我が身捧げて
「ねーおばあちゃん、またあの話聞かせてよ!」
「はいはい、本当に好きだねぇ」
「うん!だって好きなんだもん!ねぇ早く早く!!」
「はいはい、じゃあ始めるね
」
昔、とある国ととある国の間で起きた戦争、それによって起きたその国の統治者とその夫と異類婚姻譚であり、悲劇であり別れ。これはそんな絶望的な話のようであり、奇跡が起きた、そんなお話
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農作物が多く取れる国の統治者は災いを起こせるとして各国から恐らていた。
「うん、平和だね〜……けどさぁ〜退屈だと思わない?」
この国の統治者である彼女は神の身であった。
「はぁ〜……平和が一番じゃないですか、というかそんな事言う暇があるなら城下町でも散歩したらどうですか?今の時間的に皆さん農作業を中断して休憩してそうですし、民が喜びますよ?」
自分はそんな彼女に使える家臣であった。毎日退屈だと語り、暇を持て余している彼女だが神であり、厄災を撒き散らすことの出来る存在だ。正直、機嫌を損ねたら殺されるのではないかと毎日気が気でなかった。まぁ今となったらそんなビクビク震えていた日々も懐かしいものだ。
「そうだね〜……じゃっ行くとしますか〜」
「待ってください、護衛を付けますから」
「私に護衛がいると思う?」
少し睨みながらこちらを見てくる。昔は怖がっていたのかと思うと少し笑えてくる。
「万が一がありますので必要だと思います。という訳で待っていてください!」
「う、うん……というかそんなに言うんだったから君が着いてくれば良いじゃないか!」
何を言っているんだろうかこの神は?誰が代わりに仕事をしていると思っているのだろうか……
「私は本来であれば貴方がすべき仕事をしているんですよ?っと護衛の手配が出来ましたので城下町を散歩しても問題ありませんよ」
「うぐっ……それを言われると何も言い返せないじゃないか!全く、昔の君の方がびくびくと怯えていて聞き分けも良かったのだがね〜」
……一発殴ってやろうか、とも思うが 殴ったら流石にいけないと思いとどまった。これでも神なのだ、そんな事したら己の身がただでは済まないだろうしこの国はこの神様のお陰で成り立っている。少しの事は許すべきだろう。
「はぁ〜んじゃ行ってくるよ」
「お気をつけて」
そういうと手を振りながら歩いていった。さぁ事務仕事を再開するか……と言っても基本は収穫量などの報告書だけども……
机に座り書類を確認していく。今年も特に問題無さそうだ。
「うん……?」
隣国からの警告……?一体何かしただろうか?本来は統治者である彼女が先に確認すべきだろうが気になったので見てみる。
やっほ〜?諏訪ちゃん元気してる?私は元気だよ〜最近うちの国でさ、何か面白いことしようと思うんだけど何かいい案ない?あ、これはこの手紙というか書類というかとりあえずこの話とは別件でね?何か思いついたら返しの手紙に書いといて〜
さて、ここで話は変わるけどさ。まぁ見ての通り警告文だよ。この警告に従わない場合はこちら側の対処としては最悪戦争とかを視野に入れてるよ。で、内容なんだけどね。厄災を振りまかないという条約を結んで欲しいんだよね、いくら統治者同士仲がいいと言っても民の不満がそろそろ爆発しそうなんだよね〜だから条約。さしずめ不可侵条約か友好条約ってところかな。んじゃいい答えを期待しとくね〜
中々に緩い手紙だな、まぁ内容は緩くないけども。
けども警告文ってなんだっけ?使い方間違ってない?何に対する警告か結局分からなかったんだけど?
「なるほどね〜まっ別に構わないかな、元から振りまく気なかったしね」
「そうですか……っていつの間に!?」
いつの間にか彼女が下から手紙を覗き込んでいた。身長は自分の方が上だが背伸びすれば見える位置に手紙を持っていた為気づかれないように手紙と自分の間に入って読んでいたらしい。
「いつってさっきだよ、というか君〜これはまず私が最初に読まないといけない書類のようだね〜?」
「ぐっ……」
これは何か罰をくらいそうな雰囲気だ。まぁ今回は十割自分が悪いので仕方ない。罰を素直に受け入れよう。
「まっ今回は良いよ、特に重要な内容じゃなかったしね。ただし、次は無いからね?」
「はい、分かりました」
「うんうん、反省してるようだしよろしい!」
全くこの神は……威厳が足りないと思う。今回は自分だったから良かったものの反省しない人だったら次回も見て民に言いふらし変な不安感を民に抱かせるかもしれなかった。もし、この人の番となる人がいるのだとしたらしっかりと威厳がある人で欲しいところだ。
あの日から多分だけど一年位たった。今となれば懐かしい話だ。あの後、隣国では丁度雪が降ったらしいので雪合戦をやったそうだ。争い(?)は二日に及んだそうでとても楽しかったと手紙で語っていたそうだ。まぁその影響を受けてうちの国でやって次の日の作業ができない人が続出したのは別のお話……条約は約束通り結ばれた。そしてこの国はもう大丈夫だろうと安心した民の持っていた不安や鬱憤は雪合戦によって消えた様だとの事らしい。平和で何よりだ。
「いや〜……退屈だね〜」
「はぁ……正直もう聞き飽きましたよ、その言葉」
「そりゃ毎日私が言ってるからね」
「というか毎回この部屋に来てはそれ言いますよね……他の家臣のところでも言ってるんですか?」
「もちろん!と言いたいところだけど残念ながら君のところだけどね〜他の家臣にはできるだけ弱みを見せてはいけないからね」
「あぁ……」
他の家臣は自分と違って熱狂的な信者とも言うべき存在だ。もちろん、自分も彼女の為なら命を捨てても良いと思っているがあれらは完全に違う。命を捨てても良いと思っているのはもちろん、死ねと言われれば死に、生きろと言われたら死んでも生きるような連中だ。流石に自分は死ねと言われても死にたくないし、生きろと言われても死ぬ時は死ぬ運命を受け入れる。
「というかいい加減後継ぎ問題も考えて下さいよ……そろそろなんでしょう、期限は」
「…………うん、そうだね」
彼女はどこか寂しそうな顔を浮かべていた。この国を離れなければいけない事を悲しんでいるのか、この国との思い出を思い出して懐かしく感じているのか、自分には分からない。ただ、決して不安になっている顔ではなかった。
「けどさ〜いい人なんて全然見つからないんだよね〜いっその事、君で良いかもね」
「冗談言わないで下さいよ。自分は嫌ですよ、あなたの番なんて」
「ええ〜なんでさ!?神の番だよ!?光栄に思うべきだよ!」
「だって自分が貴方の番になったら他の家臣に殺されますよ」
「誰が?」
「自分が」
「う〜ん……まぁそれもそっか。あっさっきのは冗談だから間に受けないでよ?間に受けて襲われたらたまったもんじゃないよ」
「人の話聞いてました?そもそも、襲っても返り討ちにするでしょ、貴方」
「まぁこれでも神だからね!」
彼女はドヤ顔で言う。うん、やっぱり自分はこの人の番は無理だ。このやり取りだけでも疲れてしまうんだから。それに自分は彼女には相応しくない。これは確信を持って言える。彼女の笑顔は何としても護らなければならない。もし、彼女の番ができたとして、その人は必ず戦場に行かなければならないだろう、彼女の代行役として。自分は戦場に行ったら必ず死ぬ。それじゃあ護りたい彼女の笑顔を、退屈だと感じる彼女の心を、護れないだろうから。だから彼女の番になる人は彼女の笑顔を絶対に護れる人がいいと思う。
隣国で雪合戦があったという報告を受けてから数週間後、隣国にいた神が神界に帰ったという報告を、隣国の使いから受けた。最後の時、隣国の神は笑顔で泣いていたらしい。これからの民の事を思ったのだろうか、それとも……いや、やめておこう。その使いは結末だけ告げると隣国に帰って行った。その結末とは隣国は併合されたという事だった。それは紙を破るのと同じように簡単に併合されたと。しかも戦に敗れ、強制的に併合されていったらしい。きっと統治者の神は分かっていたのだろう、隣国が助かっていた理由はこの国の統治者、彼女を恐れてだった。また、隣国の神は戦の神であった。戦を仕掛けたら負ける事はバカでも容易に想像できる。しかし、その戦の神は神界に帰り、この国の統治者は弱ってきている。絶好のチャンスだっだろう。結果併合だ。まだマシな方だと思ってしまう、友好的でないにしても併合だ。下手したら植民地となってもおかしくなかった。だが併合だ、悪いようには扱われないだろうと信じることしかできないが植民地ではないのだから元隣国の民は元気にやっているだろう、そう信じたい。
「…………」
「今日は元気ないですね、いつものように退屈と言わないんですか?」
流石に隣国の併合は驚きや悲しみなど色々思うところがあったのだろう。だけどその顔は不安……?いや喜び?よく分からない顔をしていた。
「いや、まぁ……最近、恋というものを知ってね」
…………は?落ち込んでいると思ったら発情していたらしい 、この神は。まぁ変に落ち込まれてるよりかは良いが……にしてもここで言わないで欲しい。こっちは相手が見つからない悲しい人なのだから……
「はぁ……そうですか、なら付き合うぐらいはしたらどうですか?」
「いやいや、君ね!?こっちからの一方的な恋なんだよ!?もし断れてたら私は……」
「過去に神のつがいとなれることは光栄なことなんだ、と言っていた自身はどこにいったんですかね?」
「そんなものは過去に捨ててきた!!」
「捨てないでくだいよ……全く、相手は誰ですか?」
「…………城下町の八百屋でバイトしている子」
バイトしている子……あぁあのいかにも好青年って感じの子か。確かにあの子ならしっかりしているし一緒にいて楽しいだろう。そんな事を思っていると告白状が書類の中に紛れていた。どうやら彼女宛らしい、しかも相手は噂の八百屋の子。問題ないし結果は任せよう。
「諏訪様、これを」
「これは……なっ!?ほ、本物か……?」
「間違いなく本物だと思いますよ、中身を見ましたが最近良く来てくれて嬉しいこと、諏訪様を見ていると心が踊るなど色々書かれていましたし、これからも書類に紛れると面倒なのでさっさと告って結婚してください」
「ちょっと出掛けて来る!」
「ちょっ護衛を……行ってしまわれた……まぁ今回ぐらいは大目に見てあげますよ……」
あの手紙を読んでいる時の彼女は……見た目通りの年相応の少女を思わせる様な顔をしていた。顔を真っ赤にしていたが……全く、自分も老けたものだ。そういえば若い頃に隣国からの警告文を勝手に読んでいるところを叱られた事があったっけな……懐かしいものだ。その日の夜、城で宴が開かれた。報告では八百屋の彼から告白を受けたらしい。その時の民の反応は失敗するだろうと思っていたのだろう、結果を憂い暗い顔をしていた人が多いらしい。しかし民の思いとは裏腹に彼女は顔を真っ赤にしてその告白を受けたらしい。その時の民の反応は驚き半分、祝福半分といったところだろうか?まぁあくまで予想でしかないけれども。宴では城下町全ての民が城に招かれとても騒がしかった。しかし全員が彼女と彼の結婚を祝福していた。
そして数ヶ月して彼女は妊娠した。流石若者、やることやるのが早かった。妊娠の報告は民や家臣の誰もが有頂天になっていた。これでこの国の未来は安泰だと、彼女らを祝い祝福した。結婚の時とは比べ物にならないぐらいの大騒ぎだっだ。
そして妊娠の報告から一週間後…………
隣国を併合したかの国から宣戦布告を受けた。誰もが豆鉄砲を食らったような顔をした。まるでタイミングを狙った様な宣戦布告だ。彼女の力を使い抗う事は容易いだろう。しかしそれをしてしまえば彼女の腹の子は生まれる前に死に、彼女は力の使い過ぎで神界に戻ることになるだろう……運命とは残酷なものだ。せめて幸せな彼女らの純情をもっと……いや、やめよう。
「ねぇ、君、この戦は勝てそうなの?」
「…………」
「そっか……私から言えることは絶対に死ぬな、こんな事ぐらいかな」
「それだけでも、自分は嬉しいですよ。何せ最後まで相手は見つからなかったですから。というか自分に構っているより旦那様に構って上げてくださいよ」
「いや、実は先に先に言ったんだけど俺は絶対に君の元に帰ってくる、だから心配せずに帰りを待ってくれって言われてね……」
「ふふっ……旦那様らしいですね、本当」
「だよね、彼らしい……君は絶対に帰ってくるって言わないんだね」
「自分はこの身体ですので、貴方のように厄災を操る事も出来ないですし」
「そっか……けど必ず帰ってきてね?出来れば神界に帰る前に君には会って別れを告げたいからさ」
「そうですか、では生きて帰れるように努力しますね」
「うん、またね!」
「えぇ、また会いましょう」
自分で『また会いましょう』と言ってはいるが自分はこの戦で死ぬのは分かっていた。いや、相手が手加減をして誰も殺そうとしなければ助かるだろう、だが相手の戦力差は圧倒的だ。こっちが6500に対して相手は3万以上だ。きっと負ける、その時に自分は旦那様を逃がさなければいけない。例え死体になったとしても彼女を泣き顔にしない為に。彼女は私が死んでも泣かずに笑って「今までお勤めご苦労様」と言って天界に送り出してくれるだろう。だから……
「旦那様、皆に号令を」
「分かった。お前も、今までありがとうな。短い間だったが世話になった。どうかお前が死なない事を願うよ。皆の者!!相手は強大だ、だが!!我らが母国の為に、己達の大切な存在の為に絶対に死ぬ事は許さん!!この戦に勝利し、生きて帰るぞ!!」
「「「ハッ!!」」」
「全軍、進めー!!」
「「「「オォー!!!」」」」
「敵軍が攻めてきたぞ!」
「ここを死守し、奴らを殺せ!」
「危ないと感じたら逃げても構わん!!だが絶対に死ぬな!」
「そんなの無理ですぜ、旦那様。俺たちは覚悟を決めてきたんだ!」
「それよりあんたが逃げてくれ、親愛なる諏訪様の為に」
「あんた、さよならを言わなかったんだろ?死ぬ覚悟しといてそれはねぇぜ」
「お前らー!何としても若様を逃げさせろ!」
「これ以上の戦線維持は無駄死になる!お前らも……!」
「俺たちの覚悟を台無しにする気ですかい、若様」
「諏訪様と若様さえいれば最悪の事態は避けられる、だから俺らの愛した母国の為にここは素直に逃げてくだされ!」
「くっ……お前らの事は絶対に忘れない!!」
「ここの殿は自分に務めさせて貰います」
「あぁ、お前なら安心だ。お前ら、最後に言っておこう!できるだけ死ぬなよ!!」
「「「ハッ!!」」」
そい言うと若様は数名の護衛を連れて母国の方向に馬を走らせて行った。さて、業務を始めますかね
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「はぁ……はぁ……はぁ……俺はまだ生きてます」
「そうですか……旦那様は元気でやってるでしょうかね?」
「さぁ……今となっては分かりませんね」
「報告!報告ー!」
「どうしたんですか、まさか諏訪様が……」
「敵国の神が神界に帰られ、敵国側は和解を持ち出してきました!!」
「これは……奇跡でしょうか?」
「粘った甲斐がありましたね……」
最初は4000人くらいいた我が軍は残り1000人ぐらいまで減っていた。逆に1000人も生き残っていた。半分は執念で生き残っているようなもんですけどね……
「もちろん和解は受け入れます。内容はあまり期待できるものではありませんけど……できるだけ平等を目指しますかね」
結果として和解の条件としてこれからは助け合う。隣国を我が国の土地とする。
というこっち側に有利になる結果に終わった。どうやら彼女の厄災の力を恐れたらしい。
「では全軍、これより帰宅するぞー!!」
「「「「オォー!」」」」
「っ!帰ってきたぞー!!」
「なに!?」
彼女がこちらに走ってくるのがわかる。だがその横に旦那様の姿はない……どうしてだろうか?
「皆の者!よくぞ生きて帰ってきた!!当分はゆっくり休んでくれ!!」
「「「ハッ!」」」
「それで、あやつはどこにいるんだ?さよならも言わずに行って……帰ってきたんだよな?」
「旦那様は先に諏訪様の為にと、護衛をつけてこの国へと、向かわせましたが……まさか……」
「っ!!そうか……」
彼女は暗い顔を見せた。自分は、この国を護れても彼女の笑顔は護れなかったらしい。
「いや、悲しんでも仕方ないな。あやつの為にもこの子はしっかりと産んでやらないとないけないな!」
「そうですね」
無理に笑っているように見えるその顔は余計に自分の心を苦しめてしまう。彼女はこの子を産んでしまうと神界に帰らなければならない。それではこの子は父親と母親の居ないこの世で生きなければならない。そんなのあんまりじゃないか……
「諏訪様、どうかお願いがあります」
「どうしたんの、そんなにあらたまって?」
「自分を……貴方の人界にいられる寿命にして下さい」
「…………それがどうゆうことか分かってるの?それをしたら君は……輪廻転生の機会を失うんだよ?」
神は人界にいる為にとても微量の力を使っている。それが尽きると人界にいられなくなり、神界に帰らなければならない。しかしその力は人の寿命を消費させることで増やす事ができると、一度諏訪様に話で貰ったことがある。しかし力に帰られた魂は輪廻転生の権利を失うとも既に教わっている。だが……自分は諏訪様や諏訪様の腹の子の為ならこの魂、失っても構わないと今なら思える。きっと過去の自分は否定するだろう、けどあの頃の自分でもわかっていたはずだ、自分も他の家臣と変わらない気持ちでいたということにだからこそ自分は……この道を選ぶ
「その覚悟を決めた目、初めて見た気がするよ、結構長く一緒に居てきたと思ってたけどまだ知らない事があったとは、我ながら驚いたよ」
「……… 」
「もう1回聞くけど本当に良いんだね?」
「はい、貴方の為に死んでもい切れるんだと思う事にします」
「そっか……じゃあ最後に……今までお勤めご苦労様、これからも私の力として、よろしくね」
最後に見たその笑顔は……今まで見た笑顔の中で一番綺麗だったと思う。
その後その国は神の子が子孫代々統治してしいったとさ
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「やっぱりこの話面白い!けど若様ってなんでいないんだろうね?」
「諸説あるけどねどぇ〜落武者に殺されたいっていうのが一番有名らしいね〜」
どうも、作者です。正直終わり方は割と雑な気がしていますがご了承くださいますようお願いし申し上げます。
このお話に出てくる一人称自分の人(主人公的存在)の性別は皆さんのご想像におまかせします!