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声劇用台本*Hey World《ハロウィン編》

作者: テンスト

Hey World≪ハロウィン編≫



比率→3:1:0 / 3:3:0


キャラクター説明




アーロン·ダッド



職業、教師。意志が弱い、優柔不断



バッカス·イーディー



職業、ソムリエ。なんだかんだお人好し



シーザー·フェイバー



職業、郵便配達。明るい性格、陽気



子供達



子供A→女の子。平凡、面白みは無いがいい子

子供B→男の子。無表情、ボケたがり

子供C→女の子。照れ屋、引っ込み思案、内気な性格







【キャスト】




3:1:0

アーロン♂:

バッカス♂:

シーザー♂:

子供達♀:



3:3:0

アーロン♂:

バッカス♂:

シーザー♂:

子供A♀:

子供B♀:

子供C♀:





《ハロウィン編》https://ncode.syosetu.com/n1486ei/

《クリスマス編》https://ncode.syosetu.com/n1488ei/

《バレンタイン編》https://ncode.syosetu.com/n1490ei/

《エイプリルフール編》https://ncode.syosetu.com/n0551ej/




シーザー「(鼻歌)」




バッカス「随分楽しそうだな」




シーザー「だって年に一度のお祭りだよ?楽しまなきゃ損だよー」




バッカス「子供たちにとっては、だろ?大人なんてお菓子用意して渡すだけだぜ」




シーザー「大人達が楽しそうにしてたら、子供たちだってもっと楽しくなると思うよ!」




バッカス「そういうもんなのか?」




シーザー「文句言わない!ほら、飾り付け手伝って?」




バッカス「手伝いたいのは山々だが、今はお菓子とディナーの準備中だ。シーザー、俺の腕は2本しかない」




シーザー「(笑う)」




アーロン「テディベア!(早口で)」




シーザー「テディベア?」




アーロン「あーうん。早口でテディベア!って言ったら《ただいま!》に聞こえるかなぁって(苦笑い)」




バッカス「何じゃそりゃ(笑う)丁度いいところに帰ってきた、アーロン。シーザーの飾り付け、手伝ってやってくれ」




アーロン「えー、僕これからテストの採点しないとぉ」




シーザー「ハロウィンと仕事どっちが大事なの!?」




アーロン「え!?えーと、そりゃやっぱり仕事が、あーでもハロウィンは年に一度のお祭り。うーん採点は朝早く起きて済ませるか、でも朝早く起きれるかなぁ?」




バッカス「シーザー、アーロンが可愛そうだ」




アーロン「でも2人にだけ準備任せるのも気が引けるしなぁ。遅くまで起きて採点するか、うーん」




シーザー「ごめんよアーロン!」




バッカス「(笑う)」








アーロン「(唸る)終わった!みんなよく頑張ったなぁ。前回より平均点が上がってる、、、、、、さて2人は順調かなぁ」




シーザー「出来た!なんという出来栄え!まさに芸術の具現化!さすがピカーソの生まれ変わり!」




アーロン「お疲れ様」




シーザー「やぁピタゴランス!」




アーロン「僕は社会科教師だよ、ピカーソさん。いやぁ色合いやデザインがとっても素敵だね。本当にお疲れ様」




シーザー「いやぁもっと褒めてくれまえ!」




バッカス「あんましシーザーのこと調子のらせないでくれよ」




アーロン「バッカス。料理の方はどうだい?」




バッカス「あぁ、ディナーの準備、終わったよ。もちろんコッチも」




シーザー「わぁ!そのおしゃれな小包の中に入っているのは、、、、、、なに?」




バッカス「お菓子に決まってるだろ!?」




アーロン「(笑う)二人共、お疲れ様です」




シーザー「いーえ」




バッカス「どうも。さて、ディナーにしようぜ」




シーザー「わーい!ディナあディナあ!」




アーロン「わぁ!すごく美味しそう!いや、もう食べる前から美味しいって分かっちゃうよ!」





バッカス「(笑う)ありがとう。そして、今日のワインはドゥーツ産の《ナターレ·ベルガ》だ。この時期はハロウィン限定ラベルに仮装するんだぜ」




アーロン「(笑う)なるほどね。初めて聞く名前だなぁ」




バッカス「ドゥーツでは割とポピュラーなんだけどな。エレガントな香りと味わいが、上品な余韻をもたらしてくれる白ワインなんだぜ」




シーザー「わぁ!タカマルッ!飲もう食べよう!」




バッカス「今注ぐからちょっと待ってろ」




アーロン「(声小さめで)、、、、、、シーザー、ごめんね」




シーザー「(声小さめで)ん?なにが?」




アーロン「(声小さめで)僕だけハロウィンの準備手伝えなくて」




シーザー「(声小さめで)アーロンが僕の飾り付けや、バッカスの料理を褒めてる時、僕たちどんな顔してた?」




アーロン「(声小さめで)え?、、、、、、笑ってた?」




シーザー「(声小さめで)(笑う)そういうこと」「バッカス!まーだー?」




バッカス「急かすなよ。ほら、準備できたぞ。二人共席について」




シーザー「あいよ!」




アーロン「、、、、、、(笑う)はーい」




バッカス「それじゃ、乾杯!」




シーザー「カンパーイ!」




アーロン「乾杯!」




バッカス「美味しい」




アーロン「バカウマ!タカマル!」




シーザー「あ!今僕が言おうとしたセリフ!?」




バッカス「(笑う)」




シーザー「もう!」




アーロン「ごめんね(笑う)それにしても、子供たちちゃんと来てくれるかな?」




バッカス「なぁシーザー。お前がハロウィンの準備しようって言うからしたけれど、こんな町外れの森ん中の家に、本当に来るんだろうな?」




シーザー「大丈夫!ちゃんと子供たちに《美味しいお菓子があるから来てね!》って伝えたから」




アーロン「そっか。じゃあ食べながら待とうか」




バッカス「そうだな」




シーザー「うん!」








バッカス「って誰も来ねーじゃねか!」




シーザー「あれ!?」




アーロン「まさか一人もこないとは」




バッカス「おいシーザー。お前なんて言って子供たちを呼んだんだよ?」




シーザー「えっとね、直接は言ってないんだけど、手紙を入れておいたんだ。えーっと、、、、、、あぁ、これこれ」




アーロン「どれどれ、、、、、、うーん。文章から伝わるシーザーらしい陽気さ以外は、特にへんなところはなないなぁ」




バッカス「じゃあシーザーが嫌われてるって事か」




シーザー「そんなぁ!」




アーロン「あ!」




バッカス「ん?どうしたアーロン?」




アーロン「、、、、、、地図が間違ってる」




シーザー「え!?」




アーロン「この地図、北の森を指してるよ。僕らの家があるのは東の森」




バッカス「なんだって!?」




シーザー「えー?だってこの矢印はちゃんと僕らの森を指してるよ!?」




バッカス「お前、それ北を指す意味のマークだぞ?」




シーザー「え!そうなの!?」




アーロン「よく今まで郵便屋さんやってこれたね」




シーザー「それじゃあ皆」



バッカス「もれなく北の森に行ってるだろうな」




シーザー「そんなぁ!」




アーロン「仕方ないね。(笑う)あー。でもこれだけの量のお菓子、僕らで食べ切れるかなぁ」




バッカス「まぁ氷系の魔法かけておくから、数日くらいなら大丈夫だろう」




シーザー「(泣く)ごめんよ二人共。ごめんよ子供たち」




バッカス「まさか地図を間違えるとは」




アーロン「まぁそんな時もあるさ」




シーザー「(泣く)」




ノック




シーザー「!?誰か来た!きっと子供たちだ!僕お菓子渡してく痛ってぇ!?足の小指をテーブルの足にぶつけた!?うわあああああああああ!」




アーロン「ちょっと何やってんの!?」




バッカス「ダメだこりゃ。仕方がない、アーロン、行ってきてくれ」




アーロン「えー!?僕!?」




バッカス「あー、1人だけハロウィンの手伝いしてくれなくて疲れたなあー」




アーロン「ぐっ。わかったよ、、、、、、行ってくる」




バッカス「いってらっしゃい。シーザー、大丈夫か?」




シーザー「(泣く)バッカスぅ、治癒魔法を」




バッカス「仕方ないなぁ」








アーロン「はーい、どちら様ですか?」




子供A「トリックオアトリート」




アーロン「(笑う)はいどうぞ、可愛いお嬢さ、、、、、、あれ?きみ、もしかしてイーノス·モリスの妹さん?」




子供A「(元気なく)え?はい、そうですけど」




アーロン「やっぱり!一度あってるんだけど、まあ覚えてないよね(笑う)僕は君のお兄さんが通っている学校の先生なんだ。それで一度家庭訪問の時に、君にあったんだ」





子供A「(元気なく)そう、だったんですか」




アーロン「うん」




子供A「(元気なく)、、、、、、お兄ちゃ、兄は学校ではどんな感じですか?」




アーロン「え?あぁ、そうだなぁ。勉強も運動も魔法も、常に上位にランクインしていて、授業態度も良くて、素晴らしいお兄さんだよ」




子供A「(元気なく)そう、ですか」




アーロン「?どうかしたかい?」




子供A「(元気なく)いえ、何でもないです。それじゃお菓子、ありがとうございました」




アーロン「あぁ、実は多く作りすぎちゃって、よかったら何袋か持って行ってよ」




子供A「(元気なく)はい」




アーロン「、、、、、、ねぇ、それ開けてみて」




子供A「え?ココでですか?」




アーロン「うん、お願い」




子供A「、、、、、、はい、分かりました、、、、、、わぁ」




アーロン「美味しそうでしょ?(笑う)食べてみて?」




子供A「、、、、、、はい。(食べる)甘くて美味しい」




アーロン「でしょ?僕の同居人が作ったんだよ」




子供A「これ手作りだったんですか?」




アーロン「そうだよ。(笑う)気に入ってもらえたみたいだね。ほら、あのお兄さんが作ってくれたんだよ。そして、隣で倒れている彼が、この部屋の飾り付けをしてくれたんだ」




子供A「わぁ、素敵な飾り付け」




アーロン「二人共自慢の親友なんだ。でも、僕には二人のような取り柄がなくて、でも何か、君の役に立ちたくて、、、、、、」




子供A「、、、、、、?」




アーロン「君、お兄さんの話をした途端、元気なくなったでしょ?もし、君がなにか困ってたり、悩み事があれば、話くらいは聞けるからさ。何かあったら頼ってね。一応これでも先生だから(笑う)」




子供A「あっ、、、、、、ありがとうございます。えっと、その、、、、、、」




アーロン「言いたくなかったら無理に言わなくてもいいからね」




子供A「、、、、、、兄はとてもすごい人なんです」




アーロン「? そうだね、うん」




子供A「皆さんそう言うんです。近所の人や学校の先生、そしてパパとママも、、、、、、」




アーロン「、、、、、、」




子供A「《君の年でお兄さんはもう魔法が使えた》とか《お兄さんに勉強や魔法教われていいよね》とか、《お兄さんと比べてあなたは普通ね》とか、、、、、、これじゃ私、お兄ちゃんのオマケ、、、、、、」




アーロン「、、、、、、」




子供A「、、、、、、ごめんなさい。急にこんなこと言って」




アーロン「ううん、僕が聞いたんだ、気にしないで。ねぇモリス、君の名前は?」




子供A「、、、、、、メイ。メイ·モリス」




アーロン「メイ、、、、、、実は僕もそうなんだ」




子供A「え!?」




アーロン「僕のお父さん、そしてお爺さんも、先生をしていてね、だから周りからは《君も将来は先生になるんだよね》とか《君のお父様は優秀な教師でしたよ》とか《親のコネで教師になって恥ずかしくないのか》(笑う)そんな感じ」




子供A「お兄さんも、、、、、、」




アーロン「うん」




子供A「それで、お兄さんはどうしたんですか?」




アーロン「んー、逃げちゃった」




子供A「え!?」




アーロン「家を出て、遠くの街に来て、そして彼らと出会って、一緒に暮らしてるんだ。でも結局この街で先生をしてるけど(笑う)」




子供A「そうなんですか」




アーロン「まだメイには、家を出ちゃえ!なんて言えないけど、でもねメイ。よく聞いて?メイはとっても言葉遣いが丁寧だよね?」




子供A「えっ?あの、一応気をつけてはいます」




アーロン「メイの年でそんなに丁寧に話せる子供、僕初めてだよ!メイは凄いね」




子供A「ありがとう、ございます」




アーロン「メイはお兄さんが羨ましい?」




子供A「はい。兄のようにまでとは言わなくても、せめてクラスで一番になりたいです」




アーロン「、、、、、、本当はこんなこと言ったらいけないんだけど、、、、、、僕はね、クラスで一番になることってそんなに凄いことではないと思うんだ。だって、もしクラスに20人いたら1番から20番は絶対に決まるだろう?だから僕は、誰かの一番になりたい」




子供A「誰かの一番」




アーロン「(笑う)まだなれてないけどね。でも、人間族の寿命は約60年、まだ半分以上あるからね。死ぬ前に、誰かの一番になれたら、僕の勝ち」




子供A「死ぬ前に一番になれたら、勝ち」




アーロン「メイ、君にはまだたくさん時間がある。前半戦は少しお兄さんにリードを譲ってあげておいてさ、後半で、一気に追い抜いちゃおうよ!」




子供A「、、、、、、はい!」




アーロン「いい返事だ!いい子だね。ごめんねたくさん時間もらっちゃって。気をつけてお家に帰るんだよ」



子供A「ありがとうございます。えーと」




アーロン「アーロンだよ」




子供A「アーロンさん。ありがとうございました」




アーロン「(笑う)またなにか困ったことがあったらおいで、僕は君の味方だよ」








バッカス「お菓子渡すだけなのに随分時間かかったな」




アーロン「ちょっとね、先生の真似事をしてみました」




バッカス「お前先生だろ」




アーロン「そうでした(笑う)」




シーザー「でもよかったぁ、1人だけど子供が来てくれて」




バッカス「そうだな」




アーロン「シーザー、足の指、具合はどう?」




シーザー「うん、バッカスに治癒魔法してもらったー」




アーロン「そっか、気をつけてね」




シーザー「うん!」




バッカス「それじゃ、まだワインも残ってるし、飲み直すか」




アーロン「賛成」




ノック




シーザー「わぁ!また来た!よーし、今度こそ僕がおもてなしを痛ったい!また同じ所ぶつけた!あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!」




アーロン「気をつけてって言ったばかりなのに!、、、、、、(ため息)それじゃ次はバッカスの番だね」




バッカス「俺か!?」




アーロン「バッカス、お願い」




バッカス「、、、、、、ったく、しょうがないな」




アーロン「なんだかんだ言いつつ、いっつもバッカスは《いいよ》って言ってくれるよね」




シーザー「一日で3社から新聞を契約した時は驚いたなぁ」




アーロン「(笑う)あんな表情のバッカス初めて見たよ」




シーザー「まるで拾ってきた子犬を飼っていいか、親の顔色を伺う子供みたいだった」




アーロン「(笑う)」








バッカス「今開けますっと」




子供B「トリックオアトリート」




バッカス「はい。ちょっと作りすぎちゃったから、多めに持って行ってくれ」




子供B「はい」




バッカス「うわぁ、全然嬉しくなさそう」




子供B「はぁ」




バッカス「仏頂面だな、よし、お前、これ一個開けて食ってみてくれ。俺の手作りなんだ」



子供B「はぁ、分かりました、、、、、、(もぐもぐ)美味しいです」




バッカス「嘘くせぇ!なぁ、嫌なら無理に食べなくていいぞ?」



子供B「いえ、嘘はついていません。これ全部ボクが食べたいくらいです」




バッカス「ぜ、全部か!?いやぁ、虫歯になるといけないから、全部はやめとけ」




子供B「はい」




バッカス「にしても全く表情が変わらねーな」




子供B「よく言われます。お母さんが病院に連れていったくらいなんで」




バッカス「そこまでするかお母さん!?」




子供B「まぁ嘘ですけど」




バッカス「嘘なのかよ!」




子供B「お兄さん面白いですね」




バッカス「お前も顔に似合わずユニークだな!」




子供B「お兄さんのお菓子美味しいし、顔もかっこいいし、話も面白いし、スゴくモテそう」




バッカス「え?あーいやそんなことはないとは思うけど」




子供B「彼女さんがいるならボクに紹介してよ」




バッカス「なんで今日知り合った子供に彼女を紹介しなきゃならないんだよ!、、、、、、まぁ彼女はいないよ」




子供B「そうなんだ」




バッカス「昔付き合っていた彼女が、有り金全部持って居なくなってな。それ以来彼女は作っていない」




子供B「お兄さん、、、、、、今日知り合った子供にそんな話するのはどうかと思うよ?それじゃあ僕の姉さんでも紹介しょうか、義兄さん」




バッカス「おい、義をつけるな義を!てか音声だけじゃ伝わらないボケをするな。それと、紹介は必要ない」




子供B「そっか。もしかして気になる人がいるの?」




バッカス「え?あぁ、、、、、、まぁな」




子供B「そうなんだ。それじゃあお兄さん、頑張ってね。応援しているよ」




バッカス「あいよ。お前も彼女くらい作れよ」




子供B「あぁ、ボクにはもう可愛い彼女がいるからお兄さんは自分のことだけ考えてなよ」




バッカス「マセてやがる!?」








シーザー「おかえり!ツッコミが随分冴え渡ってたね!」




バッカス「あー疲れた」




アーロン「(笑う)」




バッカス「今夜はやけ酒だ!もう1本ボトル開けるぞ!」




シーザー「おぉ!太っ腹らぁ〜(歌う感じて)」




アーロン「明日も仕事でしょ?大丈夫?」




バッカス「飲まなきゃやってられん!」




アーロン「何じゃそりゃ(笑う)」




ノック




シーザー「わぁ!来たァ!今度こそ僕が出るぅ痛っあああああぁぁぁぁぁくない!ふん!」




アーロン「わぁ、無理矢理行った」




バッカス「どんだけ渡したいんだよ」








子供C「、、、、、、ごめんくださ




シーザー「トリックオアトリート!」




子供C「ヒイィィィ!!!」




シーザー「あ、ごめん間違えた(笑う)君のセリフだったね。はい、言って?」




子供C「えーと、、、、、トリックオアトリート」




シーザー「はいどーぞ(笑う)ねえ君、顔赤いけど風邪?具合悪いなら早くおうちに帰った方がいいよ?送ろうか?」




子供C「いえっ、あの、その、えーと、、、、、、」




シーザー「?」




子供C「あの、私、その、、、、、、」




シーザー「あー!僕知ってる!君恥ずかしがり屋さんでしょ!?」




子供C「あの、その、、、、、、はい」




シーザー「やっぱり!僕冴えてるぅ!うーん、なんだか二人とも子どもたちとコミュニケーションとってたし、僕も取りたいなぁ」




子供C「あ、あのぅ?」




シーザー「人生の役に立ちそうな話、、、、、、は何も思いつかないし。よし楽しい話をして元気になってもらおう!」




子供C「え!?」




シーザー「えっとね、学生の時の話なんだけど、友達が前の日におかあさんと些細なことでけんかをしたんだって。で、いままでに無いくらいの大喧嘩で、まだ仲直りして無いって次の朝話してくれたの。 結局朝も一度も口も聞かないまま、家を出てきたんだけど、お弁当だけはちゃんと用意してくれてたんだって。あんなことがあってもお母さんは僕の事を大事にしてくれてるんだなって、 彼も反省したみたい。それでお昼時間、お弁当空けたら、2段重ねのお弁当箱に、どっちもご飯がぎっしり詰まってて、ご飯しか入ってなくって、お母さんはまだ怒ってたって話なんだけどね!」




子供C「は、はぃ」




シーザー「あれ!?全然仲良くなれない!?あーどうしよう、、、、、、そうだ!ちょっとまってて!」




子供C「え?ええ!?」




アーロン「あれ?シーザーどうしたの?」




シーザー「ちょっとね!あれ?バッカスは?」




アーロン「トイレだよ」




シーザー「バッカスはトイレじゃありません!人間です!」




アーロン「え?(笑う)そうだね、トイレに行ってるんだよ」




シーザー「はーい!あ、あった!よし、これを持って、、、、、、お待たせ!」




子供C「あの、これは?」




シーザー「(笑う)特別なお菓子だよ!ラッピングも可愛いでしょ?さ、食べてみて食べてみて?」




子供C「は、はい、、、、、、(食べる)美味しいです!」




シーザー「ホント!?良かった!」




子供C「美味しくて、美味しくて、手が止まらなくて、、、、、、」




シーザー「あれ?また顔が赤くなってきた。どうしたの?恥ずかしい?」




子供C「恥ずかしい?、、、、、、じゃねぇよ!あぁん!」




シーザー「えぇ!?」




子供C「ったくつまらねー話を長々としやがって、、、、、、ぶっ飛ばすよ!」




シーザー「ヒイィィィ!!!」




子供C「菓子は美味かったから持っていくぞ!次会ったらぶっ飛ばすからな!」




シーザー「ごめんなさい!うぅ怖かった。あの変わりよう、まるで酔っ払いみたい、、、、、、酔っ払い?」








バッカス「ふー。ん?どうしたシーザー?元気がないな」




シーザー「ねぇバッカス!お菓子にお酒なんて入れてないよね?」




バッカス「は?子供用のお菓子には入れてないけど」




アーロン「子供用?」




バッカス「えっ?いや何でもない、、、、、、それがどうした?ってあれ!?キッチンに置いといたお菓子どうした?」




シーザー「さっき来た女の子にあげちゃった」




バッカス「何!?お前アレ渡しちまったのか!?」




シーザー「えええええ!?駄目だったの!?」




バッカス「え!?あーいや、、、、、、駄目ではない。その、、、、、、いや、何でもない。気にするな」




アーロン「、、、、、、もしかして、誰かへのプレゼント用だった?」




バッカス「!?」




アーロン「もしかして、、、、、、相手は女性?」




バッカス「!!?」




シーザー「春が来た!10月だけど、バッカスに春がやってきたぞー!」




バッカス「お、おい待て!俺はまだそうだと言ってないぞ!」




アーロン「まだ?」




バッカス「ぐっ!?」




シーザー「ねえねえ、相手はどんな人?カワイイ系?綺麗系?あっ!もしかして同じ職場のフリーダ·ルイス?」




バッカス「アイスストーム!」




シーザー「冷たいっ痛いっ冷たいっ痛いっ!やめてー許してバッカス!そして図星なんだね!?」




バッカス「アイススパイク!」




シーザー「ぎゃああああ!」




アーロン「(笑う)」








シーザー「(鼻歌)ん?なんだこれ?《次回予告》って書いてある。見てみよ!、、、、、、って何も書いてない!」




アーロン「ハロウィン企画だからね、次回はないよ、シーザー」




シーザー「じゃあ僕が書く!」




アーロン「シーザーが!?」




バッカス「何騒いでるんだお前ら?」




シーザー「バッカス!丁度いいところに!はいこれ読んで?次回予告!」




アーロン「もう書き終わったの!?」




バッカス「次回予告?なになに、、、、、、《次回、Hey World≪クリスマス編≫バッカスは愛しのフリーダに告白できるのか?》、、、、、、シーザー?」




シーザー「(笑う)いい予告でしょー?僕ってばこういう才能も




バッカス「アイスストーム!」




シーザー「ぎゃああああ!」




アーロン「(笑う)と言うわけで、もし次回があればお会いましょう。では別れのご挨拶の代わりに。ご静聴ありがとうございました。」

【作品利用】

 動画や生放送で使用する際は下記までご連絡ください。

事後報告で構いません

https://twitter.com/EdR11103

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【あとがき】

 テンスト(作者)は生まれてから今まで、色んなアニメ、ドラマ、漫画、小説を視聴してきました。

なのでそれらの影響を受け、パクリ…オマージュ…リスペクトが作品に組み込まれている場合があります、御了承ください。

そして誤字、脱字、衍字があったらすみません。

ここまで台本を読んでいただいた方、演じていただいた方、有難うございましたm(__)m

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