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SOUL CONVERTER  作者: かね
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プロローグ

 今からちょうど100年前の1915年、人類は遂に魂の可視化に成功した。これにより物理学、化学のほか新たに魂魄学ができ魂の研究が更に進んだ。

 

 魂の可視化から12年後、生きた動物に対する魂の強化に成功した。これにより身体能力のほかに寿命まで飛躍的に向上することが分かり近代医療にまで魂魄学が応用された。

 

魂の強化が一般的になり、ほとんどの人々が魂の強化を終えた、1943年世界中で魂魄が肉体から何者かに無理矢理剥がされるという事件が多発した。魂魄学者による必死の調査によってその原因が判明した。


それは、これまではこの世界には居なかった魂を喰らう魔物「狂魔」だった。奴らは強靭な魂を好んで食べる習性を持ち、更には気に入った種族を狙って喰らう習性も持っていた。


狂魔たちは体の構成のほとんどが魂魄で出来ており物理的な攻撃は効かず、また魂魄体であるため認識することすら出来ず人類はただ狂魔に喰われるのを待つだけかのように思われた…


 しかし、世界各地で肉眼で狂魔を知覚することが出来る者達が狂魔に立ち向かった。彼らは自身を霊能者と名乗り鬼術や自身の魂を武器化させる技を駆使して狂魔を撃退した。彼らの一部は自らの体を魂魄学者に授け今後このようなことになっても対抗出来るようにと対狂魔武器や狂魔を知覚するためのレンズを開発させた…


 こうして現在、西暦2015年人類の全てが産まれてすぐに狂魔知覚膜を眼球に張りつけ狂魔から身を守ることを可能にした。また、警察は拳銃のほかに対狂魔武器「溶魂銃」(少し怯ませる程度のもの)も携帯された。


また各公共施設には対狂魔シェルターが至る所に設けられ狂魔による被害がかなり減少した。更に世界各市町村に対狂魔戦闘兵が一人以上派遣され市民の安全は確固たるものとなった。


 彼らは、「魂換師コンバーター」と呼ばれ、魂を物質化させたSoul Armを使い狂魔たちを駆逐していった。

 

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