2話 南を目指して
こんにちは、なっとぅーです。
文を考えるのは下手くそですが、暖かい目で見てくださると幸いですm(_ _)m
「よし、南を目指すぞ!」
旅を始めたはいいけど、徒歩で移動するのも大変なんだよな。
「はあ、相乗り馬車でも利用すればよかったな」
そんなことをぼやきながらも歩を進める。
そこから数日の間、特に問題もなく進んできた。
アッシュ達と別れた街、ラルドアと南大陸との間にある街、ドーラルになんとか着いた。
「はあ、疲れた……」
街道で結構な数の魔物と遭遇、戦闘を繰り返した。
街道に出る魔物の強さなど、大したことではないが如何せん数が多いのだ。
「今日は宿でしっかり休もう」
時間は夕方、宿の部屋にまだ空きがあるといいな。
近くを歩いていたおじさんにおすすめの宿を聞き、教えてもらった宿屋に向かう。
「火竜の鉤爪亭か、なかなか良さそうな宿だな」
意を決して中に入る。
中は食堂も併設しているようで、とてもいい匂いが漂っている。
「いらっしゃいませ! 火竜の鉤爪亭にようこそ!」
ボクを出迎えてくれたのは、10歳くらいの幼い少女。
この宿屋の娘さんかな?
「あの、食事と宿泊がしたいんだけど」
「食事と宿泊ですね、部屋はまだ空いてるから大丈夫ですよ! お母さんー!!」
その少女が母親を呼ぶと、恰幅のいいおばさんが出てくる。
「どうしたんだい、カリン。客かい?」
「そうだよ、お母さん!」
宿屋の娘、(名前はカリンちゃんというらしい)が母親に説明をすると母親が笑いながら話を進める。
「何泊だい?」
「とりあえず、2泊で」
「はいよ、銀貨3枚ね」
宿屋の女将さんに料金を支払い、食堂の席に腰掛ける。
「それにしても賑わっているな」
冒険終わりの冒険者たちが多く立ち寄っているのだろう。
席は殆ど満席だ。
冒険者が多くいるけど、柄の悪い連中が少ないのはいいな。
「ふふ、怖い人が少ないでしょ? はい、料理だよ」
料理を運んでくれたカリンちゃんが言うには、カリンちゃんのお父さんが人格者で冒険者から慕われているそうだ。
だから変な連中が来ても周りの冒険者が追い払ってくれているらしい。
「いいお父さんなんだね」
「へへへ、そうなんですよ!」
そうして運ばれてきた料理を口にする。
「うまい……!」
肉料理なのだが、繊細な味付けでタレがその味を引き立てている。
「坊主、上手いだろ?」
無言で料理を頬張っていると、隣のテーブルの冒険者が声をかけてくる。
「はい、おいしいです!」
「ここの料理は最高だからな! カリンちゃんも可愛いしな」
話を聞くとおじさんはDランク冒険者らしい。
冒険者ランクはEからAまであり、以下の通り。
E 初心者、半人前
D 一人前
C 熟練者
B エリート
A 英雄
ちなみにボクはCランクだったりする。
「坊主はEランクだろ? まあ頑張れよ!」
おじさんはそう言って店を出て言った。
「ボク、Cランクなんだけどな……」
そんなことを呟きながら料理を食べる。
料理を堪能し、案内された部屋に入る。
「ああ、料理美味しかったな」
暫くはこの街に滞在して魔の森を越える為の仲間を募ろう。
多分まともな仲間は出来ないだろうけどね。
アッシュのせいで。
「はあ、明日冒険者ギルドに行こう……」
今日はもう寝よう。明日に備えて。
翌日、ボクは重い足取りで冒険者ギルドに向かう。
「やっぱり賑わっているね」
ギルドに入ると様々な冒険者でごった返していた。
流石魔の森に辺しているだけはある。
ギルドでは依頼を受けることができる。
依頼は難易度別にEからAに分けられており、自分のランク以下の依頼しか受けることができない。
他にも素材の買取なども請け負っており依頼を受けなくても稼ぐことが可能である。
「一緒に魔の森を越えるとなるとC以上は欲しいな」
ボクは受付のお姉さんの元に向かう。
「ようこそ冒険者ギルドへ! 何の御用でしょうか?」
「パーティに加入したいのですが……」
「パーティですね、ギルドカードを提示してください」
お姉さんにギルドカードを提示する。
「イアン様ですね……少々お待ちください」
ギルドカードを受け取ったお姉さんは受付の奥に行ってしまう。
しばらくして、お姉さんは戻ってきた。
ガタイのいいおじさんを連れて。
「お前はイアンだな? 元古龍の集いの」
「え、そうですけど……?」
なんかすごく嫌な予感がする。
「上からお前にCランク以上の冒険者を斡旋するなと言われていてな。残念だが、Dランク以下の冒険者のパーティなら斡旋できるぞ?」
「なら大丈夫です」
やっぱりアッシュ達が上に掛け合ってボクに嫌がらせをしてきた。
DランクやEランクじゃあ、魔の森は越えられない。
諦めてこの大陸でソロで活動するか……?
いや、俺は魔の森を越えて新天地で冒険者を続けるんだ。
「魔の森にあるダンジョンに行くか」
魔の森の比較的浅い場所にダンジョンがあるらしい。
確か名前は、獰猛なる洞窟。出てくる魔物のランクはD。
浅い場所ならボク一人でも対応できるだろう。
そう思い、ドーラルを出て魔の森を目指す。
魔の森には何事もなく到着した。
「獰猛なる洞窟は確かこっちだったな」
他の冒険者に教えてもらった方角へ進む。
「はっ!」
「ぐギャ!?」
剣を使い、ホブゴブリンを倒す。
「はあ、ホブゴブリンくらいは倒せるけど……」
「召喚! 風の精霊シルフィ」
『久しぶりー! イアン!』
ボクの契約魔法でシルフィを召喚した。
シルフィは索敵や探索に向いた風の精霊だ。
「シルフィ、ダンジョンがどこにあるか分かる?」
『分かるよー! こっち!』
シルフィの案内で獰猛なる洞窟にたどり着く。
シルフィに礼を言い契約魔法を切る。
契約魔法を切ると召喚した者は帰ることになっている。
「よし、探索するか!」
一人でダンジョンに来るのは初めてだが、無性にワクワクしている自分がいる。
──???視点
「やっと来ましたわね、竜を統べしもの。あなたは私を満足させられますか?」
ダンジョンの奥地で不気味に微笑む影が一つ。
その背中には翼が生え、鋭い爪と牙を持った。そんな魔物。
面白かった、続きが気になると思ったらまた見てください。
今回は僕の作品を読んで頂きありがとうございます!




