七 弔いと組織
アマルドとの戦いを終わり、弔いを行った、、
そうして、残っていた魔獣に向かい、水が威圧する、、
しかし、水はかつての仲間を手にかけたことにより、気分が落ちていた、、
そして、「聖国」へと帰ってきた水は「魔族軍」と「魔王軍」を話す、、
アマルドとの戦いが終わり、弔いをし終え、水が顔を上げる、、
「ふぅ、、これで君たちの頭はなくなった、、まだ、ここに残ったり、人間に危害を加えるなら、、君たちも討伐するよ、、」
水がそう言った時の眼は、アマルドとの戦いで見せた眼で魔獣を見ていた、、
その眼と冷たさを感じ取った魔獣は散らばるように去っていった、、
「お疲れ様です、、水様、、その、、大丈夫でしょうか、、?」
「うん、、大丈夫だよ、、でも、帰りはゆっくり帰ろ、、」
「そう、、ですね、、」
水とリティアは、行きの速さが嘘のように、ゆっくりと帰っていった、、
そうして、「聖国」へと帰ってきた、、
一番に迎えたのは教皇であった、、
「お、、お帰りなさいませ、水さん、、」
「うん、、ただいま、僧侶ちゃん、、」
「、、私はもう教皇ですよ、、水さん、、」
「そうだね、、教皇ちゃん、、」
「これから、国を挙げた宴ですがどうなさいますか?」
「私は、、いいよ、、なんか疲れちゃって、、」
「では、水様が参加しないのであれば、私も不参加でお願いいたします。」
「わかりました、それでは、教会の一室を開けておきますので、そこでお休みください。」
「うん、、ありがとね、、」
「では、一室まで案内を、、場所は、、国が一望できる場所を、、」
「はい、では、こちらについてきてください、水様、リティア様。」
司教がそう言い、水とリティアを案内する、、
案内された場所は、国を一望できる場所であった、、
「綺麗ですね、、水様、、」
「うん、、綺麗だね、、そうだよね、、人間たちからしれ見れば脅威がなくなったんだもんね、、」
「えぇ、人間たちからしてみればあなたは英雄でしょう。」
「英雄、、ねぇ、、私は向いてないよ、、そんなの、、」
「向いている、向いていないのではないのですよ、水さん、、英雄とは人間が恐怖と感謝によってつけるものなのですから、、」
「そう、、それで、今回の主役がここに何の用?」
「実はですね、水さん、あなた、冒険者の証を持っていませんね?」
「うん、持ってないよ、、ここで作ろうかなと思ってね、、」
「そうだろうと思いました、ですので、私の名において作らせていただきました、ですが、ランクはCとさせていただきました、元々は持っていなかったものがいきなりBというのは、、」
「いいよ、、それで、、それに緘口令を敷いているのに、いきなり、Bランクはおかしいし、、」
「はい、、ところで、つかぬことをお聞きしますが「鬼邪王」と名乗っていたものは誰だったのですか?」
「あぁ、、それは「魔族軍 第四部隊長 アマルド」だよ、、」
「ま、、「魔族軍」、、とは?」
「私の部隊には二つある「魔族軍」と「魔王軍」の二つ、、「魔族軍」は主戦力になっていた、だから、君らと戦っていたのは「魔族軍」だよ、、」
「で、、では、、「魔王軍」とは?」
「私を頭とした少数精鋭、、リティアも「魔王軍」に入っていたよ、、」
「し、、少数精鋭とは、、何人で構成されていたのですか?」
「ん、、?あぁ、人数は私を含め六人だよ、、」
「あ、、あなたが一番として、、次に誰が強かったのですか、、?」
「君らが倒した門番いたでしょ?」
「えぇ、巨大な薙刀と俊敏な動きで厄介でした。」
「その子が二番手、、リティアは四番手だったね、、?」
「えぇ、私は四番手でございます、ですが、どうして、水様は私を側近に?」
「あぁ、それはね、君の固有能力が私にとっての癒しになるからだよ、、」
「そ、、それは、、ありがとうございます、、」
リティアがそう答えると、少し頬を赤らめた、、
「ふふ、、相変わらず純粋だね、、」
「イチャイチャしないでください。」
「あぁ、、ごめんね、教皇ちゃん、、」
「それで、他の者たちはどうしたのですか?」
「あぁ、それなら隠居してるんじゃないの?私が任を解いたからね、、」
「なるほど、、」
「そ、、だから、暴れるとしたらアマルドみたいな「魔族軍」に属していたやつが多いんじゃないかな?確実じゃないからわからないけど、、」
「そうですか、、では、そう考えた置きます、、と、、そうだ、貴方に会いたいという人が来ていますよ。」
教皇が水に向かい、訪問者を紹介した、、
その訪問者とは、、
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