プロローグ – 絶望
はじめまして、インドネシアから来ましたアサカラです。
ほとんどミスなく小説を書き終えたのは初めてです。
日本人がどう反応するか知りたいです。
私は漢字が苦手なので翻訳ミスはあるかもしれません、ご了承ください。
まだ幼稚園の頃。
その頃僕はパパと一緒にゲームドクターをテーマにした仮面ライザーを見ていました。
もちろんパパの膝の上に座っている。
「いいか、望。 本当に困っている人を見つけたら、助けてあげてね。」
パパが言いました。
僕は頭を上げてパパの顔を見て、笑顔でこう言いった。
「それが正義の味方のやることだから!」
「おお! 覚えてるのか?」
「パパがいつもそう言うんだもん!」
正義の味方であれ。
パパがいつもそう言うから、ままごとも知らなくて男子たちと正義の味方ごっこばっかり遊んでた。
首が痛み始めるから、見上げるのをやめた。
立ち上がってパパの方を向いた。
「パパ。テレビでよく見る正義の味方は、無差別に人助けてしてた。 助けられている人たちは本当に助ける必要があるの? みんなはただ悪いやつらから身を守るためだけにお互いを捨てているということに見えたの。」
僕の言葉を聞いたパパは、昨日の休日に手洗いで誤ってママのお気に入りの服を破いてしまい、ママに叱られたときと同じように口を開いた。
結局、パパはママにネックレスを買って、二人はもう仲直りしただけど。
「正義の味方はいっぱい考えるべきだから!」
僕は誇らしげに言いました。
「ははは...うちの娘はどうやら賢すぎるようです。」
パパは笑ったが、嬉しいそうには見えなかった。
「確かに、他人のことを気にしない人はたくさんいます。 パパは望に彼らのようになってほしくない。 パパは望が賢明で誠実な心を持ってほしいと願ってるからな。」
「賢明...? 誠実...?」
よく聞いた言葉だけど、意味は知らない。
「パパが言いたいのは、なぜその人を助ける必要があるのか考えて、何も求めずに助けるということ。」
っとパパは笑顔とガッツポーズで説明してた。
「パパはなんで面倒なのに正義の味方が好きなの?」
「あ、それはね...」
覚えているのは、パパが笑顔で僕の質問に答えてくれたことだけ。
しかし、その後パパが何を言ったか忘れた。
<X>
2023年3月8日、水曜日。
僕は小学5年生で、学期の終わりに近づいており、6年生への進級を待っているところ。
「あの...雪野原さん...」
その日の午後の放課後、ほとんど僕と話したことのなかったクラスの生徒が突然僕に話をしようとした。
僕が名前間違っていなければ、彼女の名前は明葉瑠。
「話すのは初めてだよね? 僕に用ある?」
明葉瑠は普段、僕とは違う友達グループにいるんですが、強いタイプには見えない。
「あの...今日は片付けを手伝ってもらえませんか...? 担当の男性は先に帰ったから...人手が必要なので、助けを求められるのは雪野原さんだけです...」
このように女子生から助けを求められるのはこれが初めてではない。
なぜなら、担当の男性は何も言わずに帰ってしまうことが多いから。
他の男性に尋ねても、彼らはサボる人の代わりをする責任感を持っていないので、無駄であることが多い。
僕に助けを求めてる女子生、明葉瑠は何度か見たはず。
「いいよ、明葉瑠。」
「え? あ、あの...」
「僕は名字より名前を覚えることに慣れてるから。」
困惑した明葉瑠も、すぐに笑顔を返してくれた。
「ありがとう、雪野原さん。」
僕が椅子をテーブルの上に持ち上げると、明葉瑠はテーブルの下を掃除する。
僕自身はクラスで最も運動能力の高い男ほど強くないので、すべての椅子をテーブルに運ぶのにかなり時間がかかりました。
明葉瑠が掃除終えた後、一人でモップがけをしている僕に、普段使わない雑巾を持って手伝ってくれた。
気づいたら、ほぼ全員が帰った後になってしまいました。
「僕はゴミを出してまっすぐ家に帰ります。」
右手にゴミ袋を持ち、リュックサックを背負った。
後はすぐに門まで行けるから。
「明葉瑠、後で鍵をかけてもらえるか?」
「わかった! 雪野原さん、本当にありがとう!」
明葉瑠は頭の上で両手で輪を作りながら元気よく言った。
マネしようとしたのですが、ゴミ袋が僕の顔に当たりました。
明葉瑠は笑い、僕も笑った。
彼女と仲良くなれそうです。
…
ゴミ捨て場の場所は校舎裏で、かなり臭いので多くの人が近づきたくない場所だ。
まあ、僕は仕事の後にいつもジムに行く父の汗の匂いには慣れていますから平気だけど。
ゴミ捨て場に着くと、男子生徒3人が女子生徒を取り囲んでいるのを目撃した。
そのうちの一人が女子生徒の髪を掴んだ。
いじめっ子たちは知りませんが、その女の子がクラスで一番静かな生徒。
待てよ、数週間前、隣のクラスに転校生が三人来て、すぐにトラブルになったらしい。
おそらくあの三人だったのだろう。
彼らの真ん中に駆け込み、女子生の髪を掴んでいた手を叩き払い、彼女を掴んでいたいじめっ子の手を放させた。
「やめて! いじめられてるのが楽しいと思ってるの!?」
このようなことが現実で起こっているのを見たのは初めてだったけれど、彼らを叱責しました。
それが正義の味方が行うことだから!
「どけ、チビ!」
先ほど髪の毛を掴んだいじめっ子が言いました。
目はとても怖く、体は小学5年生とは思えないほど大きく、2度も学校を留年という噂があるそうです。
でも怖くない! パパは言った、「正義の味方は恐れてはいけない!」
「どけません!」
「望さん... 」
いじめられていた女の子、清水が僕の後ろで小声で僕の名前をいった。
僕は自分をより威圧的に見せるために、視線をまっすぐ前に向け続けた。
念のため、捨てられなかったゴミ袋も右手に力を込めて投げる準備してた。
「なんで清水をいじめるの!?」
寡黙で他人とほとんど話さない清水に何故?
「ボスに逆らったから罰せられるべきだ! ケケケケ!」
丸眼鏡いじめっ子が言いましたが、その笑い声はとても醜かったです。
何のキャラクターの真似?
「なんで答えるんだよ!」
最後のいじめっ子は丸眼鏡をかけたいじめっ子の頭を殴りました。
暴力的ないじめっ子の後ろから、軽く僕を見つめるように微笑んでいた最後のいじめっ子を見つめた。
お前もなにもしていないのに。
「長い間彼女のことを好きだった俺の大きな友達とデートに行くという俺の命令を拒否した。俺は大きな友達に、彼女にレッスンを教える許可を与えただけです。彼女は俺たちと同じ学校に通っていたのですが、この学校に逃げた。」
もしかして清水はあの学校に問題があって転校してきたのか?
…えっと、ちょっと待って。
ボスの言ったことを理解しようとしてしばらく黙っていました。
清水と暴力的ないじめっ子を交互に見てから尋ねてみた。
「中学生のはずの子が小学5年生の女の子をデートに誘う? マジですか?」
暴力的ないじめっ子の足元に割れた眼鏡があるのが見えた。
僕は清水を見た。
確かに、眼鏡なしの清水は記憶よりもきれいに見えた。
実際、彼女は僕が今まで見た生徒の中で一番美しい顔をしていると思う。
暴力的ないじめっ子が彼女をデートに誘いたかった理由が今では理解できるが…しかし!
「留年して女子小学生を狙うのか!? ロリコンめ!」
「「違う!」」
三人は同時に僕が間違っていると答えた。
しかし、それは今は重要ではない!
「男なら誠意を見せろ!」
僕は暴力的ないじめっ子にゴミ袋を投げながら叫びましたが、彼はなんとかゴミ袋を止めた。
けど彼らの注意をそらすことに成功し、僕はパパが変態大人たちと戦うために買った防犯ブザーを鳴らし、いじめっ子たちをパニックに陥らせました。
「今だ!」
清水の手を掴み、そこから走り出した。
集中しすぎて防犯ブザーの音に覆われて彼らの声が聞こえなかった。
しかし、ブザーは5秒もしないうちに鳴り止めた。
どうやら気付かずに落としてしまったようで、壊されてしまた。
僕は清水を連れて職員室の近くまで走らせましたが、ついに清水は僕が掴んでいた手を引き離した。
「お願い…この事は誰にも言わないで下さい…」
「えっ…? 放っておくと間違いなくまたいじめられるよ。 このことは先生に報告するべきとおもう。」
僕は彼女を説得しようとした。
行動が悪くなるリスクはあるが、すぐに解決しない場合は卒業するまで清水がいじめられるターゲットになるだけだ。
三人が転校しなければならなかったのは間違いなく今回のような問題があったからであり、大きな問題を起こしていることが発覚すれば退学になる可能性もあるはず。
たとえ今彼らは改善しないとしても、少なくともこの学校から彼らの犠牲になる生徒は出ないだろう。
「やめてください。 じゃないと、おかあ様が…」
どういうわけか彼女は僕の袖を握りながら泣き始め、首を振り続けました。
こんなにパニックになっている清水を見て、どうしたらいいのか迷った。
「どうしたの? 今、防犯ブザーが鳴った気がするんですが…それは君たちですか?」
来た先生が僕たちに尋ねた。
決める前に清水を見た。すると清水は下を向いて震え始めた。
このことを母親に知られたくなかったのだろう。
僕は笑いながらこう言った。
「転んで防犯ブザーの紐がドアノブに引っかかって引っ張られて、ブザーが鳴ってしました。 パニックになって壊してしまいました。」
ちらっと後ろを見ると、清水が顔を上げて驚いた表情で僕を見ていた。
僕は左を向き、彼女だけに見えるように左目を瞬きしました。
「これほど不注意のは珍しいですね。次回からは気をつけてね? 両親に新しいものを買ってもらうように頼むのを忘れないでください。いつ、どこで危険が訪れるかわかりませんから。」
「分かった、もっと気をつけるよ! 帰ろう清水!」
僕はまた清水の手を引っ張りながら言った。
僕は彼女を学校近くのカフェの前まで連れた
誰もついて来ていないことを確認してから手を放し、彼女のほうを振り返った。
「君は問題を先延ばしにしているだけです。」
僕の言葉は相手にとって少し厳しいものだったかも知れませんが、言わざるを得ません。
「お母さんに迷惑をかけたくないのか? もし君のお母さんがあなたがそのように扱われていると知ったら、黙っていないだろう。」
「望さんみたいな人には分からないよ!」
彼女の叫び声に僕は驚かず、彼女は去っていきました。
なぜ彼女が母親にこれを言うのをそんなに恐れたのか僕には本当に理解できなかった。
支えがなかったとき、寡黙な清水は家で母親に慰めてもらうべきのだが…。
しかし…もしかしたら僕は言い過ぎたかもしれません。
僕が知っているのは、映画の中の理想的な家族と自分の家族だけ。
崩壊した家族は映画で何度か見たことがありますが…まさか清水家があんな感じとは考えなかった…。
正義の味方は、物事を結論づけて自分が常に正しいと考える悪い癖がある...パパはいつも僕がもっと広く考えるべきだと言うにもかかわらず。
「謝罪して清水とよく話し合うべきだ。」
<X>
2023年3月10日、金曜日。
「5年A組、雪野原望。 暴力行為の件で罰を与える。」
「…え?」
やったことない行為を聞き、そんなリアクションしか出てこなかった。
二日何もなかったのように流れて、いきなり学院長によびだされて、やったことないことを言いがかりづけられた?
「僕が何をやったって!?」
記憶にある一番派手なことは本人が黙っていてほしい、清水がいじめられる件を止めただけだ!
文句伝いたところに、昨日探してもどこにもない清水が学院長室に入室した。
下を向きながら、清水はソファへと歩いて座る。
予備のメガネかな?
…彼女の顔に、前はなかったあざができた.
左目に、強く殴られてないとできるわけがないあざ。
「清水、どうしたその顔!? またあいつらがいじめたのか!?」
「…」
「言ってよ、清水! 誰がやったの!?」
…
一瞬、僕の目が見たことを信じられなかった。
清水が手を動かして人差し指を立てたかと思うと…
…その指は僕に向かれてた。
…え、 何してるの?
僕が助けたわけじゃなかったの…?
なぜその指を僕に向かれてるの…?
「清水! どいう意味だ!? 君を傷つく記憶ないぞ!」
前の反応見ると、彼女の心を傷つくことあるかもしれない。
でもこんな暴力行為したことないよ!
その件依頼、彼女にあってないから暴力降ることをできるわけないじゃん!
けど、清水はまだ何も答えてなかった。
「お父さん!」
一人の教師、多分学院長の息子がいきなり学院長室に入った。
スマホ抱えたまま、学院長の耳元に何かをささやいた。
学院長はショック受けたように目を大きく開いて、息切れしてるように自分の胸を抑えた。
そしてスーツの中から呼吸器を取り出して使った。
呼吸が落ち着いた後、学院長は言った
「申し訳ない。これを言う機械じゃなかったと思いますけれど…雪野原さん…君の両親、ここに向かった途中に…事故に遭った…」
*バキ*
「え…? 事故…? どう…して…?」
「ブレーキが作動しないトラックがぶつかって…それで…」
来たばかりの教師が言った。
僕の頭が白くなった。
僕の目に映るのは、混乱して三方向に見てる学院長と、絶賛学院長に説明して言い合いになった混乱した教師と、下を向いて震えてる清水。
いったいなぜこうなった?
今仕事場にいるはずのパパとママがなぜこんな噓の茶番を優先するの…?
なぜこんなことでいなくなるのよ…!
*バキバキ*
学院長が僕に話しかけ始めた。
はじめは聞こえなかった。
*バキバキバキ…* の音がうるさすぎて。
けれど…
「君の気持ちはわかる―」
*バッキーン* 何かが壊れた音をした。
「ふざけるなよ! こんな茶番のせいでパパとママを学校に呼び出した犯人が僕の気持ち語るな! この人殺しどもが! 」
「「………」」
その後、僕の口か出る言葉は記憶に残ってない。
けど、怒りに身を任せたのは確か。
全員にやりすぎた言葉を言ったと思う。
誰かのせいにしたい。
たとえこれ全部が偶然だとしても、パパとママはこんな茶番のせいで学校に向かったのは事実。
清水に強く怒りを向いたのが覚えてる。
僕が叫んでも、悪口言っても、彼女はただ黙って何も言い返せなかった。
頭を抱えて下を向き通づけた。
最後にやっと、彼女は言った
「噓ついて…本当にごめんなさい…」
…
その後僕はすぐ病院に向かって、両親の動けなかった体を見た。
遠くから。
近づくと絶対泣くだから。
「正義の味方はずっと笑うべき… 弱さを見せるな…人を助けるんだから…」
それがパパの教えだから。
けれど…
僕はただのガキだった。
自分の不幸を投げめいて誰かのせいにしてたガキだ。
ずっと笑えなかった。
パパの教え守ることができなかった。
正義の味方失格だ。
<X>
2023年3月19日。
最終学期も終わり、春休みも始まった。
しかし…
「聞いたかい? その子、両親の埋葬にすら行けないらしい。」
「あらいやだ、なんて親知らずな娘なの。」
「早とちりはダメよ。意外と両親が娘に対して悪く当たったかもよ。」
「いや、奥さん何言ってるの? どう見ても仲良し家族だったわ。」
「そう見えて実はそうじゃなかったパターンもあるよ。」
「一旦悪い創造置いといて、その子…どうなるんでしょう?」
「昨日孤児院の人が来たけど、返事ないらしい。」
「両親失ったショックでまだ誰にも会いたくないよ、絶対!」
そいう感じで雪野原家の周りに噂が流れる。
勝手にしゃべって、どこまでが本当か、いつまで続くかわからない話題。
そしてその人たちは知るはずもない…
実際にその子に何があったのかを…
幸せが溢れる世界があったら良いなっと胸にこの作品を書いてました。
ぜひ楽しんでください!!!