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第0話 登場人物

第1話から第10話までの主要登場人物です。

第0話 登場人物


福宮(ふくみや ) アヤコ:浅草の柳北(りゅうほく )小学校に通う6年生の女子。両親が失踪した過去を持つが明るく前向きな性格。勉強はあまり好きではないが、成績は標準になるよう気をつけている。祖父も鳥越(とりごえ )商事のクセの多い社員も慕っていて、社員からもアヤコは可愛がられている。ある日、蔵の中から放たれた碧い光りを浴びたことにより、突然不思議な力に目覚めていく。


◆福宮 政太朗(まさたろう ):アヤコの祖父。生まれも育ちも浅草鳥越(とりごえ )。江戸時代から続く日銭(ひぜに )の金貸しで鴉金屋(からすがねや )の家業を継いだ。親兄弟は全員戦死している。今は鴉金屋の名称を変え鳥越(とりごえ )商事有限会社の社長として治まっている。政太朗の妻はアヤコの生まれる前に他界。娘のトワコに婿養子を迎えたが、トワコが失踪後、婿養子は出奔(しゅっぽん )した。それ以来、男手ひとつでアヤコを育てている。かなりの負けず嫌い。鳥越神社のお祭り男でもある。


松葉(まつば ) 正太郎( まさたろう):通称マサ、マサ()い。本名を知る人は少ない。額に斬られた傷を持つ。昼でもサングラスをかけ、白いスーツに黒いワイシャツ、赤いネクタイ、白い靴の服装を好む。時々、バイクでどこかへ出かけている。口数も少なく謎めいたところがある。


◆マクノウチさん:元前頭(まえがしら )力士(りきし )五月(さつき)海山(かいざん )痛風(つうふう )が悪化したことで30歳で引退したが、120kgの迫力ある巨体に政太朗が目をつけ、鳥越商事の取り立て一員として社員にした。口が悪いため、ささいなケンカが絶えないが根に持たない性格。鳥越商事に来てから30kgの減量に成功したことを自慢している。浅草出身。


◆トビさん:上野池之端(いけのはた )の大工で棟梁(とうりょう )鳶辰(とびたつ )の息子。通称は池之端の辰一(たついち )。中学校を卒業して15年目に棟梁になったが、36歳の年に銀座で建築中のビルから、見習い職人をかばって転落し、左腕を複雑骨折して家業を放棄した。父親の大工棟梁が政太朗と同じ鳥越神社のお祭り男のよしみで口添えされたため社員となった。


◆ジンギさん:元浅草金杉組(かなすぎぐみ )のヤクザ三筋(みすじ ) 豪。通称は三筋の兄貴。若頭(わかがしら )の地位を争っているところ、相手の策略にハマって小指を落とすことになった。ケンカっ早く博打好き。政太朗とは麻雀店で知り合っていて、事の経緯を知った政太朗がヤクザ稼業から足を洗うように勧め、カタギになる約束で鳥越商事で働くこととなった。


◆パンチさん:元ライト級のプロボクサー、ビクトリー勝田(かつだ )。日本チャンピオンとなり多額のファイトマネーが入ったため、スポーツカーを購入したが、その車で交通事故を起こして視力が悪化してしまう。再起不能と診断されたことでプロから引退する。しばらく無職の生活を送っていたが、中学時代の同級生で元前頭力士の五月海山が鳥越商事に入社したことを知り、政太朗に頼み込み、鳥越商事に入社した。


◆ゼンザさん:元落語家で前座(ぜんざ )まで上った根岸亭(ねぎしてい )楽々(らくらく )。根岸亭の師匠の娘、初音(はつね )と相思相愛になり、初音が妊娠したことで破門されるが、噺家(はなしか )として人気が出てきていたところだったため、師匠も謝罪を受けとめて結婚することで許された。子どもも生まれ3人家族で過ごしていたが、地方に寄席(よせ )の出張公演した帰り、たまたま遊びに行ったキャバレーで15歳の演歌歌手「蝶々(ちょうちょう )美花(みか )」に一目惚れし、二人で駆け落ちした。再度、落語家は破門、根岸亭とは絶縁となっていたが、鳥越神社のお祭りで景気の良さそうな鳥越商事を目にして、政太朗に雇ってくれるよう頼み込み入社した。


龍泉寺(りゅうせんじ ) 拓臣(たくおみ ):アヤコの通う浅草柳北(りゅうほく )小学校の新任教師。実家は龍泉寺製薬株式会社で、龍泉寺家は平安時代に源氏、平氏と並ぶ橘氏、橘諸兄(たちばなのもろえ )葛城王(かつらぎおう )を祖先に持つ家系であり、呪術道を極めた修験者(しゅげんじゃ )(おさ )として、今も各地で修験者たちを秘密裏に活動させている。千年以上前世からの記憶を忘れずにいる体質を持ち、特殊な能力も合わせ持つ。


清島(きよしま ) 奏絵(かなえ ):アヤコの通う柳北小学校に転校してきた6年生の女子生徒。実家は清島建設株式会社で、(あがた )犬養(いぬかい )(たちばなの )三千代(みちよ )を母とする葛城王の弟で橘佐為(さい )(佐為王)を祖先に持つ家系であり、霊力を持つ歩き巫女を束ねる一族。龍泉寺拓臣と同じく、千年以上前から前世の記憶を持ち、霊力と合わせた特殊能力を使える。


真島(まじま ) 艶乃(つやの ):アヤコの通う柳北小学校、6年1組の担任教師。実家は千葉の醤油(しょうゆ )蔵元(くらもと )で真島醤油造場(ぞうじょう )。蔵元の一人娘で跡継ぎだが、公務員の教職に憧れ、都内で一人暮らしをしている35歳。思い込みが強くプライドが高い性格。ときどき生徒を見下すクセもあるため、真島を慕う生徒はおらず、当然生徒の人気もない。

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