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「穴」  作者: あらた
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〜ある名コンビの物語〜

これは、探偵の物語りである。

我々は、探偵、それもちょっと変わった名コンビである。


ある日、我輩はトンネルを見付けた。

黒い穴である。

「何かな?」

我輩はピクッと無い筈のヒゲが何かを感じとった。

「何かある。」

我輩は確信したのである。

そこでだ、"読run君"に尋ねたのである。

「君はあそこに何かあると思うかね。」

「あるね。」

彼は躊躇なく答えた。

そして、我々は手元のライターを頼りにのっそりと入って行った。


中は真っ暗く湿っぽい空気が漂っていた。

"ザクッザクッ"と足音だけが聞こえ、穴は思ったよりも大きかった。

我輩は鼻をピクピクさせた。

"読run君"も鼻をピクピクしている。

二匹の動物が獲物を狙っている様に見えるだろう。

我輩は、ふと足元を見た。

岩と岩が重なり合い水がひたたっている。

ライターの火でキラめく水面。

それは、ダイヤモンドを散りばめた様だった。

次に我輩が見たのは天上である。

天上には無数の虫がいる様だった。

ダイヤモンドに虫。

何ともギャップのある事か。

我々は徐々に歩みを進める。すると、穴は次第に小さくなっていっている。

(これまでか、、、。)

と思った時、"キラッ"と光る物が見えたのだ。

(おやっ?)

やはり"読run君"の推理は正しかったのだ。


続く.....



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