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新しい世界

「ここは…」

気付くと私はまったく違う景色のど真ん中で座っていた

ビルなどは無く元の世界のファッションとは

まったく違う服を着た人々道を通る馬車

「すごいイメージしてた通りd…」

「おい」


何かこの感動をぶち壊す声が聞こえた

「お前の下だよ!アホ!私の上から早くどけ!」

下?下と言われて見てると


「あぁ古地か…何?

私のパンツでも見ようとしてんの?」

「誰がお前のパンツなんて見ようとするか!

早くどけよ!」


古地は私の尻の下でジタバタしている

いい気味だ少し前に私を踏んでいたのだからおあいこだ

いつもならこんな楽しいこともっと長くしていたいが、

今はこんな奴の上に乗るよりも楽しいことが

沢山目の前にあるのだそちらを優先しよう


「はやくど…」

「あいよ…これでいい?」

「あれ?あ、うん…」

どうやら古地は思ったより素直に退いたことに

驚いたようだ


「ほら立てる?手貸すよ」

「…あんがと、

その…さっきはずっと乗ってて悪かった…ごめん」

「いいよ気にしないで」

本当に気にしないでほしい

私は早くこの世界を探索したいので、

こんな所で無駄な謝罪などしてる暇があったら

歩いてほしい


「それにさ、こんな初めての場所で

喧嘩して唯一の親友と離ればなれになって

路頭に迷いたくは無いしさ一緒に行こうよ」

これは本心だ正直私一人では多分何処かで野垂れ死ぬ


「その案乗った」

「了解

それじゃ取り敢えずどっかギルド的な建物に行こ…」

その時遠くの道の奥に何か檻のようなものが見えた


「あれは…」

どうやら古地も同じものに惹かれたらしい

さすが私の唯一無二の親友だ


「行ってみようか」

「乗った」


~~~~~


「これは…」

遠くから見えた檻のような物それは檻で正解だった

だが中身はとても予想できたものでは無かった


「奴隷?」

「ぽいね」

中には種族性別問わず色々な汚れた奴隷らしき

人々がいた


「こんにちは」

「…」

「おーい」

「…」


「駄目だ喋らないね」

「目も死んでるよ」

いかにも奴隷らしい

私はその奴隷達に興味を示していると

名案が浮かんだ


「古地」

「ん?」

「私達ってさ、この世界に来たばかりで

ここの世界の知り合いって居なくて心細いじゃん」

「まぁ、心配なことが多いね」

「だからさこの奴隷、どれ(い)か一つ盗まない?」

「そのダジャレはしょーもないけど案は良いね乗った」

さすが私の親友とことん気が合う


その後私と古地はどの奴隷にするか

お菓子選びをする子供のように目を輝かせながら

選んでいった

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