タネアカシ
イエローとホワイトの目的はひとつ。
圭を掻い潜り、装置を壊す。また、3人を救出することだ。
イエロー「いくぞ!」
彼の代名詞、刀を取り出すイエロー。
イエロー「脱糞、天雨刀!サンダー!」
ホワイト「はぁっ!」
ホワイトは槍を取り出す。
ホワイト「脱糞ランス!」
イエロー「行くぜ!」
圭「ふっ」
イエローは圭の右前、ホワイトは左前から武器を構えて攻撃しにかかる。
しかし圭は不敵な笑みを浮かべている。
キーン!また攻撃が効かない。
イエロー「ちっ」
ホワイト「インチキの権化じゃねぇか」
2人同時の攻撃すら跳ね返す。
圭「ハハッ…そうだろう?これがお前らの力が応用されたものさ」
イエロー「しかし…ほんの少しの力でここまでの物が?」
不思議に思うイエローとホワイト。脱糞の力がいくら凄いとはいえ、まだ少ししか吸い取られていないようだしここまでの応用力があっただろうか。
いや、なかったはずだ。
圭「フフ…君達、巷で噂の黒い謎の植物を知っているかい?」
イエロー「なんだと?それとなんの関係が…」
圭「それは俺が街を支配し、周囲の力を凝縮し自分の手にするための細工、まんげだ!」
「「!?」」
驚くホワイトとイエロー。
圭「哀れだな脱糞戦隊…しかもちゃんとアレの入ったバーガーを口に入れてくれるのは助かったよ…手間が省けた」
饒舌に話す圭。
イエロー「まさか3人が倒れたのは…!」
圭「そう!隠し味にまんげを入れるのが流行ってくれたようだからね…脱糞戦隊も内側からの攻撃には少し弱めなんじゃないか、と思ってね。まさかあそこまで効果があるとは思ってなかったが…」
全て圭の計画通りだった。
圭「まあ、ホワイトは経歴からかまんげに耐性があったし、イエローに関してはバーガーに手をつけなかったようだがね…」
イエロー「ちっ!クソがよォ!」
より一層殺意に溢れるイエロー。
ホワイト「待てイエロー!冷静になれ!」
止めようとするホワイト。しかし聞かない。
イエロー「味方にこんなことされて許せるわけねえだろうが!はぁっ!」
手を上に挙げて叫ぶ。
イエロー「脱糞タイム!」
その瞬間周りの時が止ま…
圭「…」
らない。これすらガードに守られてしまう。
イエロー(!?)
ホワイト「バカヤロゥ」
バン!拳銃を放つ圭。
ザシュッ!
ホワイト「危ね…」
氷の力で銃弾を弾く。
イエロー「ちっ…」
悔しがるイエロー。
40%…41%…