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晧陽の巫女と月妖の媛巫  作者: シウ
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第四話 お茶とお菓子と塾

どうにか、ここまで書けたので投稿です。

…短くて申し訳ない。ですが、次はいよいよ…書けたら良いな。

 心地よく寝ていると唐突に聞こえてきたのは寝る前にセットした目覚まし時計の音だった。


「……うぅん…」


 二度ほど寝返りをした後、近くにおいておいた目覚ましのアラームを止める。体を起こす。


「 ふぁぁぁ…うぅ~ん…んっ!…よく寝た…」


 欠伸をした後に伸びをすると幾分か目が覚めて、そのままベットから降りてパジャマから外に出るようの服に着替える。

 着替え終えると部屋に戻る前にママが言っていた時間まであと少しだったから私はそのまま部屋を出ると下に降りてリビングへと向かった。


「…あれ、なんだか良い匂いがする…これはビスケットとかかな?」


 下に降りるとリビングの方から良い匂いが漂ってきてママが私が寝ている間に何をしていたのかが内心で予想できながらも私はワクワクを感じながらリビングの扉を開けると、甘くて美味しそうな匂いがリビング一杯に広がっていて、テーブルに目を向けるとそこにはクッキーの他に以前にもママが作ってくれた確か、ラングドシャっていう名前のお菓子と一緒にコップが二つ用意されていた。そして、リビングへ入ってきた私に気づいたママが声を掛けてきた。


「あら、おはよう明日華。よく眠れた様ね?」


「うん。ところでママ、テーブルにあるそのお菓子ってもしかして私が寝ている間に作ったの?」


「ええ、少し前に出来上がってね。お茶も出来てるから一緒に食べましょう?」


「は~い」


 ママに返事をしながら私は席に着くママも座るとテーブルに置いていた急須を手に取るとママと私の分のコップにそれぞれ紅茶を入れてくれた。


「ありがとう」


「いいのよ。それじゃあ」


「「いただきます」」


 そうしてママは紅茶、私はママが作った二種類のお菓子の内の一つのラングドシャを手に取って一口食べると口の中に砂糖と卵の甘さが口の中に広がる。


「美味しい!」


「そう、それなら良かったわ」


「あ、ママこれ塾の時に幾つか持って行ってもいいかな?」


「大丈夫。咲月ちゃんと香穂ちゃんの分はちゃんと用意してあるから気にしないで食べなさい」


「本当!」


「ええ」


「ありがとうママ!」


「うふふ、どういたしまして」


 ママが作るお菓子に外れはなくすごく美味しいので出来れば幾つかを咲月ちゃんと香穂ちゃんにも食べさせてあげたいと思いママにお願いするとママはまるで私がそう言うのを分かっていたかのようにそう言ってくれたので、私はその後気にすることなくママお手製のクッキーとラングドシャを心一杯堪能したのだった。

 そうして、お茶とママお手製のお菓子を堪能して少し経って、私は玄関で靴を履いて立ち上がる。

 そろそろ家を出ないと朝の様に待ち合わせに遅刻してしまうかもしれなかったので、少し早めに家を出ることにした。

 もちろん必要な筆記用具などを入れた鞄も持っているし、鞄の中にママがあらかじめ包んで準備してくれた咲月ちゃんと香穂ちゃんの分のお菓子もバッチリ入れていた。


「それじゃあ、行ってくるね」


「ええ。気を付けて行ってらっしゃいね」


「うん。じゃあ行ってきま~す!」


 ママにそう言って私は外に出ると朝待ち合わせた場所へと歩き始めた。


「う~ん。やっぱり風が気持ちいいな~」


 家を出て歩き始めると、空から差す陽の光が温かくそれよって程よい風が吹く事で私の気分も温かくなる。


(今度、三人でピクニックとか一緒に遊びに行きたいな)


 もちろん、宿題もちゃんとしないといけないけれどそれでも明日から春休みという事に私は春休みの間に何があるのかなと本当にワクワクしていて、そうするとあっという間に待ち合わせ場所についてしまった。


「…流石に、早く来過ぎちゃったみたい…?」


 家を早く出た事と思っていた以上に速足で来てしまったせいで、二人の姿はまだなかったので私は近くのちょうどいい大きさの椅子に座ると二人が来るまでの間ただ何となく空を見上げている時間を過ごしていると風に乗って近づいて来る足音に気が付いた。


「あ、明日華ちゃん!」


「香穂ちゃん!」


 声を掛けられた方を見ると香穂ちゃんがこちらへと歩いてきて近づいて来ている所だった。


「早いね。もう来てたんだね」


「うん。朝遅れちゃったから早めに来たんだけど、少し早く来過ぎちゃって…」


「そうなんだ。気にしなくても良かったのに」


 と香穂ちゃんとそんな事を話していると待ち合わせをしていたもう一人である、咲月ちゃんが姿を見せた。


「お待たせ。もしかして待たせた?」


「ううん。待ってないから大丈夫だよ、ね?」


「うん。寧ろちょうど良かった」


「そう? なら良かった」


「あはは。あ、そうだ」


 私が待っていない事を伝え、香穂ちゃんからも待ってない私と同じように言ってくれたお陰で咲月ちゃんは何処かホッとした感じで胸を撫で下ろしたようだった。とそこで私は鞄の中から二人に渡そうと思っていたある物を取り出した。


「はい、これ。ママお手製のお菓子」


「あ、ありがとう。そう言えば前に明日華ちゃんの家に行った時もお母さんが作ったお菓子も美味しかったよね」


「そうね。アレは本当に美味しかったわね」


「えへへ。今回のお菓子も美味しいから、家に帰って食べてみて!」


 とそんなこんなでお菓子を渡した後、私達は三人一緒に話しながら塾へと向かったのだった。

少しでも楽しんで貰えると嬉しいです。そして、不定期にこちらも出来次第に投稿します。

次話は今話よりも話が書きやすいので、頑張りたいと思います。

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