ヒネクレ少女と神さまの言葉
暗い 辛い 嫌い 苦手だ
それで全てが回る世界
君 キミ きみ 無事かい?
こんな報われぬ場所で
平穏なんて遠くて
泣いて泣いて苦しんだって
しょせん出来ることはそこまでで
平和なんて……ねぇ?
そう! 神さま 神さま 言ったんだ!
可能性は無限にあるって!
ほら僕らは何でもできるって!
ただそれを信じないだけだって
でもどうやってそう信じるのさ!?
現実は可能性を潰すんだ!
道はまだあるって
ちゃんと知ってるけどさ……
痛い まだ 怖い あぁ
弱い心が僕らを蝕んで
ねぇ キミ 君 だよ
慰めさえ腹立つんだよね
どうしてこの世界は
みんなが笑顔でって望めないの?
他人を見て比べてさ
自分まで貶めて!
あぁ! 神さま 神さま 聴こえてる?
きっとあなたはいつも傍に居て
笑顔で愛情をくれてるんだ!
分かってるよ愛してるよ!
でもどうしたって僕らはさ!
嘆かずにはいられないんだ!
くだらないことだって
自分でも分かってるけどさ……
哀しみに溺れたって
恐怖に縮こまったって
落ちて墜ちて でも知ってた
初めから“下”なんて無いってーー
そう! 神さま 神さま 知ってたよ!
あなたが教えてくれてたんだ!
忘れてたよ 思い出そう!
世界最高の約束を!
君だって伝えられている
そうきっと生まれた時から
“みんな”が特別と言うなら
僕だって特別なんだってこと!!
なんて
――回る廻る世界の中で
悲嘆抱えて今日も生きよう
信じたいのは山々で
でもたった一欠片の真実も
変わらなければそこで終わり――