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いつか、あなたと  作者: 千夢
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第二章 会えたのに

 ふと目を覚ますと、いつもの家ではなかった。ん?どういうことだと起き上がろうとしたが、体が上がらない。少し混乱しながら右手を挙げてみた。すると、手が赤ん坊のように小さい。

 どういうことだ、あっしに何が起こったんだ。

「あうぇぇう~~」

 なんてこったと言ったつもりだったのに、発した声は言葉になってなかった。ただでさえ混乱していたのに、さらに焦る。

「えっえう~~」

 喋れば喋るほど変な声が出る。

 人が近づく気配がした。とりあえず黙ってみる。

「喜助、今、呼んだかなぁ?なんて言ったのかなぁ~?」

 優しそうな女性が体を抱き上げた。(あ、あっしは兵吉じゃないのか)

 その時、兵吉はちょっと理解した。自分は転生したのだと。この女性は新しい母親で、自分は喜助と名付けられたのだと。


 喜助はつらつらと考えてみた。自分は前世でお夏に恋をしたが、想いは伝わったのに結ばれなかった。そして、お夏に会う前よりひどい生活になってしまい、酒で体を壊した。ずいぶん苦しかった覚えがあるが、そこから思い出せない。どうやら死んでしまったのだろう。

 自分は喜助になった。どうして前世の記憶があるのか分からないが、生まれ変わった。…………よく考えたら、記憶があるまま転生するのはとても運がいいのではないか。有利に生きていけるのではないか?

 喜助はウキウキした。相変わらず喋れないため変な声になったが、やったー!と声を上げた。母親には「あう~」としか聞き取れなかったようだが。


喜助の家はどうやら武士らしい。藩士のようだ。喜助は動けないながらも見える場所をしっかりと観察した。前世に住んでいた家よりずいぶん立派だ。そして、喜助には兄がいるらしい。喜助を含めて家族四人暮らしのようだ。

 …………次男ということは、家を継がないのか。

 武士の仕事のことは分からないが、その程度のことは分かる。将来どんな仕事をしたらいいか、赤ん坊の喜助は考えた。


月日は経ち、喜助は大人になった。武士の家に生まれたため、剣道や勉強をしっかりさせられた。そして、きりっとした顔だちは女性の心をくすぐった。賢く運動もでき、美形の喜助に寄ってくる女性達を喜助は拒まなかった。

 今日も、ちょっと美人の女性と串団子を食べていた。女性はうっとりとした顔で喜助を見つめている。前世でちやほやされることがなかったため、この状況は喜助にとってこそばゆいような、気恥ずかしいような気がしていた。

 喜助の顔を見る女性の顔を見る。女性の顔がポッと赤くなる。それを見て喜助は微笑む。女性の頬をなでると、女性はさらに赤くなった。すっかり扱いに慣れてしまった。

 前世の純粋さはどこへ消えたのだろう。喜助は男として、やはり女性に好かれるのは悪い気はしないと産まれた環境に感謝した。

「すまぬ、予定があってそろそろ行かねば」

 口にはしなかったが、次の予定とは別の女性と会うこと。

「淋しいですわ、いつも短い逢瀬で…………」

「申し訳ない。意外と忙しい身でな」

 申し訳ないなどど言いながら、心の中はちっとも申し訳なく思っていない喜助だった。

「次はいつ会えますの?」

 この言葉を聞くたびに喜助は前世を思い出す。お夏に吉原で言われた『次はいつきてくださるんでありんす?』という響きが蘇る。兵吉だった頃をふと思い出すが、もうお夏には会えないのだから、と、毎回、心の奥に閉まっていた。

「先のことは分からない。また会いに来るよ」

 目の前にいる女性に告げると団子代を椅子に置いて店を出た。

 さて、次は近所の町娘だったな。あの娘も美人なんだよな。

 喜助は口元を緩めながらいそいそと歩いていた。…………前世を知っているあの友人が今の喜助を見たらがっかりするかもしれない。『まっすぐがいいところだったのに。すっかり垂らしになっちまった』と。

 先程の団子屋から通りを一本入ったところで女性が待っていた。女性は喜助に小さく手を握る。そして、小走りで寄ってくるとにっこり微笑んだ。

「会いたかったわ、喜助様」

 喜助も笑顔を返しながら『悪い気はしないねぇ』と頭の中で呟いた。先程の女性にしたのと同じように頬をそっとなでる。赤くなる女性を見て喜助は『女性は簡単に落ちる』という曲がった認識をした。

 目の前にいる女性に話しかけようとしたその時だった。喜助の背中を下から上へ、しびれるようなものが流れた。何事か全く分からなかった。しかし、本能的に気になったほうに目を向けると、一人の女性が少し不機嫌な顔をしていた。

 喜助は体が固まった。その女性のことを知っていた。いや、今世では全く知らない。見たこともない顔だ。だが、喜助はその女性が彼にとってとても大切な人だと感じていた。

 声をかけようとしている頬をなでた女性を無視して、喜助は不機嫌な顔をしている女性に近づいた。その女性は近づく喜助を見てさらに顔をしかめている。

「…………お夏」

 女性の顔のことは考えず、とても優しい口調で喜助はその女性に話しかけた。しかし、女性は顔をそむけ、ボソリと言う。

「人違いです。私は小春です」

 喜助はその答えを聞いても彼女はあのお夏だと思い込んでいた。そこで、普通のことのように彼女に話す。

「覚えてないのかい? 兵吉だよ。今は名前も姿も変わっちまったが、前世では君は拙者と恋仲になって…………」

 その言葉を聞いた小春は少しぽかんとした。そして、すぐに笑い出す。

「大丈夫ですか、頭? それとも誰もかもに使っている口説き文句ですか?」

 なかなか笑いの止まらない小春に対して少々ムッとした喜助だったが、また一つ納得した。前世の記憶があるのは自分だけだと。残念に思ったがそこで止まれる喜助ではなかった。前世であれほど焦がれた相手が目の前にいる。しかも、前世では会話をするまでとても時間がかかったが、今世では今こうして言葉を交わせる。前世で叶わなかった結婚もできるかもしれない。ちょうどいい具合に自分は次男だ。長男ならつりあいの取れる家柄と、などの条件があるかもしれないが、次男の喜助ならそれもない。そもそも、このまま実家にいれば部屋住みとして父や兄のやっかいになってしまう身だ。それくらいなら小春の家に養子に出て寺子屋の教師にでもなって暮らすのもいい。

 喜助は勝手に妄想していた。なんといっても笑った顔が可愛いじゃないか。初めツンとしていたところもお夏に会ったときを思い出させていい。この人はお夏の生まれ変わりなんだ。

 ホワンとしている喜助を見て、小春は不気味そうな顔をしていた。

「あのぅ、用はないんですね? 私、帰ります」

 小春は喜助の前を通り過ぎようとする。喜助は慌てて聞いた。

「君はどこに住んでいるんだい?また会いたい」

 その言葉を聞きながら、足も止めずに小春は答えた。

「何人もの人と付き合うかたとは会いたくございません」

 どうやら団子屋で女性とあった後にこの通りの女性に会ったのを見たのだろう。喜助はあっさり振られてしまった。

「悔い改める。だからもう一度会ってくれ」

 小春についていきながら言った。

「お断りいたします」

 そう言うと小春は足早に去っていった。喜助は小春が行く方向を見つめるしかなかった。

 小春に会う前に会っていた女性が近寄ってくる。

「喜助様、今の方は?」

 微笑んでいる女性に喜助は告げた。

「…………もう、君には会えない」

「え?」

「拙者はもう君に会わないことにした」

 突然の言葉に女性は言葉を失い泣き出した。そして、絞り出すように話す。

「そんなこと言わないでくださいまし。私、何かしましたか? 悪いところがあるなら直します」

「君に悪いところはない。一方的に拙者が悪い」

 ついさっきまでお夏に会えないからと遊んできたが、お夏に会った今、このまま遊びを続けるなんてできない。

「そんな、急に、あんまりです」

 女性は喜助の胸に顔を付けて泣いた。最後の逢瀬だ、泣き止むまでこのままでいよう。そう思った喜助だったが、彼の腕が彼女の背中にまわることはなかった。


 喜助は本当に悔い改めた。今まで会っていた女性達には会わなくなったし、偶然出会っても声をかけない。話しかけられた場合は先日の女性への態度と同じ態度をとった。

 もう一度、小春に会いたい。どこに行けば会えるのだろう。喜助は前に小春に会った場所へよく行くようになった。

 何日か通った頃、例の団子屋でお茶を飲んでいる小春を見つけた。もちろん声をかける。

「また会いましたね、小春さん」

 小春は覚えてなかったのか首を傾けている。じっと見つめられて喜助は嬉しいような恥ずかしいような気がしていた。しばらくして思い出したらしく、すっと目をそらした。

「つれないなぁ」

 喜助はそんな一言を言いながらも笑顔だった。小春はその言葉も無視して団子を食べている。

「隣、いいですか?」

 小春は『誰に聞いているのですか?』とでも言うように返事をしない。喜助は構わず横に座る。

「みたらし団子をくれ」

 店に者に頼むと喜助はお茶をすすった。

「小春さんの好きな花はなんですか?」

 どんな情報でもいいから聞き出したい喜助は、まず当たり障りのない話をする。

「…………すみれです」

 返事は返ってこないと思い込んでいた喜助は少し驚いた。

「すみれですか。いいですね。可憐な花だ。確か花言葉は小さな幸せだったかな?」

 花言葉を聞いた小春は意外そうな顔をした。

「詳しいんですね」

 女性との話を膨らませるために覚えたとは言えない喜助。

「ちょっと興味があって調べただけですよ」

 しれっと嘘をつく。興味があったのは女性。ただ、今は目の前にお夏(小春)がいる。愛しくて仕方がない。喜助は小春が自分の質問に答えてくれただけでほっこりした気分になっていた。

 しかし、人によってこんなに気持ちが変わるものだろうかと喜助は自分で不思議だった。

「小春さん」

 小春は首を傾けて喜助の顔を見ている。喜助は思い切って聞いてみた。

「勝手に好きになっていいですか?」

 聞かれた小春は下を向く。

「困ります」

 喜助は引き下がれない。

「小春さんに好きになって欲しいとは言いません。そりゃ、できれば小春さんに好いてもらいたいですが、そこまでは望みません。片道の恋でもいいんです」

「それでも、困ります」

 小春ははっきり答えるとその場から逃げるように去っていった。

「やれやれ、本格的に嫌われてるな」

 喜助はため息まじりに呟くと、団子を食べた。


 喜助が家に帰ると、父が話しかけてきた。

「喜助、一緒に風呂でも行くか」

「はい」

 父の言うことは絶対。正直、一人でゆっくりしたかったが仕方なく出かける用意をする。

「早くしろ」

 父はすでに支度をしていたらしい。一言言うと玄関で喜助を待っている。こちらは今、帰ったばかりなのにと思いながら急いで支度した。

 父は何も言わずに銭湯へ向かう。こういう時は父が何か言いたいときだ。喜助はあまりいい気分ではない。

 銭湯に着くと父はさっさと着物を脱ぎ、体を洗う。喜助も横に座って体を洗い始める。

「喜助」

 父に話しかけられ、何かしたわけでもないのに喜助はドキッとする。

「はいっ」

「最近、一途になったらしいな」

 喜助は予想をしていなかったことだったので、ちょっと驚いた。

「え、あ、まぁ」

「はっきり答えよ」

「は、はいっ」

 喜助の返事に、父はふっと笑った。

「よろしい」

 父は体を流すと、湯船に向かう。喜助もついていく。

「どんな女子だ」

「小春さんという町娘です」

「それくらい、知ってるワイ」

 すでに知られていることに喜助は驚いた。

「今まで遊びまくっていたせがれが急に一人に決めたと聞いたらすぐに調べるのは当然だろう」

 手ぬぐいを頭に乗せたまま首まで漬かる父。喜助は風呂に入ったからではない汗をかいた気分だ。

「えー、少々気が強いですが、可憐な方です」

「なんだ、尻に敷かれたいのか」

 喜助はむっとする。父はカッカッカと笑う。

「まぁ、それは冗談だが、喜助にとっては残念な知らせをしないといけないな」

 喜助はつばを飲んだ。父が残念な知らせという言葉を使う時は本当に残念な話になる。今の話の流れからすると、小春に関わることか。いろいろと考えをめぐらせる喜助。

「なんでしょうか?」

「心して聞くように」

 どうやら、本格的に残念な知らせらしい。

「は、はい…………」

「小春さんは見合いをしたらしい」

 喜助は頭を殴られたかのような衝撃を受けた。

「知らなかったか」

 瞳孔が開いている喜助を見て父は呟いた。

「はい…………」

 父が目の前に居なければ、すぐにでも小春を探しに行くところだ。そんな喜助の心を知ってか知らずか、父は言葉を続けた。

「男らしく、武士らしく、引け」

「…………嫌です」

「なに?」

 喜助の反発を想像していなかった父は険しい顔で彼を睨みつけた。しかし、喜助は揺るがない。

「今まで、父上の言うことはほぼ全て聞いてきました。でも、今回だけは聞けません!」

 父はぽかんとした。

「お前が反発するとはな」

 父は手ぬぐいを取ると風呂から上がった。喜助もついていく。

「枇杷葉湯を飲みに行くぞ」

 父は有無を言わさなかった。正直、喜助はすぐに小春に会いに行きたかったが、聞いてくれそうにない父についていく。

 夏ばて防止の薬湯は熱い。枇杷葉湯を口に運んで、喜助は舌をやけどした。「あちっ」と思わず言う。

「昔から変わらないな、お前の猫舌は。それと、頑固なところもな」

 薬湯を飲みながら父は言う。頑固? 拙者が? 喜助は父の顔を見る。

「お前が小さい頃のことだから覚えてないだろうが、治彦に負けるのが大嫌いでなぁ」

 治彦と言うのは喜助の兄だ。

「剣道で何度負けても、もう一本、もう一本と兄に挑んでいた。治彦が根負けしてわざと負けると今度は手を抜くなとお前は叫んでな。どうしたらいいか分からなくなった治彦の方が泣き出してしまったことがあったよ。あの時、親父としてはお前が兄だったらどんなに心強いだろうと思ったよ」

 そう言って父は薬湯を飲み干す。

「お前には何かあるとあの時思ったが、その後すっかりなりをひそめてしまった。そうやって熱いものを飲んで、あちっ、なんて言っているのを見て、なんていうかなぁ、時間を巻き戻して元のお前に会いたいと思っておったワイ」

 父の、想像さえしていなかった思い。喜助にはまったく記憶にない過去だったが、自分を一時的にも買ってくれていたと思うと誇りに思えた。

「そんなに良い女子なのか、小春さんは」

「はい」

 喜助は即答した。説明しても分からないだろう。しかし、喜助の本気具合は父に伝わった。

「では、思い切りぶつかれ。悔いは残すな」

 一瞬、目を大きくした後、喜助は大きな声で返事をする。

「はい!」

 父は嬉しそうだった。

「今、小春さんのところに行きたいのだろう。行ってこい」

 喜助は大きく頷き、走り出した。

 とはいうものの、喜助は小春の家を知らない。とりあえず、例の団子屋へ向かうが、そこに小春の姿はない。道行く通りすがりの人たちに片っ端に聞いた。

「この近くで小春さんという町娘のいる家を知らないか」

 しかし、なかなか知っている人に出会えなかった。通りを注意深く探しながら歩く。

 どれくらい歩いただろうか。団子屋よりかなり離れた通りで、小春が井戸の水を汲んでいた。喜助は息を整える。声をかけようとしたその時、小春に若い男性が先に声をかけた。喜助が見たこともないような笑顔で小春はその男性に返事をしている。

「あれが、許婚か…………」

 喜助は思わず呟いた。そして、無意識のうちに二人へと近づいた。それに気付いた小春はギョッとした顔になる。なぜなら喜助が鬼のような顔をしていたから。そんな小春を見て、話しかけていた男性も喜助に気付いた。男性は不思議そうな顔をしている。喜助は小春の元まで行くと、彼女の手を取った。

「小春さん、今から私と駆け落ちしてください」

「は!?」

 小春は驚きすぎてその一言しか出てこなかった。

「その方、なんなんだいきなり。小春さんが驚いているではないか」

「邪魔だ」

 喜助は一言言うと、小春を引っ張った。喜助の思うようにはいかず、小春は足を踏ん張っていた。

「やめなさい。小春さんはそれがしと結婚するのだ。その方のように無理強いするような輩に小春さんは渡せない!」

 男性は小春を掴んでいる喜助の手を振り払った。そして、今度は小春の手を取るとその場を去ろうとする。

「ちょっとだけ待って」

 小春は男性に頼んだ。

「小春さんが言うのなら待ちましょう」

「ありがとう」

 小春は男性に微笑む。喜助はそれが自分へのものならどれほど良かったかと思う。

「噂は聞いています、喜助さん。他の女性達と別れたとの事。でも、私はこの方と将来を歩いていくことになりました。親が決めた縁談ではありますが、私はこの方が私に優しく接してくださることにとても感謝しているのです。喜助さんの想いには答えられません。他の方と幸せになってください」

 小春はそう言うと一礼した。そこまで言われたら喜助は言い返せなかった。

「他の者となんて、幸せになれないよ…………」

 喜助が呟いたが、小春は聞こえないふりをした。

「さよなら、喜助さん」

 前世とは違い、つい先日始まった恋。喜助は『終わるのが早すぎるよ』と思うと泣きそうになった。

 小春は男性と手をつなぎ、去っていく。喜助にはそれを力なく見つめているしかできなかった。

 お夏とも結ばれなかった。小春とも結ばれなかった。喜助は自分の恋が成就しない星の下に生まれてしまったのかと悲しくなった。

 あなたと結ばれたいだけなのに。複数でありながら唯一の存在に恋焦がれている喜助は、それでも来世で彼女と再び出会い、次こそは結ばれたいと願った。

 とぼとぼと家まで帰る。出迎えた父は喜助の様子を見て振られたのだと悟った。

「喜助、飲むぞ」

 そう言うと、いつの間にか用意されていた一升瓶を喜助に見せた。


 その後、喜助は誰とも結婚しなかった。実家で部屋住みとして父や兄の厄介になり、肩身の狭い思いをして暮らす。一芸にでも秀でていればそれなりに稼げたかもしれないが、武士としては一般的な男だった彼は有名になることもなく、そのまま人生が終わってしまった。

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