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白銀に踊る ~四人の聖女達は愛に貪欲に生きることにした~【第1部連載中】  作者: tamn
第1部 落とされた四人の聖女達 三章 黄金は真を覗く
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11 かの人は語る

 あの日、王城の夜会で見た国王とはずいぶんと変わり果てていた。顔はずいぶんとやつれ、細くなった一人の年を重ねた男がベッドの上で静かにこちらを見つめていた。


「何から……話をするべきか」


 威厳、威圧は何も感じず、ただそこには終わりを待つ一人の男だった。


「全てだ」


 短くヴィンセントが言い捨てた。

 アウグストは同じ琥珀の瞳をゆるりと動かし、天井へと向けた。


「言い訳と捉えても一向に構いません。私も、これがただの言い訳に過ぎないと理解しておりますから」


 懺悔をする前置きのような言葉を言った。



 -*-*-*-*-*-*-*-*-*-



 アウグストが聖女と大神官に話があると聞いたのはつい今朝の事だった。

 奈緒のおかげで意識を取り戻し、多少の会話も出来るようにまで回復したらしい。とはいえ、まだ長く話せるほど回復はしていないようだが、それでも話をしなければならないことがあると強く言ってきたのだと言う。

 まだ王城へと向かっていないというのに、話をしていたヴィンセントはもう疲れを見せていた。もはや隠すのすら億劫になったのか、話の途中に薬を水無しで飲み込んでいた程だ。

 そんな姿を目にしてしまった以上、あちらの要求通りにすぐさまに王城へと向かったのは言うまでもない。

 王城へと足を踏み入れた瞬間に大神殿とはまた違った景色が見え、伊織はすぐさま帰りたい気持ちになったがもう後には引けないと先頭を行く奈緒の後ろ姿を見たまま、アウグストがいる部屋へと向かい、そういて今に至っている。



 王の私室は随分と薄暗かった。

 重たいカーテンは半分ほどしか開けていないせいもあるが、使われている色彩は随分と暗いものばかりだった。

 室内の暖かさを保っている魔具は、大神殿では見ないであろう金や銀がつかわれた随分と装飾がこったものだった。極めつけに中央の硝子の中に浮かぶ橙の光はまるで炎のように揺れていた。

 まるであの日に見た、静の炎のようだった。

 いつまでも見ていたかったが、伊織は後ろ髪を引かれつつもアウグストの覇気がない言葉に耳を傾けた。


「私は夢の中でとある神と出会いました」

「とある神? 我らが神ではないのか」

「……我らが神ではない。であれば、このような事態にはならない。そうだろう?」

「……ああ、まさしくな」


 伊織達が口を挟まない代わりに、ヴィンセントが相槌を打つように会話を重ねていく。

 アウグストはぐっと険しい表情を浮かべた。


「ただ……分からないのだ」

「分からない? 名は名乗らなかったのか?」

「名乗られた気がしたが、聞き取ることは出来んかった。その夢を繰り返し見ているうちに何故だろうか、その声の主を我らが神であると、認識してしまったのだ」


 アウグストは骨ばった片手を動かし、自身の顔を覆った。


「ああ、我らが神よ。アルカポルスよ。私はなんと愚かなことを……」


 嘆く男に誰もが言葉をかけられないでいた。

 それは狙ってアウグストを傀儡としたのだろう。一国の王さえも容易に操る強大な存在に、一体どうやって太刀打ち出来るだろうか。

 しかもそれは夢を伝ってくるというのだから、そう簡単に対処の仕方なんて思いつくはずがなかった。


『人間の王よ。人間は間違うものであることを私達は存じています。しかし時は常に進んでいます。懺悔よりも先に、何があったのかを私達にお話くださいませんか?』


 突然、ヨルが言葉を放った。

 伊織は慌ててヨルに触れたが、ヨルは身をよじり、頭を高く上げ、アウグストを見下ろす。

 アウグストは口をぽかりと開けたまましばらく呆けていた。どこか滑稽にも見える反応を見せたまま動かないのにしびれを切らしたのか、ヨルはそのまま続けた。


『私の名はリディアータ。しかしこの姿の今はどうぞ、ヨルとお呼びください。人間』

「……まさか、ああ……いえ。そう。時間が無いのはその通り。嘆くのは後にしなければ」


 自ら正体を明かしたヨルに、アウグストはゆっくりと瞬きをし、起き上がろうとした。

 控えていたエドヴィンがその手助けに周り、上半身を起こすといくつもある枕に深く身を沈めた。

 その動作さえ、深い一息をついたアウグストはヴィンセントによく似た琥珀の瞳を向けた。


「その神に、おそらくは思考を塗り替えられたのだろうと思います。まるで夢を重ねるうちに天啓であったかのような心地を覚えました。神はおっしゃいました、後少しだと」

『後少し、とは?』

「……後少しで、私は復活を遂げる、と」


 伊織はゾクリと冷たいものを背中に感じた。

 聞こえるはずがない足音が、ヒタヒタとすぐそばまで近づいているような気がした。


「そのために神は私にこのようにおっしゃられました。人間をすでに見放した神と、愛娘達を排除せよ。我こそが人間達の希望となる神にならん、と」

「それはいつからだ。まさか最近のことではあるまいな!」

「……もう、どれほど経っただろうか。ああ、そうだ。お前が大神官になった年だ。そこから、どうも記憶が曖昧になってしまっている。まるで、常に霧の中にいたような……そのような感覚だった」


 問いただしたヴィンセントはその答えを聞き、小さく息を飲み込んでいた。何か思い当たる節があったのか、それとも何か別の理由か。

 ヴィンセントは何も言わずに唇を強く閉ざしていた。

 その様子に気づいていないアウグストは自嘲気味に笑みをこぼしていた。


「そう……その前から、他の者達が妙なものを口走っていたのは気づいていた。ランスロットは気づいていなかったようだがな」

「……申し訳ありません」

「良い。お前は別の役目もあったうえに、妙なものを口走っていた者達のほとんどはあやつの者達だったからな」

「あやつとは?」

「マティアスだ」


 伊織はもちろん、奈緒や真咲も知らない名前だった。

 一体誰なのかと各々の騎士達に視線を向ける中、エドヴィンが先に説明をしてくれた。


「マティアス・カール・ロトアロフ殿下。側妃のご子息で、現在はここではなく、ノーザイン城におります。同じく王位継承権を持ちます故、交流というものは中々になく……。しかし、それは一体」


 アウグストは夏の間、ノーザイン城で過ごしている。おそらくはそこで聞いたのだろうか、ランスロットが気づかなかったということは、この王城でも囁かれているものなのかもしれなかった。

 一呼吸おき、アウグストは言う。


「凍土を早く壊さねば。大地を早く揺るがさなければ」


 大地に関係する神であることは明らかだった。そして凍土という言葉から即座にこの場にいない愛娘の姿が伊織の頭の中で浮かび上がった。


「……凍土って、確かユフィアータの」


 凍土の揺り籠。それはユフィアータを示すものだ。

 独り言のようにポツリと呟いた伊織の言葉が聞こえたようで、アウグストが小さく頷いた。


「だから私は私兵を使い、調査をしていた。王都にほど近い神殿にはとくにこれといった変化等はなかったが、遠くに位置する神殿になるにつれて置かれているものが知らぬ間に変化していた」


 いつの間に。と、小さくヴィンセントが呟いた音が聞こえた。

 さすがにアウグストまでは届いていなかったようで、こちらの様子を気にもとめる事なく続けた。


「さすがに我らが神、アルカポルスの彫像はそのままだった。しかし愛娘達に関するもの、とくにユフィアータに関するものが失われていたのだ。聞けば盗難や、賊の被害にあったと。大神殿の方に被害の報告は上げているが、しかしいつまでも返答がないと聞いたときは愕然とした」

「何故! それを黙っていた!」


 吠えるように声を荒げたヴィンセントに、アウグストは視線を落とした。


「どう伝えるべきかと考えた。しかしお前はあの時、大神殿内にいる馬鹿共を一掃している最中だっただろう? 加えてそちらにも敵がいるという状況だ、下手に伝えるにはいかんだろう?」

「それでもっ……!」

「それならば、何故僕にお伝えをしていただけなかったのですか」


 さらに詰めようとするヴィンセントを片手で制しながら、ランスロットが問う。

 口調は冷静であったが、隠しきれない苛立ちが歪んだ口元からうかがえた。

 アウグストはその二人から視線を外すことなく答えた。


「危険が及ぶと判断した」


 その答えは王としてか。それとも、父としてのものなのか。

 どちらにも取れるが、伊織の瞳に映ったその姿はその両方が見えた。


「残念ながら紙による記録は残しておらん。文書にすれば私がこれを調べているのを知られる上に、すでに私兵の二人が殉死したからな。そして今残っている者は誰もおらん。全く……屈辱的なことだ」


 アウグストの周囲にはすでに敵しか残っていなかった。だから、この部屋にはアウグストに仕えているような騎士や侍従の姿がないのだと今になってようやく知った。

 側にいたはずのランスロットさえも気づけないほど巧妙に隠され、そして知らず知らずのうちに敵が周囲を囲い込んでいたのだ。

 しかしその名の知れず神に洗脳に近いことをされていたというのにアウグストは本能的になのか、ランスロットに危害を加えないどころか遠ざけていたのだ。

 これが王の姿であり、父としての姿なのだろう。

 万全の体調で改めて出会える時があれば、厳かに内から滲みでている輝きはもっと美しい光だったはずだった。


「おそらく、私は用済みなのだろう。だから今、拘束を解かれたというわけだ。ただ誤算があるとすれば、私がこうして回復してしまったことだろうがな。ははっ」

「笑いごとではありませんが」

「おお、すまん」


 ランスロットに小言を言われながらも、アウグストは薄い笑みを浮かべたままだった。


「ランスロット」

「はい」

「ここまで話せば分かる通り、マティアスは彼の神を信仰している。それも、我らが神を地へと堕とし、その場所に据えようとしているくらいのな」


 ようやくあと少しで全ての元凶にたどり着く。名は分からないが、それでもいる場所さえ分かれば何とでも出来る気がした。

 しかし状況は想像したよりもずっと深刻だった。


「以前の状態だったからか何も疑問にすら思わなかったか、あちらの神殿はもはや彼の神に対する祈りを捧げる場所となってしまっている。愚かにも我らが神の彫像なんてものはない」

「そんな……! しかし、それなら他の者達は」

「おそらく、あの場所は全て彼の神の支配下になっているのだろう。もはや、あそこは彼の神の聖域に近い。静寂の山も、もはや危険だ」

「昨年の儀式では何も……!」

「ああ、そうだ。何一つ、変化はないように見せていた。あれらも、私もな。そして彼の神の名を誰も知らぬ。しかし、だからこそ声高に毎日の祈りや、あの儀式の時に言えたのだ。()()()()()、と」


 天の神、アルカポルスが眠ってしまったのはきっとこれが原因なのだろうと伊織は分かってしまった。

 すでに祈りや願いはとうにすり替えられていたのだと。


「この国がいつから彼の神に祈りを捧げるようになったのかは分からん。しかし彼の神は天ではなく、この大地に根差す何かなのは分かっている。とくに、ユフィアータを毛嫌いしていたからな。ああ、銀の聖女には会えんかったが、もし一目でも会えるのであれば……いや、謝罪をしたところで赦されることではないだろうな」

「静ならきっと赦してくれるよ。一発殴られるかもだけど」


 無意識に、伊織はアウグストに向けて口を開いた。

 自分でも内心驚きつつ、しかし静ならば必ず赦すだろうと確信が持てた。

 なんだかんだ静は周囲に無関心を装いつつも、とても甘いのだ。ただ単に考え方がかなり捻くれているせいで、いつもくしゃくしゃになった紙や解けないくらいに丸まった糸くずを大層大事そうに抱えているのだが。

 けどもやはり手は出るかもしれないので、それだけは止めようとは思ったが、何故かアウグストは楽し気な笑みを見せた。


「……ふっ、そうか。ああ、聞いているとも。とくに深紅の者達が噂をしていた」


 どうやら止める必要はなさそうなことに伊織は少しだけ安堵した。が、奈緒が軽く額を抑えているのが目に入った。

 アウグストは浮かべた笑みを消し、改めてヴィンセントへと視線を向けた。


「大神官殿」

「……ああ」

「私はこの度の責を背負い、この命の灯火が消えるその一瞬まで責務を果たすことを我らが神、アルカポルスに誓う。そして無事に解決した暁には、私は王位から退き、ランスロットに王位を継がせるつもりだ」


 王族。特に国のこう言った成り立ちについて伊織はしっかりと理解しているかと問われれば、理解してはいない。

 だが今この場においてアウグストが発言した内容というのは、きっとこの場で決めて良いものではないということだけは分かってしまった。

 くわえて見えてしまったのだ。自身の胸に剣をつきつけようとしている様を。

 自身の命と引き換えに成し遂げようとしているようにも見て取れてしまった。

 誰もがアウグストの今の言葉に驚きを隠せずにいる中、ヴィンセントはいつもの態度のまま、黄金の瞳をそっと細めた。


「おい、まさか。解決して終わりかと思っているのか? 耄碌爺」


 そして発せられたいつものような言葉は、けれども国王相手にするにはどうかと眉を顰めそうなものだった。けども父の子として見れば、その言葉はどこか温かいものだった。


「その後はどうするつもりだ。国の立て直しをするのが王である貴様の役目だ。その役目を放って隠居するとは、今の誓いは何だったのか今一度問い詰めたいところだな」

「……そうであろうか。私が立て直すにしても、また同じことが起きるとも限らないだろう?」

「なら都合の良い立ち位置でも作ればいいだろうが。その程度、容易いだろう?」

「堂々と汚職しろと言っているようなものだな」

「でなければ、隠居するのは立て直しが終わってから隠居するんだな。父上」


 今度こそはっきりと父と呼んだヴィンセントに、アウグストは呆れたように首を緩く左右に振った。


「……私情が隠れていないぞ」

「今更だ。だいたいなんだ? 俺が大神官になった途端に支配されたのか知らんが、面倒ごとに巻き込まれやがって! 巻き込まれるならさっさと俺に知っている情報を全部寄越してからにしろ!」

「ああ、あれは参った。自分の息子の晴れ姿を見て、つい、浮かれてしまったのが良くなかった」


 思わずアウグストからの反撃に、ヴィンセントは今度は言葉をつまらせた。そして聞き役を徹していたランスロットが困った顔を見せつつも、アウグストの援護に回った。


「あの日の父上は今までに見たことがないほどに上機嫌だったんだよ。普段飲まれない酒をこれでもかと飲まれていたしね」

「嘘だろ……?」

「いや、本当だよ。父上が二日酔いになったところを見たのはあれが初めてだったよ」

「これ、ランスロット。ばらすんじゃない」


 アウグストは口では注意しているが、その顔はランスロットと同じく優しい笑みを浮かべていた。

 そんな二人を前にし、ヴィンセントはぐっと眉間に深い皺を瞬時に刻んだ。


「っ……ともかくだ! 我らの敵はノーザインにいることで間違いがないということだな!」

「ああ、そうだ。そしてこの国中に多くの信徒達がすでにあちら側へとなっている」

「チッ……厄介なことだ」


 王都やそのノーザインのみであればまだ話は早かったが、国全体ともなればたかが数人の集まりでどうこうできる話ではなかった。

 しかし、やらなければいけなかった。

 巻き込まれてしまった時点で逃げるなんて選択は欠片も残されていなかった。


「ヨル、その……どうすれば」


 それでも伊織は湧き上がる不安に耐え切れず、ついヨルに何か良い解決策は無いかと聞いてしまった。

 ヨルは考えているのか、細長い舌をちろちろと動かしていた。


『そうですね……。元の姿に戻り、各地にある神殿に私達が姿を見せれば変わるのでしょうが……』

『今のあたし達にはまだ、その力が戻っていないっていうのが正直なところね。ちょっと前なら、姿を一瞬見せるだけでも良かったけれど、そいつが邪魔している以上、下手に姿を見せた方が危険っぽいし』

『ええ、狙われてしまうわねぇ。ユフィがまだ眠っているから尚更だけども』


 力が万全ではなく、さらに欠けているような状態である以上、愛娘達が姿を見せればそれこそ敵の思うつぼ。格好の餌食にしかならない。


「眠られている……?」


 メルの最後の言葉に、アウグストがどういうことだと視線でヴィンセントに問う。

 ヴィンセントはああ、と小さく声を漏らし、正直に答えた。


「ユフィアータは今、眠ってしまっている。あの夜会で起きたあれのおかげでな。そして、我らが神、アルカポルスもとうの前に眠られてしまっているという話だ」

「なんと……」


 まさしく絶句したアウグストは口を手で覆い、そのまま動かなくなった。深く思考をしているのか、厳かな光が小さく点滅を繰り返していた。


「……あの」

「どうしたの、真咲」


 一体どんなことを考えているのかとよく見ようかと思った矢先、小さな真咲の声が静まり返った室内に響いた。


「えっと、その、ただの思い付きって言うか」

「ええ、大丈夫よ。聞かせてくれる?」


 自信なさげに言い淀みそうになる真咲に、奈緒は安心させるように微笑みかけた。

 空色の瞳は落ち着きなく左右に動きながらも、奈緒の顔を見て少し安心したのか瞳がぴたりと止まったと同時に続けた。


「あ、あたし達が……他の神殿とかに行ったら、ちょっと変わったりとかしないかなって」


 ぱっとヴィンセントとアウグストがそろって顔を上げ、真咲に視線を向けた。


「巡礼か」

「ああ、確かに。それなら……しかし、危険だ」


 良い考えだと言わんばかりのヴィンセントにアウグストが苦言を呈した。


「愛娘の聖女である彼女達が各地の神殿を巡るのがおそらくもっとも効果的な手段だ。しかしそれは同時に、すでに彼の神に支配された地へと向かうことになるのだぞ」

「ああ、分かっている。分かっている、が……」


 アウグストが言わんとしていることを理解していたヴィンセントは深く息を吐き出した。


「……一先ず、持ち帰りだな。兄上」

「分かっている。こちらのことは任せてくれ」

「期待はしていない」


 厳しいヴィンセントの言葉にランスロットは困ったように笑みをこぼして見せるが、頼られたことに対する喜びは隠せないでいた。

 ヴィンセントは意味が分からないと言わんばかりに顔をしかめ、踵を返した。


「戻るぞ」


 有無を言わせないその一言に、誰もが従う他なかった。

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