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ダークなアニソンぽく

凡庸

作者: 歌川 詩季

 天才連中め。

 衰弱した自尊心を憑代(よりしろ)に顕現する

 劣等感の塊が(はね)をはやして月夜を()むよ

 賞賛で()かれたアルバムに幼き僕は

 あんな笑顔ができたのかと不気味なくらい


 才能のうえに執念を

 積み重ね(そび)える樹海で低く飛べば

 ひん曲がった(ひざ)はいつのまにかすり切れてた


 かんちがいでいいや かつて手にしてた全能感を

 再び取り戻したい

 うしろ指にさされた背中を振り返らずに

 愚者ゆえの強味

 僕にいま足りないのはそれだ



 膠着(こうちゃく)した猜疑(さいぎ)心を三叉路に誘導しろ

 親近感の正体がつらを(さら)してマウント奪う

 硝酸を()くならカルデラに身を()せたまま

 こんな無様で生きるのかとうんざりした


 才能のうえに胡座(あぐら)かき

 居眠りをしたって持たざる者に勝る

 ふんじばった(ひも)は締め直す気も()せるかい?


 総当たりでもって つまり手探りさ 可能性ぐらい

 どうにか探しあてたい

 (むし)るように()がれた背中で()う物はなく

 愚者こその強味

 僕にまだ残るのならそれだ

 いい意味で凡庸であれたんだったなら、いいのにな、です。



挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

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― 新着の感想 ―
凡鳥も  自ず由りては  在るが儘  素の儘翔けよ  鳳の如  ぼんちょうもおのずよりてはあるがままそのままかけよおおとりのごと  m(_ _)m 
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