手がかり
イエロー「…」
ホワイト「…」
呆然と立ち尽くす2人。
イエロー「一体なんなんだよ…何が起こってるんだよ?」
ホワイト「さぁな…だがかなりまずいな」
街を見下ろす2人。
町は、どこか不穏な空気に包まれている。
とても普通の人が足を踏み入れられる場所ではなくなっている。
イエロー「戻れはしなそう…だな」
ホワイト「脱糞ネットワークも完全に途切れてる」
イエロー「ちくしょう…何も出来ないのか?」
ギリリ…歯を食いしばるイエロー。
ホワイト「…いや、あの雰囲気…感じたことがある気がする」
ぽつりと呟くホワイト。
イエロー「…!?ほんとか!?」
ホワイト「あぁ…」(だが…そんなことがあるのか
?)
考え込むホワイト。
イエロー「教えろよ!どんな小さな手がかりでもいいんだ!今は何かしないと不味い!」
ホワイトに迫るイエロー。
ホワイト「…わかった。但し、ちゃんと信じてくれるか?」
ホワイトが神妙な面持ちで問う。
イエロー「…何言ってんだか、今この状況で信じられないーとか言ってる場合じゃねえんだよ!俺が間違ってたぜ…!」
ホワイト「…わかった。じゃあ…」
コン。コン。暗い洞窟に響き渡る足音。
???「フフフ…さて、実験開始と行こうか…」
謎の装置の前で微笑んでいたその時…
ダッ!
???「!?」
2人の脱糞戦士が洞窟へと入ってくる。
???「バカな…何故ここがわかったんだ!?」
驚く謎の人物。2人は足音を立てながら入っていく。
イエロー「ハッハッハ…お前は大きなミスを犯した」
笑みを浮かべる2人。そして、イエローはホワイトを指さす。
イエロー「コイツ、博覧会には詳しいんだぜ?」
???「!?」
完全に頭から抜け落ちていたことだった。
今、起こってミスに気づいた。
驚きを隠せない謎の人物。
ホワイト「なぁ、一体何をするつもりなんだよ…?答えろよ…?」
ホワイト「元博覧会、生き残りかな?まんげの伝道師…」
ホワイト「圭…」
圭「…」