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神代桔梗は幼女として異世界を生きる  作者: 消すには惜しい黒歴史
第1章 神代桔梗が冒険者になるまでの物語
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第1話 神代桔梗は転生しました

目が覚めると森のなかにいた。


「そうだ、町を探さないと。」


クルラ様は町にあるギルドで冒険者登録をすれば宿を提供してくれるといっていた。

見渡した限りでは近くに町はないな。


「スキル発動《全知》。」


クルラ様からもらった天界大図書館へのアクセス権限はスキル《全知》となってこの体に宿っている。1日に1度しか使えないみたいだけど今回は周辺の地理を調べることに使おう。

浮遊感に包まれたと思うと周りが白く光りはじめた。





光が収まると周りの風景が天界大図書館に変わっていた。


「誰・・・あ、桔梗様ですか、もう《全知》を使ったんですね。で、何を調べるのですか?」


そうか、転生したから見た目も変わってるよな。


「俺の目覚めた辺りの地理を調べたい。」


「わかりました。検索開始。キーワードはケアル地方、地図。」


例に習って一冊の本がこちらに来る。題名はメルギの地理。


「これでよろしかったでしょうか?」


「ああ、それで大丈夫だ。」


俺は本を開いて目覚めた辺りの地理を調べる。

分厚いな、これ読むのか・・・


どうやらあそこから北西に2キロ位の座標に小さめの村があるようだ。


「ありがとう、知りたかった情報はなんとか手に入った。」


「良かったです。また来てくださいね。」


出来るなら次から読むのが楽な本でお願いします。




また周りが白く光り、森に帰って来た。


「調べるのに時間食っちゃたな。今日はこの辺で夜を越すか。」


本の情報が正しければ、すぐそこに廃屋があるはず。200年以上も前の建物みたいだから泊まれるか怪しいけど。




「な、なんだこれ。」


本に廃屋が書いてあった場所に向かうと、信じられない建物があった。

まず建物が劣化してない。

でも苔が建物を覆う程度には人が住んでいなかったみたいだ。

中に入ってみるが、家具も劣化していない。


「まるで建物だけ時間が止まっていたみたいだな。」


冗談じゃなくてマジでそんな感じだ。

明日の《全知》ではそういう魔法がないか調べてみようかな。

まあ、とりあえず寝よう。ベットも無事だったし。

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