第4章 潜入?
果たして、3人?は国に潜入できるのか...
☆第4章 潜入?☆
ソフィア「ねぇ...」
ノア、とり「.....」
ソフィア「ねぇ」
ノア、とり「.....」
ソフィア「無視してんじゃないわよ!! いつまで歩くつもりよ。なんか楽に行ける方法はない訳?」
ノア「その言葉を待ってました♪ ソフィアさん、想像して下さい。イメージして下さい!! 」
ソフィア「...はぁ?何をよ。」
ノア「楽に移動できる事をです! 魔法の練習ですよ♪」
ソフィア「そういうことね...そうねぇ。とりのさっきの翼が出せれば楽に飛んで行けそうね。...」
ソフィアはさっきのとりをイメージした。ソフィアの背中から翼が生えた。
ソフィア「こんな感じかしら。」
ノア「流石です、ソフィアさん。では、このまま飛んで行きましょう♪」
3人?は飛んでいる...だが、そろそろ...
ソフィア「ふざけんなー!! なんで私があなた達を抱えて飛ばなきゃなんないのよ!! とり!あんたは飛べるでしょ!」
とり「すみません、ノアさんが練習とおっしゃるので...」
ソフィア「それでも私の下僕かー!!」
とり「違います、決して違います。友達です。下僕ではありません。」
ソフィア「落とすわよ?いいの?落とすわよ!!」
ノア「とか言って、優しいソフィアさんは落としたりなんかぁーーーあーれぇー」
ソフィア「あんたは例外よ。」
とり「あわわわわわ」
ソフィア「あなたも落としましょうか?」
とり「すみません!自分で飛びます!!」
ノア「ふぅ...ひどいですねぇ〜」
ノアが戻って来て飛んでいる...が翼はない。
ソフィア、とり「えぇー!!」
ソフィア「ちょっと、あんたどうやって飛んでるのよ!!」
ノア「どうと言われましてもイメージして飛んでるとしか...」
ソフィア「あっそ...もう全く参考にならないわね。」
ノア「仕方ありませんよ。住んでいた世界がそもそも違うのですから考えも変わりますよ。」
ソフィア「同じ人間なのに...」
ノア「はい、同じ人間です。ですが、同じ環境であっても人によって考え方は変わります。人の数だけ思考がありそれだけ無数の可能性があるのです♪ 面白いと思いませんか?」
ソフィア「そうね...確かにおもしろ」
とり「あの!! すみません!! そろそろ限界なんですが、お二人共なんでそんなに余裕なんですかぁぁぁ」
ソフィア、ノア「あっ...」
とりは力尽きて落ちていった。
ソフィア「あぁもう!世話のやける下僕ね!!」
とり「ソフィアさん!?」
ソフィア「本当に頼りないわね。」
とり「...面目ないです。」
とりは、ソフィアにお姫様抱っこされている。男なのに。とりは嬉しい反面、かなり恥ずかしい。
ノア「見えてきましたね。東西の門番に見えないように北の壁を超えていきましょう♪」
ソフィア「えっ!?大丈夫なの?」
ノア「大丈夫じゃないです!! が、めんどくさいので壁を超えていきましょう♪」
ソフィア「絶対、後からもっとめんどくさい事になるんじゃないの?」
ノア「心配性ですね。では、カモフラージュで我々は見えないようにしましょう!」
そういうと、ノアは指を鳴らした。
ソフィア、とり「...」
ソフィア「何か変わったの?」
ノア「はい!私たち自身は見えますが他の人には私たちが見えません♪ 」
ソフィア「そうなの?」
ノア「はい!では、逆に門から入りますか?あっ、ちなみに声は聞こえてしまいますので、周りに気を付けて発言して下さいね♪」
ソフィア「いいわよ、このまま北の壁を超えていきましょう。あなたを信じるわ。」
ノア「ありがとうございます。では、入りましょう!私に付いてきて下さいね。」
3人?は、こうして国に潜入?しました。
いかがだったでしょうか?
最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。
また、よろしくお願いします♪