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異世界人、地獄から生還する。
第10話
「んんっ、ふあ~」
目が覚める。頭が痛い。ああ、昨日はノミカイに行って、キダとユウリが来て・・・
振り向くと目の前にキダの顔。
「いやああ!」
逃げる。目の前にキダがいるとか最悪だ。居間に行くと半裸のユウリ。近くに酒の缶があるってことは・・・
「まさか、飲んだ?!」
部屋が酒臭い。吐き気を催しそうだ。
「くっそ、消臭<ナッシング・スメル>」
とりあえず臭いを消す。キダは・・店長に任せるか。部屋を出て、店長の部屋へ。
「店長、荷物!」
「なんだいナロくん」
「荷物、あげる」
「えっ、ちょ!?」
強引にキダを入れてドアを閉める。
さて、ユウリは、
「・・・寝かせるか」
ユウリを布団に寝かせ、掃除を始める。ゴミを捨て、散らかった物を片付ける。
2時間、何とか片付いた。
「ふああ、おはよ、ナロくん。・・・ふえっ?」
ユウリ、自分の服装と状況に気づく。
「し、失礼しました!」
服を正すと即刻かえった。
かくして俺はあの地獄から解放された。
最近、「スイヨウエキニンゲン」がこちらに投稿されてます。たぶん自分が間違えているので気にしないでください。