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アンラッキーハッピーバレンタイン

作者: 月光紳士

学校の下校のチャイムがなり響く 恋する乙女達は急いで帰路にたつ

自分の心の中に思う人を写しながら ある一人の乙女もそうだった


「蓮火!蓮火!やっぱり、清水君に渡すの?」

「あたり前でしょ!凛里。その為に今日は急いで帰ってるの」

そう。この乙女こそ今回の主役『白谷蓮火』本人である。

そして、恋の相手は『清水海斗』である。

「蓮火はいつも頑張るよね…私は応援してるからね♪」

「凛里、ありがとう!私、清水君に好きって絶対言うからね!」

「うん!そうと決まれば…家に帰ってすることしなよ?」

「わかってる♪明日の朝ね。バイバーイ」

元気に手を振りあって彼女達は別れていった。


~~~~バレンタイン当日~~~~

「おはよう、凛里!」「うん!おはよう、蓮火」

朝の教室はどこか浮き足立っていて、むず痒い感じがした。

すると、何やら怪しげな噂が彼女達の耳にも入ってきた。

『ねぇ、知ってる?清水君、今年は好きな人以外は貰わないらしいよ?』

『えぇーショック…折角清水君にチョコ作ってきたのに…』

『だったら、誰から貰うつもりなのかなぁ?』

『やっぱり、幼馴染みの山中さんじゃないの?』

『山中さんなら、応援するよ。というか、譲るよw』

『確かに、美人には勝てないw』

まだまだ続く噂話を耳に通さなくてもわかった。

自分の作ったチョコは受け取ってくれないというこのがわかっただけで充分だった。

「蓮火?ただの噂だから、気にしちゃダメだよ?」

「う、うん!わかってるよ。凛里。渡すって決めてるもん!」

でも、蓮火の中にはチョコを渡す勇気などもう何処にもなかった。


~~~~放課後~~~~

本当は告白するために作ったチョコを今どうするかを迷っている。

「凛里には告白するって言っちゃったしな。清水君、一応、教室戻ってくるから机の上にでも乗せとこうかな」

涙を堪えながら、机の上に置く。

どうか、彼が受け取ってくれますようにと願いながら…


海斗side

部活動が終わって、教室に戻ると机の上に可愛くラッピングされたチョコが置いてあった。

気になって誰からのものかをみた。

それは少し気になっている人からのものだった。嬉しかった。

けれど、それは俺の友達と同じラッピングをされていた。

「お前からの本命以外は欲しくない」

俺は、校門に向かって走った。窓からチョコをくれたあいつがみえたから……


蓮火side

校門を出る一歩前に走ってくる清水君に捕まった。

「あのさ、これ、受け取れない」

この世界が固まったように思えた。

差し出されたチョコを手に取り、同時に地面に落として走った。

もう、顔なんて見せられない。

家に帰って、部屋のベッドの中で泣いた。


~~~~次の日~~~~

泣き腫らした目で学校に行くと凛里が慌ててこっちに来た。

「大変だったね。でも、蓮火は頑張ったよ」

正直、慰めすら心に刺さる気がした。

廊下の方が賑やかな気がした。

見ると清水君が男友達と一緒に歩いていた。


両side

目が合ったような気がした。(目を合わせようと努力した。)

でも、悲しくなって前を向いた。(顔を逸らされたから、前を向いた)

その時、信じられない噂の言葉が耳を掠めていった。

「清水君ってさー_____」「白谷って_____」


聴いた瞬間に世界は音もなく崩れていく。


後悔して泣くまで後、何秒?


最後の方がとても読みずらかったと思います。一応、並行するような感じで書きたかっんです。かっこの中に入っているのが清水君の目線です。

こんな駄目な文にお付き合いくださりありがとうございました。

そして、こんな設定にして欲しいと言ってくれたリア友に感謝しています。

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― 新着の感想 ―
[一言] なんか残念ですね。本当は両想いなのに…。こんなすれ違いは悲しすぎるよね。 最後のセリフ、下線部は読者の想像にお任せってことでしょうか? でも、後の文章でどんなセリフになったのかは限定されます…
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