第11話 型破りの若き監督
復帰したジェぃ
埃が舞う中、部室のドアの向こうから
バガォォォォン!
その快音が、部室に響いた。
「あ、やっちゃった...。思ったよりボロかった、、」
壁をぶち壊した謎の人物が言う。その人物は
「え?もしかして、VTAの榊原仁斗さんじゃない?」
和輝が言った通り、榊原仁斗は元一流選手だ。
「鳳藍大の優勝メンバーに名を連ね、ヴィクトリー・ターンアラウンドに進み、マラソン2時間6分51秒。引退後、再建コンサルの世界で倒産寸前の企業をいくつも救ったっていう!?」
泉が話すが、やや緊張感がある。
「そんな硬くなんないでよ。宇野さんに頼まれちゃってさー。」
榊原が言うと、澪は、
「そうか、榊原さんって、宇野先生の高校時代のチームメイトで、あーだから、」
「話が早いルーキー達だね。君達の近畿インターハイや最近の練習を見ていたが、河合君は準優勝していたが、さすがの実力。谷崎君も5位に入ってる。森野君、君はあの悔しさがあったのは分かる。だが、それでムキになって練習で追い込みすぎて、怪我の手前段階まで来ている。そして、恐らく貧血だ。徐々に改善する必要がある。」
「岳本君。君はタフで気概があるが、スピードが足りない。櫻井君、君もだ。接地が柔らかいから、ロードに向いているタイプだろうね。泉君、柏木君、安藤君の3人は、逆にスタミナを磨く必要がある。」
その場にいた全員が圧倒され、江藤や沼田ですら反応できていない。
「そして、江藤君、沼田君、だったかな?君達はロクに練習もしていないし、当然タイムも落ちている。チームの士気を下げるだけだ。1週間、猶予を与える。それまでに変わらないようなら、」
「退部だ。」
「おいおい、ちょっと待て。君は何様目線で話しているんだい。」
ようやく壁山が言い返すが、
「あ、言い忘れてましたが、本日付でこのチームの指揮を取らせていただくことになりました、榊原仁斗と言います。」
驚きの発言に、壁山は固まっている。
「つまり、それって榊原さんがここの監督になるんですか!?」
優太が尋ねると、
「そういう事!よろしくね〜!」
前書きショボくて草
いやー、榊原さんまさかの監督ってね、びっくり、しないか。まぁそんな訳で次回は本格的にスタートしていきます。




