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エッセイとやらを始めてみようかと
「君がいなきゃ始まんない」キーの高い女性ボーカルの声が頭にループする。
8月、9月。時に激しく鳴くセミはアスファルトに寝ころび、蒸し暑さも糸を引き、秋っぽい虫の音色がワイヤレスイヤホン越しにかすかに聞こえる。
で、はい。それらしい書き方で始めてみたが、文章を書き始めて5年が経つらしい。音楽、食について書くことが圧倒的に多いのだが、いばらの道とは言わないけど、紆余曲折な生き方をしてきて、それを美談のように書くつもりはないけど、それでもある程度自由に物事を書く場所があってもいいなと感じ始め。
フィクションも、ノンフィクションも混合して書くことができるのがエッセイのいいところ。
僕がお手本にしている書くことを生業にしている人は何人かいて、インスピレーションを受けたり、その人の影響は大きい。
だからその記憶を色付けて、色気も求めて。
高速道路で突然、急停止を求められたわけで、その中で津々浦々と巡る思慮を、良い感じに紡ぐ。
処理するのも、昇華するのもへたくそで時間がかかるタイプ。だからそれを大好きな言葉に残してこ。