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赤のミスティンキル  作者: 大気杜弥
第一部
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第一部 主要登場人物

ミスティンキル……………ラディキア群島のドゥノーン出身。ドゥローム《龍人》の若者。五十歳。純粋な赤い“原初の色”をその身に宿すゆえ、強大な力を有している。寡黙だが、ウィムリーフのことを大事に思っている。


ウィムリーフ………………ティレス王国の王都ディナールで育ったアイバーフィン《翼の民》の娘。五十五歳。“風の司”。明朗で、人見知りしない性格。


アザスタン…………………龍頭の衛士。金色の角を持つ蒼龍。“炎のデ・イグ”でイリリエンを守護する。


イリリエン…………………偉大なる深紅のドゥール・サウベレーン《龍》。“炎のデ・イグ”を守護する龍王。


エツェントゥー……………炎の“司の長”の長老格。


マイゼーク………………… “司の長”のひとり。



<地図は→ http://shaftsof.web.fc2.com/novel/redmist/mistmap01.htm>

 アルトツァーン王国最南部の都市、ナダステルより南は、丘陵地と山々が連なる高地となっていく。

 南部に住むバイラル達は少なく、山間部には主にドゥローム達が居住する。“炎の事象界デ・イグ”に最も近いとされる龍の山、デュンサアルがあるためだ。


 ナダステルからデュンサアルに至るまで約一月の行程となるが、冬の間の往来は不可能である。ザルノエム荒野では横殴りの吹雪が連日吹き荒れ、旅人の行く道を阻む。また、海路においても冬のグエンゼタルナ海は大しけが続く上、「冬には魔物が姿を見せる」と船乗り達の間で言い伝えられているのだ。


 ユードフェンリル大陸中部の東側には、“黒き大地”と呼ばれる忌まわしき地がある。ここでは闇の力が強く集まっており、“黒き災厄の時代”に降臨した黒き神、冥王ザビュールの気配を濃厚に残しているとされている。そのためにこの地に足を踏み入れる者はザビュール信仰者を除いて滅多にいない。


 スフフォイル海を越えた南部の島は、今は人が立ち入ることなど無いとされている。

 はるか西方のフェル・アルム島よりなお広大なこの島には、かつて“魔導の時代”にラミシスという魔導王国があった。不死という禁忌を追い求めるラミシス王国と漆黒の導師スガルトは、魔導師シング・ディールと朱色の龍ヒュールリットによって滅ぼされ、以来この地は遺跡と化した。


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