魔王
~とあるお城~
「魔王様、どうやらルーガという町のギルド員達が
タインに向かってるため手薄だそうです。
用件は昨日の異変のためだそうです。」
「うむ…よし!ルーガを攻め落としにいくぞ!
ギルドの者達が少ないのなら妾とおぬしだけで
充分のはずじゃ!」
「あまり大きい町でも無いらしいのでその判断で
正しいかと、今回も名采配です、魔王様。」
「そうじゃろう、うむうむ!
それと妾を呼ぶときは魔王様では無く
リューリュリ様と呼ぶのじゃ!」
「承知しました。
それなら私も私の名である、ワラワハ・バーカデスと
呼んでくださると嬉しいです。」
「分かったのじゃワラワハ…
待て、おぬしそんな名だったか?」
「転移魔法の用意完了しました、
移動まで…3.2.1移動します。」
「不自然なタイミングなのじゃ…」
~~~~~
「ぬぉっ!いつも驚くのじゃがホントに
一瞬じゃの…それに………」
「はい、移動予定地に重なっていた居た
生き物はすべて圧死します。
移動予定地に生き物以外の別の物がある場合我々が圧死します」
「相変わらず理不尽じゃの…
それに…この人間の死体どうするのじゃ…」
「捨てておきましょう」
「後先考えぬのは
おぬしの悪いところじゃぞまったk…」
「黙れよ」
「?!今妾に悪口言ったのじゃー!!!酷いのじゃ…」
「あ、いえそこの後ろの人間です」
「うえ?」クルッ
「ま…魔族だ!うぁっ皆!魔族が来てるぞ!!!」
「妾を一般の魔族等と言うのを、
今すぐやめるのじゃ!人間!妾は魔王じゃぞ!!!」
「ま…魔王?急に何言ってるか分かんないけど…魔族だ!
誰か助けてくれ!!!」
「他の人間を呼びに行ってしまったのじゃ…」
「そうですね…それと魔王様」
「どうかしたのじゃ?」
「悪口のヘイトを全て自分の物と考えるの…
おぬしの悪いところじゃぞ^^」
「お…怒ったのかワラワハ・バーカデス…
あっっっ!城での会話のがぁ………」
「…ふふ、
それでチャラにします、アールアです。
次私の名前間違えたら二度と忘れられないように
させてあげますよ。」
「おぬしホントに妾の配下よのう?」
「はい…貴方様の頼れる配下アールアですよ、
魔王様。」
「妾には名前呼びしてくれないのじゃな…」