第2章 新しい友達
小説は難しいですね。
ちゃんと伝える事ができるか...楽しんで頂ければ幸いです!
☆第2章 新しい友達☆
ソフィア「...やってしまったわ。」
ノアは気絶している。
ソフィア「生きてはいるみたいね...はぁ、貧弱な男ね。」
オリバー「...イヤ、お前に殴られて生きてるやつは、たぶんそうは居ないぞ?」
ソフィア「はぁ?何言ってんのよ、お父様には効かないではないですか!!」
オリバー「...効かないフリをしてただけで、いつも母さんに治してもらっていたんだ。ハッハッハ」
ソフィア「そうだったんだ。ハッハッハ...って、はぁ〜!?」
ソフィアは頭が混乱している。
オリバー「とりあえず、ノア殿を家に連れて帰って母さんに治してもらおう。」
オリバー、ノアを抱えて家に向かった。
ソフィア「...えっ!?、お母様も魔法が使えるって事!?...あっ、お父様待って!!」
しばらく歩き家に着いた。
オリバー「今戻った、すまないリリアンこの人を頼む。...ソフィアが殴ってしまった。」
リリアンはソフィアの母である。
リリアン「えっ!?大変、意識がないじゃない!! ...神よ、この者に癒しを。」
リリアンの周りは光に包まれた。そこにソフィアも帰って来て目撃した。
ソフィア「今かえっ...本当に...お母様も魔法が使えるのね。」
ソフィアは少しづつ現実を受け入れようとしていたが、何とも言えない感情も込み上げていた。
ノア「うっ...たったぁ〜。...ここは。」
ノアは周りを見渡し悟った。
ノア「...なるほど、リリアンさんどうもありがとうございます。助かりました。まさか、ソフィアさんが身体強化を使えるとは思っておらず、防御が遅れてしまいました。お恥ずかしい限りです。」
リリアン「理解が早いのね。それにしても、ソフィアに殴られて良く生きてたわね。あなた何者?」
ノア「私はノア・エルラバート。ただの学生ですよ。」
リリアン「そう...まぁいいわ。それより、ソフィアこっちにいらっしゃい。この方に謝りなさい。」
リリアンも、相当理解が早いようだ。
ソフィア「...悪かったわ、ビックリして殴ってしまったわ。」
ノア「いえいえ、こちらこそ驚かせてしまって申し訳ございません。大丈夫ですので気になさらないで下さい。しかし身体強化が使えたとは私も驚きました。」
ソフィア「...悪いけど、自覚が無いから身体強化と言われても分からないわ。」
ノア「なるほど、素晴らしい!常に強さをイメージ出来ているのですね♪ ...しかし、それで魔力が切れないのは凄いですね。」
ソフィア「...ゴメン、ちょっと外の風に当たってくるわ。」
そう言うと、ソフィアは外に出ていった。
リリアン「とりあえず、経緯を教えて下さる?」
3人で事の経緯を話し聞いている。...そのころソフィアは、外に出て家の屋根にジャンプして乗っていた。
ソフィア「はぁ...訳分かんない...私は普通じゃ無かったんだわ。」
ソフィアの近くに小鳥が飛んできた。ソフィアは試した。もしかしたら小鳥と会話が出来るのではないかと...
ソフィア「小鳥さん初めまして。私、ソフィアよ。お友達になりましょう!」
小鳥「...」
ソフィア「流石に無理か...はぁ〜」
小鳥「...もしかして、僕に話しかけていたのかい?」
ソフィアと小鳥は目が合った。
ソフィア「...」
小鳥「...」
ソフィア「えっ...マジ?出来ちゃう系!?」
小鳥「うわぁー!! 人間の言葉分かっちゃったかもー!!ヤベー!!」
小鳥は凄いテンションで盛り上がっている...1匹で。
ソフィア「黙れ、とり。私は機嫌が悪い。静かにしろ。焼き鳥にするぞ?」
ソフィア、冷ややかな目で小鳥を睨めつける。
小鳥「りっ、理不尽だー!! 友達になろうって言ったじゃんかー!!」
ソフィア「それは過去の話しよ。今は黙れ。」
小鳥「えぇ〜過去ってほどじゃなくねぇ〜さっきじゃん超怖〜ょぉ」聞こえないように小声で言っている。
ソフィア「...なんか言った?」
ソフィア、小鳥に八つ当たりをする。小鳥はビクビク怯えながら。
小鳥「いえ...何も言ってないです。」
小鳥は今にも泣きそうだ。
ソフィア「はぁ...悪かったわ。あなたに当たっても何の解決にもならないのにね。」
ソフィアは遠くを見つめている...
小鳥「...何かあったのかい?」
小鳥、恐る恐る尋ねる。
ソフィア「実はね、さっきまで私が魔法を使えるなんて思ってなくてね。何か、受け止め切れないと言うか...何と言うか...みたいな。ハハッ」
そう言って、また遠くを見ている。
小鳥「凄いじゃないか!魔法を使えるなんて羨ましい!ワクワクはするだろうが、不安なんてないだろ?」
ソフィア「...ワクワクだなんて、そんな感情は無いは。むしろ不安だらけよ。」
小鳥「...どうしてだい?」
ソフィア「...私は産まれてすぐ、魔力の強さが理由で実験に使われそうになって、お父様とお母様が国から私を連れて逃げて来たんですって...国に見つかれば、きっと実験されるでしょうね。...知りたく無かったは、こんな事。」
小鳥「...じゃあ、友達の僕がソフィアを守るよ!!」
ソフィア「バカじゃないの?小鳥のあんたに何ができるのよ...はぁ...フフッ、でもありがと。ちょっと元気出たかも。」
小鳥はしばらく考えて、こう切り出した。
小鳥「君の魔法で、僕を人間には出来ないかな?そうすれば、幾分か君を守る事ができると思うんだけど...どうかな?」
小鳥はワクワクしている。
ソフィア「ちょっと面白そうね。良いわ!試して見ましょう!...うーん。だぁー!! 鳥よ人間になれー!!」
上手くイメージ出来なかったソフィア、適当にやけくそになる。
小鳥「えっ、わっ凄い!! 体が変わってく...」
小鳥は人の形になった。見た目は10歳くらいに見える。
小鳥「凄いよ!人間になっちゃったよ!これで君をまも」
ソフィア「れないわよ!! 無理ね。どう見たってガキだし雑魚でしょ。はぁ...」
小鳥「えぇ...ひどくな〜ぃ?」
ソフィア「黙れ、とり。あんたはコレから名前はとりよ。分かったわね。とり」
とり「えぇ〜」
ソフィアに「とり」と言う新しい友達ができました。
いかがだったでしょうか?
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最後まで読んで頂きありがとうございます!!