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料理スキルで世界最強  作者: ズッキーニ
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陰キャの俺が最強に

 僕は陰キャ高校生の宮崎智也だ。僕は中学校時代にいじめを受けていた。僕の内気で何事にも消極的なこの性格のせいでいじめを受けていた。高校はこんな奴らとはおさらばしたいという気持ちで受験勉強に取り組んだ。その成果もあってか、有名国公立に受かった。しかし、そんな人はどこにでもいるようで…僕は高校に上がってからもいじめを受けていた。


 ある日、いつものようにトイレでぼっち飯を食べて教室に戻ろうとしていると学校全体が光に包まれた。しばらくして目を開けると僕はいつの間にか教室に戻っていた。皆が戸惑いざわめいていると謎の声がスピーカーから流れてきた。「君たちには魔王を倒してこの世界を救ってもらう。ただ、この世界はモンスターが蔓延るような危険な世界だ。よって、君たち全員に『スキル』を与えた。確認するが良い。」皆は戸惑っていたもののそれぞれのステータスを確認した。かいう自分もステータスを開いて確認してみると僕の授かったスキルは料理スキルだった。


 それぞれがスキルを確認した後学校を出て冒険に出た。僕以外の人はクラスメイトとパーティを組んでいたがずっとボッチだった僕にそんな人はいない。配布された武器で、維持冒険しようと足を踏み出した。僕が最初に出会ったのは最弱モンスター、スライムだった。だが、こんな非戦闘系のスキルでモンスターに勝てるはずもなくあっさりと敗走してしまった。こうして、戦闘を続けていくうちに自分のスキルではモンスターを狩ることはできないと思い諦めてしまう。それもそうだ料理スキル1Lvの僕に使えるスキルは『利き目』と『アイテムボックス』だけなのだ、さらに普段運動なんてしないせいでステータスもとても貧弱だったのだ。


こうして彷徨い歩き僕がたどり着いたのはある一軒の山小屋だった。そこにはまるで最近まで人が生活していたかようなたくさんの食料が備え付けられていた。「よしこれだけあれば一年は食料に困らないだろう。少しでもステータスを上げるために基礎体力の強化、腹筋、背筋、腕立て伏せをやるぞ〜。」決心してから何事にも消極的だった割にはこの世界で生き抜いていくために必死に頑張った。


 「修行を続けてもう一年か。いざやってみると早いもんだな。」

僕は修行をしつつ料理スキルのレベル上げも一緒にした。山小屋にある様々な具材を目利きして料理をすることで1つ目のスキル、『利き目』のレベルがあがり2つ目のスキル、『刃物扱い上昇』を手に入れた。それからというもの最初に配布された包丁と剣の扱いが格段に上がって、モンスターも狩れるようになった。その後はひたすら剣の素振りとスキルのレベル上げ、そうこうしている内に3つ目のスキル『解体』を覚えた。これは最強かもしれない。ウキウキしながら使ってみたがあれはヤバかった。「チートやん。このスキルがあったら、『俺tuee』ができるじゃね?でも人に使ったらヤバそうだな」そう思い、対人のときには使わないでおこうと決めた。こうして俺の修行の一年は過ぎた。

「よし、やっと冒険に出られるぞ。ステータスもオール500、スキルも手に入れた。食料は最初に手に入れた『アイテム収納』のストレージにたくさんある。」

智也の冒険は皆に一年遅れての出発となった。


これが、陰キャボッチが料理スキルで世界最強になる第一歩だった。

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