洗脳
レッド「な…?」
鴨路が俺たちと敵対するようなことを唐突に言い出した。しかも、鴨路は俺たちと脱糞の関係性を知らないはずだ。
イエロー「おい、お前なんなんだ?急に」
にこやかにイエローが近寄るが…ドスッ!
鴨路がパンチをぶち込む。
吹き飛ぶイエロー。
イエロー「くっ…」(パワーもいつもより強い気がする)
鴨路「うんこは、きたない。」
人A「うんこは、きたない。」
人B「うんこは、悪。」
ゴールド「こりゃ一体どうなってんだ?」
周りの人達がみな脱糞戦隊を敵対視している。彼らの目つきは、明らかにおかしかった。
レッド「訳が分からねえよ…なんだこれは」
グリーン「俺もわからね…ヴッ!!!!」
グリーンを猛烈な痛みが襲う。倒れるグリーン。
イエロー「グリーン!」
グリーン「…」
目付きを変え、立ち上がるグリーン。
グリーン「…うんこは、きたない。」
4人「!?」
グリーンまでも人々と同じようになってしまった。
ホワイト「こりゃ俺たちかなりやばいと行っても過言…」
ガシャン!街の人達が一気に襲いかかってくる。
イエロー「不用意に街の人達は傷つけたくないな…ひとまず4人で逃げよう」
ホワイト「それもそうだな」
レッド「わかった!脱糞スモーク!」
ドシャァ!レッドが煙を出し、相手を撒く。
人々「…」
それ以上、人々は追ってこなかった。
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見つからなそうな地下に避難した4人。
レッド「しかしありゃなんだ…」
ゴールド「経験則からすると一種の洗脳…?」
ホワイト「だとしても脱糞の加護に護られたグリーンまでやられるなんて、素人の業じゃねぇな」
イエロー「…なんなんだ?」
突然の事件に動揺し、全く尻尾を掴めない4人。
レッド「脱糞ネットワークを介して情報が入った!日本各地で似たような情報が起こっているらしい!」
ゴールド「えっ!?」
その時…ガシャン!レッドの端末から大きな音。北海道の脱糞ネットワークのアンテナが破壊される。
レッド「ちっ…もう情報は掴めねぇな」
イエロー「なるほど…一体正体が何なのかは分からないが脱糞の加護すら貫通するよう何かなら…」
イエロー「ここにいる4人もこの事件の主犯の疑いが十分にあるわけだよね」