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ちょっとずつケモノ

作者:ちび太
最新エピソード掲載日:2026/01/31
世界では数年前から、人に少しずつ動物の特徴が現れるようになった。
耳が生えたり、尻尾が出たり、感覚が鋭くなったり。

でもそれは、病気でも異常でもない。
ただの“体質の違い”として、社会はもう受け入れている。

そんな中、何の変化もなかった高校生・湊に、ついにその時が来た。

朝、動きが少し遅い。
歩く速度が、ほんの少しゆっくりになる。
気づけば、鉄柵にぶら下がると妙に落ち着く。

けれど周りには、すでに“変わった側”の友達がいる。
犬系の陽斗、猫系の蒼。
そして家には、クマ寄りの父・樹。

みんな普通に学校へ行き、働き、笑っている。

急がなくてもいい。
変わっても、日常は続いていく。

これは、少しずつケモノになっていく世界で、
少しゆっくり生きる少年と、優しい人たちの日常の物語。
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