ペイン・イン・マイハート
先生の一言にさめざめと泣き崩れ
大好きな先生を嫌いたい夜を走りますよ
愛情嫉妬の量を間違えてメラメラ音を立てて
燃える純情ごころも大嫌いっていいますよ
各個の自我が邪魔になるって心の壁は
哀しみと手を繋ぐ覚悟だけしっかり受け入れます
前頭葉のオレンジ色の熱量が
心の隙間に暖かい匂いを浴びせるから
ピンク色の夜間教室の奇しき美しき女よ
たれも邪に勘ぐるなかれ
先生のあの暖かい目が好きでしたよ
好きになって寄り添いたくって
彼女の流れる黒髪を触りたいと思って
さめざめと涙流す青春の甘さに耐えてでも
出逢いを待つ休日の朝は白く寒い牛乳の世界
性さえはみ出して毒性の瓦斯が降りくる街に
耐えられない酷い濡れ方が嫌いです
野の仏にも似た先生の優しさを踏みにじり
つまらないネットの流言飛語に踊り
時には我を忘れ鬱血し
毒舌の中に性的な愛情を認めた時
先生の手伝いに徹する私の目にくだんの
さすらい猫の泣き顔が収められるでしょう
嫌われることに耐えられないなら
生きて行く資格がないのですよと
誰も彼も『誰そ彼』どきには死にたくなるんです
という真実に一番近い毒に近づきたくなるんです
遠い心の痛みを感じる神経はない
この心の痛みを伝える言葉はない