50


う~ん、これでLv5か・・・。

食べてみてもなんとなく肉がパサついてるね。

脂身が少ないせいかな・・・。

こうなると牛乳や玉ねぎに漬け込んだものに期待だね。

いや、まずはソースつけてしてみるか・・・


フライパンに残っている肉汁に大さじ2の赤ワインを加え中火でひと煮立ち。

本当はここで醤油がほしいが見つからなかったのでこのままバターをひとかけら入れる。

バターが溶けたら完成。


本当は醤油と味醂も入れたかったが見つからなかったしな・・・今後の課題だな。


【赤ワインソース付ウサギステーキLv.6】

プレイヤー生産品 (生産者:ラン)

ニンニクの効いた【一角兎】のステーキに赤ワインで作ったソースがかかっている。

満腹度+60


う~ん、これでレベル1あがっただけか・・・。

結構うまいのだけどね・・・。


牛乳や玉ねぎに漬け込んだのが時間がきたら同じように作ってみるか・・・。

3/30 一部表記変更

4/06 誤字脱字修正

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