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パトロール

神森が所属をしている第16歩兵連隊第1大隊第1中隊はパトロールの為サンフランシスコにある日本人居住地区を93式高機動車に乗り込んでパトロールしていた。この93式高機動車は汎用性がとても高く帝国軍では様々な派生型が存在をしており第16師団ではバージョンアップの4型が配備をされておりこの4型はIED対策として底部をV字にさせていて全周を防弾板で覆っているのが特徴だ。


「ったく暑いったらありゃしないぜ」


「だな早めにパトロールを終わらせて戻ろうぜ」


田中もそう言って居住地区の中心に車両が近づくと車から降りてここからは徒歩でのパトロールとなった。住民達は皆日本人か日系人でたまにサンフランシスコの住民も混じっておりコミュニティーを築いていた。


「しっかしサンフランシスコでこんな大規模な場所があったなんてな」


「西海岸じゃここが最大規模だ東のニューヨークじゃこことまではいかないがそれでもかなりでかい規模の日本人コミュニティーがあるらしいぞ」


桑原曹長はこの中隊に中でもかなりのベテランで皆からは親父かおやっさんと呼ばれて慕われていた。神森もそんな桑原曹長の話を聞いていると何やら居住地区の出入り口で騒ぎがあった。


「何かあったのか?」


「行ってみるぞ」


桑原曹長は身を引き締めながら神森達にそう言うと皆を引き連れて出入り口に向かっていった。話を聞く限りどうやらトラックの荷台の中を見せない運転手がいるようで警備の兵士も困り果てていた。


「ちょいと兄ちゃん、言葉はわかるか?英語か日本語どっちがいい?」


「・・・英語で」


桑原曹長は運転手の男性に話しかけると彼はおどおどしている様子で落ち着きが無いように思えてた、神森はそんな運転手を見つつもトラックの方を向いた。


「ん?・・・」


後ろにあるトラックも待っていたのだが何やらこちらも動きがおかしく運転手は周りをキョロキョロしていた。


「おい、お前!」


神森達の指揮をしている横田少尉は声を荒あげるとトラックに近寄ろうとしたその時勢いよくトラックの荷台が開け放たれて中から銃を持った武装集団が飛び出てきた。


「アメリカに制裁を!!日本に制裁を!!」


「国に住まわせてくれないアメリカと日本を許すな!!」


銃を持った武装集団は一斉に突っ込んできた、これにより慌てた帝国陸軍だったがすぐに遮蔽物に身を隠すと横線を始めた。


「ちくしょー!!何だよこいつら!」


「応戦しろ!!住民を避難させろ」


横田少尉は声をあげて持っていた18式小銃を敵に向けて放つ。すると銃弾が当たり敵は倒れていくもすぐに周りにいた敵の銃弾が打ち込んできた。


「くっそ!こいつらクルド人か!」


田中はそう言いつつ18式小銃を発砲していく。クルド人達の持っている銃はどれもアメリカ製の民間仕様で単発しか撃てなかった、それが幸いだったのかこちらは軽機関銃や小銃を使い応戦をしていく。93式高機動車のハッチから89式軽機関銃の6.5mm弾の銃弾が撃ち込まれていきトラックを穴だらけにする。6.5mm弾は貫通力もあり殺傷能力も高く大日本帝国軍が主力弾薬を5.56mm弾に変えたがらない理由も今の神森には納得できる理由だった。

戦闘開始から十数分後には制圧を終えて静けさが残った。


「何でクルド人が襲撃をしにきたんだ?」


「俺が知るからよ」


神森と田中は話しているとそこに横田少尉がやってくる。


「緊急事態だ今サンフランシスコ中にクルド人達がさっきみたいに銃を持って警察と衝突を起こしている。州政府は州兵を動員するようで我々にも駐屯地からの命令で暴動の鎮圧に当たる事となった、すぐに移動をするぞ」


「マジかよ・・・」


「行くしかないささぁ行くぞ」


田中は呆気に取られた顔つきとなり神森は命令なので早く動いていきそのまま居住地区に乗ってきた93式高機動車に乗り込んで行った。






サンフランシスコには非常事態が出されていた。住民は外出禁止となっていたのだが暴動を起こしたクルド人達は店から商品を奪っていったり警察ややってきた州兵らと銃撃戦を繰り広げていた。神森達も到着をするとそこには既にちょっとした仮設司令部が建てられていた。状況はクルド人達が一斉に発起をしたようで各地で暴れ回っており警察の数が足りなかった。


「何で俺らが他国で暴動鎮圧に当たらないといけないんだよ?」


「そう言うなもしもさっきみたいに日本人の居住地区にクルド人達が侵入をしたら大変だからな上としては今ここでクルド人達を抹殺しておきたいんだろ」


神森は田中の口に答えると横田少尉が戻ってきた。


「よし我々の担当をするには中心地のエリアだ、今ここでは住民が大勢いてかなり危険なエリアとなっていて敵も大勢いるだろう、もしも敵がいたとして銃を持っているか必ず確認をしろこの混乱に乗じて警察や州兵以外アメリカ人が銃を持ってクルド人達と戦っていてもおかしくはないからな」


そう言われて担当をするエリアに向かっていくとそこは銃声が鳴り止まずどこかしらで戦闘が起きていた。


「敵はどこだ?」


敵を探していると警察と戦闘を行っているクルド人達がいた。神森はすぐに射撃をしていくが狙いは逸れてしまい敵もこっちに気付いたのか銃弾を撃ち込んできた。


「応戦しろ」


分隊はすぐに敵に撃ち込んでいくと敵は銃弾を撃ちこまれてそのまま倒れてしまった。


「おい無事か!」


「あぁすまない助かった」


横田少尉は流暢な英語を使い警察官と話をしていく。


「どうやらまだ敵はいるようだこのまま中心エリアを制圧し続けるぞ」



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