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牛丼

6、牛丼

高校在学中に初めて吉野家の牛丼を食べた時は感動した。

学生時代はお金がないから、外食と言っても少ししか食べれず、しかもそれだとお腹は満たされない上に味よりも値段を重視して選んで食べなければならないのがとてもつらかったことを覚えている。

とくにマクドナルドで食事した時は、もっと食べたいのに食べれずに非常にひもじい思いをした記憶がある。

その点、牛丼は鮮烈だった。

1000円以内であのボリューム。

しかも、味も悪くない。てゆうか、成長期の男子にとってご飯の魅力は他のすべてのものを凌駕するものがある・・・。

ボクは基本的に吉野家では『特盛・卵・味噌汁』である。


紅しょうがに関しては親の敵かというぐらい入れて食べる。

なぜかあの紅しょうが独特のすっぱい味が、牛丼にあっていると思うからだ。

この話を人にしたら『それは食べなれているからじゃないですか?』と言われた。しかしそれは違うと思う。紅しょうがは牛肉と相性がいいと思う。

これは断じてゆずれない。


食べ方に関してはさらにこだわっていて、卵をといて牛丼にかけて食べる。

そして紅しょうがと七味もかける。

そうすると七味の香りが口の中に広がって、牛肉の味とたまねぎの甘みと紅しょうがのすっぱさが、まるで四重奏曲のようなハーモニーを展開するのだ。

ちょっと彦馬呂さんっぽかったかな??


さて最近は牛丼屋も多くある。

代表的なのは吉野家・すき家・松屋である。

ボクは3つの店を食べ比べて、現時点で一番好きなのは吉野家なのであるが、他の2店もそれぞれの良さがあるのでここで紹介していきたいと思う。


まずすき家。

なんといってもメニューが豊富で、いろんな牛丼を楽しめる。

牛丼の他にも、豚丼やカレー、まぐろ丼、まぐろユッケ丼、鳥丼など、ホントにメニューが豊富でしかも値段がリーズナブルである。

その中でもボクが特に好きなのが牛まぶし丼。

最初は普通の牛丼として食べて、半分は山椒をかけてお茶漬けににして食べるといったもの。

これはなかなか工夫が感じられてすごいと思った。

まず、牛丼は普通に楽しめる。

そしてあと半分のお茶漬けだが、山椒の香りと牛肉の味が恐ろしいほどあっているのだ。

しかもあっさりしており、牛丼だけだと少々脂っこいが、これにすれば美味しくいただけるのである。

すき家は以前はメニューは豊富だが、肝心の牛丼の味が・・・というところがあったが、最近はこの牛まぶし丼を初めとして、かなりメニューに工夫が見られる上、牛丼そのものの味も改良が加えられているように感じられる。

個人的には最近、急上昇している店だとボクは思っている。


次に松屋。

松屋には根強いファンが多い。

ボクはなぜだろうと思い、静岡に研修に行った際、松屋で牛丼を食べてみて分かった。

ここの牛丼の味は甘みが強く、すき焼き風味なのである。

恐らくこれが松屋の牛丼が根強く親しまれている要因だろう。

他のお店とは違う味で勝負するというのはお店のあり方として一番正しいあり方かもしれない。


最後に吉野家。

ここに関しては何も言うことはない。

牛丼そのもの味に関してはやはり他の追随を許さないように思う。

たまねぎの甘さが牛肉の味を引き立てており、ここまでの牛丼は他の店にはないと思う。

ただ・・・。

最近はすき家の味がレベルアップしてきているので、そこに負けないようさらなる改良が必要かな、とも最近は思っている。


いずれにしても牛丼は安価で美味しく、しかもお腹一杯になる、B級グルメの王道だと思う。

様々な意見はあるとは思うが、牛丼について話し出すとついつい話が盛り上がってしまうのは、安価ではあっても牛丼には人を惹きつける魅力があるからに違いない。


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