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One in the WORLD  作者: 黒鷹
第1章 GW
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第1話 なんじゃこりゃ~~!

やっと主人公ログインできました。

昼飯はカレーですました、とりあえず4食分以上作ったからPT(パーティー)組んでいて飯の時間が少ないときとかに便利だろう、カレーもおいておくとますますうまくなるし一石二鳥ということで。

さて飯も食った、風呂も洗ってあとは夕方になったら自動的に湯がはられるようにセットもした・・・あとは・・・とりあえずないな・・・おっと玄関の鍵閉めとかなくちゃ・・・。

「ソリッド・ギア」の説明書にも書いてあったもんな・・・、【一人暮らし、もしくはお一人しか家にいない場合は体が寝ていることもありと泥棒等に入られる危険もありますので必ず当製品使用時には鍵等施錠をしたのちご利用ください】って。

よし、これでほかにはないな、とりあえず長期戦に備えてトイレも行ったし・・・。

うし、ベットに寝転がって、頭部に「ソリット・ギア」を装着、一応タイマーも夕方5時にセットしてと、うっしゃ!ログインじゃーー!


【【One in the WORLD (世界にひとつ) Online】の世界にようこそ!

これよりあなたのアバター製作に入ります。

10秒ほどの間【ソリッド・ギア】による全身サーチをおこないますのでしばらくお待ちください】


頭部に装着されただけの機械で全身サーチって一体どうやって・・・。

などと思っているとサーチが終わったようだ。


【サーチが完了しました、あなたの全身を表示します。】


うん、若干筋肉質に体は変換されているが確かに俺が俺の前に立っていた。

筋肉質なのはゲーム用に変換されたということだろう、贅肉達磨の戦士というのもおかしいしな。

うん?俺は贅肉達磨じゃないぞ、昔していた職業 (なんの職業化は内緒だ) のせいで体をある程度鍛えておかないと気持ち悪くてな、というより一種の強迫観念があるんだわ。

まぁ、某エリアのパイロット達が誰にも言われなくてもトレーニングしていたようなものだと思ってくれたらいい。

トレーニングの結果が生かされることなんてもうないと思うがな、世の中何起こるかわからんし。


【種族を選んでください】


ほぅ、βテストの時はヒューマンのみだけだったらしいが正式サービスではほかの種族も選べるのか、どれどれ・・・。


ヒューマン:男女とも選択可能。繁殖力も高いため大陸で最も多い種族、全種族の平均的なパラメーターを保有しており実際の肉体と違和感なく操作できるため初心者にお勧め。


ドワーフ:男性のみ選択可能。太古の巨人の死体から生じた。生まれた当時はモグラだったが、神々の決定により人に似た姿と知性を与えられる。その後も地中を好み、鉱石など掘る採掘者やそれを生かす鍛冶師などの職業のものが多い。手先がかなり器用で力もかなり強い。ただしスピードは全種族中一番遅い。


ニンフ:女性のみ選択可能。魔力の優れた一族。魔力が高く知能も優れている反面力は平均より下。太古には魔女と恐れられ迫害の対象になったが魔王ヴルガディールが出たとき一致団結して他の種族とともに戦ったため迫害がなくなる。現在では村に一人は治療関係者としているくらい満遍なく大陸中に広がっている。


ハーフエルフ: 人間とエルフの能力を半々で受け継いでいる。人間社会で育っている為精霊魔法の適正があっても最初からは使えずエルフ (NPCのエルフ) にスキルを教えてもらう必要がある。 体力は低めだが魔力はニンフに次ぐ。


エルフ:プレイヤーとしては選択不能、GM(ゲームマスター)専用アバター。怒らせると恐ろしい罰を食らうことがある。



てか最後のエルフなんだよ・・・。

恐ろしい罰って気になるな・・・。

まぁ、それはおいといて以外にドワーフのいいかもしれないなと思ったがやっぱりここは奇手を狙わずヒューマンで行くことにしましょう。

お、【年増】【年減】ってあるな・・・おぉ・・若くなるじゃん!!

ありがてぇ、これで20歳前後で遊べる。

少しおなかをスリムにしてまぁ、髪だの目だの色は変えなくていいや、日本人に誇り持っているし自分の金髪姿だの銀髪姿などなんか見たくないしな。

名前は【シンイチ】でよしと。

それではいざオルテワ大陸に出発!


????

ゲーム会社よりの緊急依頼????



なんか緊急依頼と書かれたアイコン点滅してるし・・・。

いやな予感がするがこれ押さなきゃ入れないみたいだし・・・。

どごぞの小説のデスゲーム化する予告じゃないだろうな・・・。

しかたなく本当に仕方なくため息つきながらアイコンを押す。


「ゲーム開始しようというところ申し訳ありません。私【One in the WORLD Online】の管理官をつとめています本田ともうします。」


はぁ、いったい何の御用でございましょうか?


「このゲームが医学的観念から精神病の治療等のテストとして使われているのはご存知ですか?」


えぇ、なんかの雑誌でそのようなことをかいてあったことを覚えています。


「【性同一性障害】という言葉は?」


知っています、いわゆる体と精神の性別の一致しない方の症候ですよね?


「そこまで知っているのなら話は早い被験者としてこのゲームをしてみませんか?」


は?


「つまり基本使用料などは無料としますから被験者として女性のアバターを使ってゲームをしませんかと」


・・・・つまり俺にネカマ不能のゲームでネカマしろと?


「いえ周囲には俺は男ですといってかまいません、こちらも公式のHP(ホームページ)で【一部の方はアバターの不都合があり意図せぬアバターとなってしまったものがあり申し訳ありません。至急調査をして修復いたしますので今しばらくお待ちください。】とアナウンスしますので運営のせいにしていただいてかまいません。ただ自分が被験者をしているということだけ黙っていたいただければよろしいです。」


まぁ、それで無料でゲームができるなら・・このゲーム基本料金結構するしな・・・・。


「それでは契約成立ということで、アバターの方はこちらで用意しておきましたのでいじくる手間はありませんので、あぁ、名前もこちらで適当に選んでおきますので、あぁ、けして変な名前にはしません。」


おぃ、ちょっと時間とってもアバターぐらい自分でいじらせろ!


「アバターはスタッフ自慢の力作ですので楽しみにしてください、チュートリアル終了後広場の噴水前に出現しますので噴水で容姿をご自分で確認してください、それではたまにお邪魔することもありますが基本的に干渉をすることはありませんのでよいゲームライフを!」


・・・・俺の言葉聞かないでチャット回線きりやがった・・・

目の前にはチュートリアルが始まり出現する国の歴史を流している。



5分後チュートリアルが終わり広場に出現、多くの人が話しているが見えるがそんなこと無視して眼の先にある噴水にダッシュ!


噴水の中には金髪碧眼の女の子が映っていて頭の上には「ラン」という名前が・・・。


思わず容姿見て叫びましたよ「なんじゃこりゃ~~!」と・・・。

叫んでしまった俺、叫んでしまっても悪くないよな?

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