謎の場所
「ここ」
「どこ?」
私達は二人仲良くそう言った
「由良居る?」
「居るよ正確にはお前の下にめっちゃ重いんだけど」
私は親友の質問に、
多少のイラつきを伝えるように答えた
「は…何?私のパンツ見ようとしてんの?変態かよ…
そういやお前フィギュア買ったら真っ先に
パンツ覗くような奴だったな」
「お前のパンツになんか
興味ねぇよ、むしろ吐きそうだわ。
それと真っ先にパンツ見るのは正常だわ」
「ハッ!どうだか」
「やんの?」
「元はお前からだろ」
「お前が私の上に乗ってるからだよてか早くどけよ」
「いや私から乗った訳じゃない…というか何処ここ?」
「は?お前が私のこと運んだんだろ?ここに」
「人拐いじゃねぇんだよ私は」
親友の否定に私は急に冷静なった
「え…?マジでここどこ?」
「…知らないてっきり由良が、
私のこと眠らせて運んだのかと思ってた。
誰も楽しくないしょうもないドッキリかと…
それにさっきまで私寝てたみたいだし」
「私もてっきり古地がわざわざここまで
無駄な事にお金より大切な時間と、体力を使って
私を運んできたのかと。
私も寝てたから睡眠薬かなにかを仕込んだのかと」
「私が本当に由良に
睡眠薬仕込む時は致死量入れて殺すときだけだよ」
「じゃあ…」
「ここは…?」
「ここに来るまでの最後覚えてる?」
「え?うーん…確か…あ、
ゲーム?確か由良と私でゲームしてなかった?」
「そうだ…ゲームしてたんだ!……多分」
私はまだ曖昧なので最後に「多分」と付け加えた
すると古地は言葉では
とても表現しづらいムカつく顔をした
おそらく古地のことだ…「私が先に思い出した」と、
優越感に浸っているのだろう…
ちみっこく可哀想な人間だまったく。
とここで私も思い出した
「私達寝ることもせずトイレはペットボトル、
何も飲み食いせずにずーっとゲームしてなかった?」
「あっ…そうだったかも」
どうやら古地の小さな脳みそには
この記憶はなかったらしく私は、
物凄い優越感に浸った
言葉には出さずとも顔で煽った。
古地はと言うと
「他に何か…」
とここに来るまでの事を思い出そうとしていた
見ろよこの顔を!クソッ!こっちが煽ってんだよ!
見てイライラしろよ!
「チッ…」
「どうしたの?」
「…なんでもない……てか早くどけよ!!!」
「え?あぁゴメンゴメンwそんなに怒んないでよ」
「は?お前が私の今の立場になったら
どうせ怒るんだろ?
自分ができねぇクセに人に強要すんな」
「は?怒らねぇよ何言ってるのw」
「じゃあ今度同じ目に遇わせてやるよ」
「出来るんならやってみろよ」
「やってや……てか…もうどいて…そろそろガチキツイ…」
「え?あ、ごめん…」
と古地がどいてくれたことにより
私は上半身を起こし周りを見渡したすると…
何かを見つけた
「あれ」
「ん?」
「あれ看板じゃない?」
「ホントだ後ろにあったから気づかなかった」
「行ってみる?」
「その案に載る」