冷酷王子などと呼ばれていたようですが今からでも遅くないと心を入れ替えることにしました

　１２歳のときに本家から追放されてしまった逢坂春臣（あいざかはるおみ）。
　春臣は１５歳になっても、家を追い出された原因である女性恐怖症を克服できずにいた。
　春臣は女性を遠ざけるため、近づいてくる女性にとても酷い態度をとってしまうのだ。

　そんな春臣は、ある日ちょっとした事故に遭う。

　その事故をきっかけに、春臣は今までとは正反対の性格になった。
　女性に対してとても紳士的な態度で接するようになったのだ。
　
　女性恐怖症を克服した春臣は、大切な人を護るため東京に戻ることを決心する。
　だが、そこには春臣を追い出した本家があり──

　※第三章からがほぼ本章です。
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