第69話 神代桔梗は聞く
活動報告で最近あったこととかを書いてるので、興味があったら上の小泉春香をタップして活動報告をどうぞ。
うん、ギルド長の隠れて調べたい感に乗せられて隠れて調べようとしてたけど、本人に聞いた方が絶対速い。
「──盾無弐型。ヘンナナマエノケンダナ?」
自然に、自然に聞かないと、千冬にギルド長に頼まれたことがバレる。
俺はそう思いながら千冬の差し出してきたページに書いてあった剣について聞く。
「すごい棒読み。──桔梗、どうせ私が強くなった理由でも調べるようにギルド長か日向に頼まれたんでしょ」
「な、なんでバレた?!」
完全完璧な演技だったはずだ!バレるわけない。
てか読心能力でも持ってんの?言ったこと全部あってるんですけど?
つまりは、妹に思考を読まれるほど単純な兄であった。
「別に教えてもいいよ」
「へ、なんて?」
俺が予想していた、「私が自分のこと調べられるのが嫌いって知ってるよね?」って台詞とは全然違う台詞が聞こえた気がした。
「だから、私が強くなった理由を教えてもいいよ」
「いいのか?千冬って自分のこと調べられるの嫌いだろ」
「うん、嫌いだけど、英雄ガゼルの記憶は自分のことって感じがしないから」
という事で説明を受けた。
‥‥‥
‥‥
‥
英雄ガゼル。本名カゼル・バリアブロード。
異世界ブライトのとある農家の息子に生まれたが、類い稀なる剣の才能で、貴族を負かし続けて、ガトという国の王へと成り上がった。
そして天下統一を果たし、ブライトの王として日本の少女へと転生した。
千冬はその英雄の転生した少女で、記憶を取り戻したことで強くなったらしい。
千冬が俺に摸写させた盾無弐型なる剣も英雄が使っていた剣だと言っていた。
──盾無弐型──
英雄ガゼルが使っていた剣。
長い刀と短い刀を峰と峰でくっつけたような形状をしており、ブライトで信仰されている剣術神ルルアが使っていた剣を模して作られたものだが、ルルアの剣のように半分に分かれて、間から光の刃が出たりはしない。




