表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/28

『はじめまして。そして、さようなら』


日間その他〔その他〕ランキング78位に入っていました。

ほんの小さなことかもしれませんがとても嬉しかったです。


これからもよろしくお願い致します。









 十二月三十一日。大晦日。

 あと数分で新年を迎える、飲酒に理由をつけたい大人や、欲しいものがある子供たちにとってはめでたいであろうこの日この時に私が考えていること。それは。



 ――お年玉の使い道。



 欲しいゲームが発売されると聞き予約。推しのフィギュアが発売されると聞きこれも予約。既に今年のお年玉の額なら3分の2は飛んでいる。

 せめて残りは貯めておこう。とつい先日決意したばかりなのに。



 『二月末発売』と公開された超人気作。欲しい。すごく欲しい。

 前作は発売から半年たっても、もうすぐ一年たとうと言うときでも入手が難しかったのに。その新作となれば、これまでの人気を見た人が更に買い、もっと手に入れにくくなる。

 しかも、だ。なんと早期予約特典付き。自称ガチ勢の身としては絶対に、なんとしてでも手に入れておきたい。

 しかしお年玉は……。


 ここで手を引けばお金は手元に残る。

 しかしゲームは手に入らない。

 しかし……しかし……。




「遙、あけおめ。お年玉ね」


「あれ、年明けてた? ありがたき幸せ……」



 まぁ、お年玉の金額を見てから決めよう。見てから。



「――予約っと」


 ありがとうお母さん。はじめまして諭吉さん。そして――さようなら。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ