部下から上司への説教
「わ・た・し・言いましたよね。”奴ら”に攻撃が有効打ではない今、
私たちサイドからできる抵抗は唯一魔法によるテレポートの逃げのみ」
「はぃ…」
「なのにあなたという人は…」
「い、いやぁだっt」
「『だって』じゃありません。いつもいつも~…」
「私たちはいったい何を見せられてるんだ...まるで母親に怒られる娘」
「あるいは、飼い主に叱られるペットだね」
「・・・クスッ」
「ちゃがうわ!娘じゃなければペットでもないのじゃ!」
「あら、そうでしたっけ…たしか私魔王様を生んだ気が…」
「生んでもらってないのじゃ!」
「魔王様をベットの上で躾した記憶が…」
「されてないのじゃが!息を吸うようにホラを吹くのやめるのじゃ!」
「あら、そうでしたっけ?ふふ…」
「つまりお二人はお笑い芸人さんで今の漫才を見せるためのお客さんに私たちを呼んだってことか」
「いや、ちがうのじゃ!勝手に納得しないでほしいのじゃが?!」
「んじゃあ、一体全体何だってんだよ。突如として人の腕を強引に掴んだと思ったら、
ワープしてラブホ城の前まで連れ込みやがって…さてはナンパか!?」
「ナンパ師は腕掴んでもワープはしないだろ」
「いや、でもこんな立派なラブホの前に連れてきたんだぞ。
もう、そりゃあヤリモクナンパしかなモクしょう」
「んなっ!?これはラブホじゃなくてわらわの魔王城じゃ!」
「正しくは”魔王様が先代の魔王様から現在の座を譲り受けた際に改装した魔王城”ですね」
「なぜじゃ?!なぜそこを強調するのじゃ?!」
「なぜでしょう、フフ」
何が何だかわからないがとりあえず、メイド服を着た女の機嫌がよくなった事と、
こののじゃロリのセンスが壊滅的なことは分かったが
「んじゃあ一体何なんだよ私たちをこんなラブホ以外なんもない辺鄙な田舎に連れてきた理由は」
「んぇっ?!そ、それはじゃな・・・///」
のじゃロリが突如顔を赤らめて言葉を発し始めた瞬間と同時に、
横にべったりな従者がこちらをじろっと睨んできた・・・なになになに?
「す、す!・・・きになって、しまったのじゃ。」
「すまん聞こえないから手短にもう一度頼むわ」
「う~・・・。あの街でお主を一目見た瞬間好きになってしまったのじゃ!一目ぼれなのじゃ!!!」
「キモ!!!!!!!!」
私がそう思い言おうとした瞬間よりも少し早くに横に付いていた従者が大声で叫んだ




