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瑛人-その8-

 電話切り自然に大きなため息がでる。

大変なことに巻き込んでしまったかもしれない。

でも彼女が必要なことは間違いなかった。

彼女が居ると疑うことなく真実に向かっていける気がするからだ。

まだ逢って間もないのに不思議だが彼女を頼りにしている自分がいる。

それについていけていない自分もいるのだけれど。





 彼女から連絡がきたのは次の日の夜だった。

「本宮です。今お時間大丈夫ですか?」

相変わらず丁寧である。

「大丈夫です。早く連絡くれてありがとうございます」

「早く真実が知りたいですから。明日から3日間は予定が空いたので大丈夫なんですが急すぎましたか?」


「いえ。僕はいつでも大丈夫ですから。明日はお互い準備期間にして明後日の朝出発というのはどうですか?京都駅で待ち合わせにしましょう」

「わかりました。新幹線のチケット代、ちゃんとお支払しますから」

急に強い口調になった。

「それは受け取れません。ついてきてもらうんですから」

負けじと強い口調で返す。

「では……またいつかご飯でもご馳走させてください」

「楽しみにしてますね。また詳しく時間など連絡させてもらいます。ではおやすみなさい」


彼女の声が消えるとまた悩んでしまう。

俺と店長の出逢いが古着屋をなくしてしまったと知ると彼女はどう思うだろうか……。

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